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風と僕の歩調

釣りが好きで、台所に立つ事が好きで、音楽が好きで、毎日の暮らしの中で感じたことを僕の言葉で綴ります

『堤防のある町』  伊勢正三

2010年08月10日 | 

堤防のある町  伊勢正三


さざ波が光る陽射しの中で
あの頃の夏を捜した
堤防にもたれたら
海が見えないだろう
せっかく帰ってきたのに

吹く風に止まるカモメのように
僕はまだこの町にいて
まるで木の葉が波にのまれてしまうような
都会で傷ついた君と

時が戻りそうで
夏が終わるまでの
ほんのひとときだけの
季節にまた出会っただけの 二人

海沿いのちっぽけなストア
陽にやけたあの日の二人
スパイクを持った君と
僕はまだユニフォーム
帰りにパンをかじった

君がかわりそうで
綺麗になりそうで
ずっとそばにいなけりゃ
言葉もかわってゆくだけの 二人

時が流れそうで
夏が終わりそうで
ほんのひとときだけの
季節にまた出会っただけの 二人

君がかわりそうで
綺麗になりそうで
ずっとそばにいなけりゃ
言葉もかわってゆくだけの 二人




甘酸っぱい夏の風景が浮かびます。
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紫陽花

2010年06月21日 | 


紫陽花や 藪(やぶ)を小庭の 別座敷
              
                             松尾芭蕉

紫陽花や はなだにかはる きのふけふ

                             正岡子規



はなだに・・・藍色より薄い感じの色彩

きのふけふ・・・昨日今日



紫陽花の季節です。
子供のころ庭にあった紫陽花は、
淡い薄紫の大輪でした。

紫陽花の色は、アジサイの色素が酸性の土壌では青色が強く、中性、アルカリ性 の土壌では赤色が強なるそうです。


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青い夏  山本潤子 伊勢正三

2010年06月18日 | 


青い夏  山本潤子 伊勢正三


あの日自転車で通った道は遠く感じた
古い校舎を見下ろす丘で

約束もなく 育てた恋が
町を離れる それだけの事

青い夏 風が近づく
ミカンの白い花
好きなのに離ればなれを
ずっとうらんであげる

島の向こうに 月が出るまで
ここで待ちましょう 
もうこれ以上 話さないで

想いあふれて 別れましょうと
切りだすのは 明日でもいい

銀色に光る夜の海 小舟が波を曳く
穏やかな入江
いつまでも 揺れる心のようで

醒めてくれないの
夢はいつの日も

青い夏 風が近づく
ミカンの白い花
好きなのに離ればなれを
ずっとうらんであげる

ずっと見つめてあげる



この曲を聴くと、心は30年以上遡ります。
そして、叙情的なメロディにのせて、故郷の景色を思い浮かべます。

正やんだから作れる作品だよね。
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海風 「風」

2010年06月08日 | 

先日の大洗の海です。
季節外れの渚で潮風に吹かれ

この唄を思い出しました。



「海風」  

海風 吹いてた
あの頃いつの時も
潮の満引きに
すべてを感じて
幼な心に吹いてた
淋しい時
とても淋しい時
今も僕のなぐさめに
吹くのは 海風

海風吹いてた
今はここにいるけど
時の流れが
ぼくを変えても
今も故郷に吹く
あの日の夢
とてもきれいな夢
今のぼくに何かを
残してくれた 海風

           1977年 正やん



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菜の花のじゅうたんが敷かれる頃に~♪

2010年04月11日 | 


菜の花のじゅうたんが
敷かれる頃に
この村にやってきた
かわいい女の娘

砂利道に 足をとられて転び
泣く君のおでこに
そのわけも知らず
唇あてた暖かい春の日

幼い約束は 指きりげんまん
秋までの友達を河原の小石に託し

誰かがおはようと言った気がして
ふり向くと朝顔のむこうに君が笑ってた

お祭りの笛に誘われたふたり
仲良く手をつないで
風車まわし野原をかけた
さわやかな夏の日

夕暮れの静けさを
打破るのは
お風呂がいやだと
逃げまわる子供の声

稲刈りも終わり 冷たい風を感じる秋の日
この村を離れ遠くの街へ帰っていった君
さよならを云うために丘に登れば
田舎道 土けむり 都会へとバスは走る

都会へとバスは走る



「遠い街」  かぐや姫




暖かな春の日、菜の花の咲く土手に佇むと

この歌を思い出しました。


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「もう少しだけ がんばってみよう 」 織田哲郎 

2010年04月08日 | 
悲しみの果てに
へこたれただけじゃ
いったい、何のためにあんなしんどい思いしたんだか・・・

ほんの少しだけがんばってみようもう
あの日の僕らに、がっかりさせたくないからね


桜が舞い落ちるあの坂道で
だれかに呼ばれた
そんな気がしたんだ・・・

風の中


ほんの少しだけがんばってみよう
もう一度
今は、もういない君にゲンメツされないように

ほんの少しだけがんばってみよう
もう1度
あの日の僕らにがっかりされたくないからね





昨日の続きです。

へこたれそうな時・・・
亡くなった友に見られているみたいでさ。


時にそんな気持ちで激励されています。

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「古都」 京都へ

2010年03月31日 | 
「古都」

別れた人には京都が似合うと
初めて気付いた木屋町通り

古い都への出逢いとはいつも
こうして始まるのでしょうか

いつか いつか こんな時が来るねと
君は・・・・
遠い空を見つめて
つぶやくように云った


いつも賑やかな四条通りにも
悲しい目をした人がいる

嵯峨野のあたりに沈む夕陽さえ
急いで僕から逃げてゆく

何もかもが 僕に背中を向けて
僕は・・・・一人とり残されて
しまったような気がする

                   1976年 正やん



実は、明日、京都へ旅立ちます。
中学校の修学旅行ぶり。

桜を見て来ます。
清水寺、
八坂神社、
そして、哲学の道を歩きながら人生を振り返ってみます。
なんて、歩く後ろ姿で語れる男になりたいね。

さて、どんな旅になるやら。
帰ってきたらまた、報告します。

明日は、早いのでおやすみなさい




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「水曜日の午後」オフコース

2010年03月10日 | 
昨晩から、降り始めた雪は、積もるのかと思いきや、朝は雨
関東地方だけ午後から晴れました。

そして、今日は水曜日です。
記憶は30年ほどさかのぼり、
こんな唄を思い出しました。


水曜日の午後

もう少し早く気がつけば
誇りと自信を失くして
どんなに小さくなった自分でも
夢さえあればなんとか生きてゆける

あたたかい雨の降る水曜日
少しだけ心も落ちついた
夕方には晴れるかな

朝もやにつつまれた公園で
ふりそそぐ透明な木漏れ日に
まだ何かできるかもしれない
そんな望みを感じながら

あたたかい雨の降る水曜日
少しだけ心も落ちついた
夕方には晴れるかな

あたたかい雨の降る水曜日
少しだけ心も落ちついた
も一度はじめよう
                By オフコース


明日から暫く暖かな日が続きます。
感謝。
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「春のやさしさ」

2010年03月05日 | 
今日だけ暖かな一日でした。
春を感じましたね。


「春のやさしさ」

限りない夢 見続けても
夜明けは必ず訪れる

春の日差し優しすぎるくらい
人の心を染めるよ

時の流れと陽だまりの中で
香るのは春の花
木漏れ日見つけ
幼い頃 思い出すのもいい季節

 
窓から見える慣れ過ぎた景色も
思い思いのひと時

子供達の走り回る姿
心は時をさかのぼる

いつも故郷思い出せば
季節と共に彩られる心の中

                 (1978年)

でも、明日からしばらく冷たい雨だそうです
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「 風 」 そんな暮らしの中で

2010年02月01日 | 
夕方からここ埼玉も雪に変わりました。
昨年は、降りませんでしたよね。
定かではありませんが・・・

一昨年は、1月1日元旦の写真で登場した雪だるまさんを作ったのを覚えています。
その後、下の娘と雪合戦をして・・
ぶつけて泣かして・・・
妻に叱られたのを思い出しました

今晩、深々と降る雪はいつまで続くのでしょうか。

明日の朝、喜ぶのは子供達だけでしょうね。


そんな暮らしの中で

2センチ足らずの雪が 科学の街東京を
一日でぬりかえる
その変わらぬ雪の色に
人は何を思うのだろう
変わりゆくこの日々に

寒さの中に隠れているのは
暖かさなのだから

冬の朝
目覚めた時の あと五分の幸せを
誰もが知っている         By 正やん
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