精神療法家 増井武士のブログ・バリ島日本人自殺予防ヴィラオーナー(レンタル可)

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「来談者のための治療的面接とは」の本を読んだ方から、感想が届いています。

2019-06-26 21:20:53 | 日記
 

 (バリのヴィラの玄関前の広場にいる子牛です。鹿ではありません。直子とは仲良しで、たまに勝手にヴィラの庭に入って来ます。)

 「来談者のための治療的面接とは」の本の感想などが届いていますので、今回は三名の方の感想を紹介します。
掲載については、承諾を得ています。感想、有り難うございます。

バイジーの女性 Aさんより

 今日もバイズありがとうございました。
あの後、先生の本を読みたくなり、近くの喫茶店に寄り、今読み終わりました。
帰って夕飯の支度をしないと、と思いながら止められず、一気に読みました。
うまく言葉にできませんが、この本を読めてよかったです。
最初から最後まで続けて本を読んだのは久しぶりでした。
私は、先生に出会えて本当によかったと思いました!!
また明日からの仕事も空回りにならないよう、楽しみです。

関東の男性 Bさんより

 恐縮ながら、純粋に面白く、そして「自己学の爆発・ルネッサンスだぁ~」というのが全体的な感想です。
あと、偶然にも…私が直接、先生にお会いする前に…書籍の中でお会いした順序が、新刊の章の順序に近く…勝手に喜んでます。
それは講談社の「迷う心の整理学」と「職場の心の処方箋」を通して、(恐縮ながら)その後、確信を持って全ての書籍を読もうという動機が芽生え…まず「自己学」次に「技法の自己促進的と自己補完的」の概念が・・・私に刺さったことが「会ってみたい・・・」という引き金でした。
つまりは、一般的な読者も・・・そういう流れだと理解・納得して、進めるのかと…(勝手ながらに)私も思いました。
その一方で、ことばだけの面接で完結しているレベルの読者兼心理士たちが、どこまで理解できるのかなぁ~という疑問とともに期待している面もあります。
それは、自分自身がことばだけの面接の壁や限界にさしかかってからの…先生や先生の書籍の出会いだったからです。何人かの知り合いにLINEで勧めると、「いい本なの?」「おすすめポイントは何ですか?」「そんなためになるの?」などとあり、私の返答が<面白い!…正直、体験の蓄積次第と返していたからでもあります。
(以下、内容についての細かい感想などが続きますので、省略させて頂きます。)

関東から集中講義を受けに来られた男性 Cさん

集中講義ですが、後述するように理論や方法に頼りがちな私にはカウンセリング指導を見られたことが、こころを聴くことへの道を少し開いてくれたように思います。PCAGIP臨床版は村山先生のPCAGIPの方法を踏襲するだけだった私にとって吟味するきっかけをくださいました。テープは聴くことが難しかったのですが、解説で理論と実践が密接に結ばれているため、何かしら私の糧になったように思います。ワーク、PCAGIP臨床版、テープにある臨床、いずれも馴染むに遠いため、馴染むように、臨床で用いれるように、今後も増井先生より学んで、盗み取っていきたいと思いました。

次に箇条書きに『来談者のための治療的面接とは』の感想を述べます。
本物の臨床家は、治療や満足度の観点から自身の面接を検討しているのだと思いました。(成瀬先生が以前私に、京大の教員は治療をする気がないのでは、と言われていたことが思い出されます。)
時給制ではなく能力給である方が好ましいと思いました。偏見ですが、日本の来談者は資格の有無で判断してしまい、口コミ・評判などに思い至るまでに来談者への被害が拡大しそうに思いました。試験問題の改変もですが、自然に淘汰される仕組みも必要に思いました。
質の低下や対応策としての提案は、私自身の実感に合い、多少なりとも行っている私へのエールのように見え、とても有難い気持ちになりました。
臨床家の成長についてはまだ詳しくわからないのですが、現時点の私としては早く行き詰まり、そこから先に(原点に戻る?)進むことを続けることのように思っています。
理論や方法で心不足を補う輩ではないかという思いがありますが、今後も修行していきたいと思います。
本当にありがとうございました。今後もどうぞ宜しくお願い致します。
                    
 感想は以上です。
                
感想は、葉書きや手紙など他にもいろいろあるので、ぼちぼち紹介していきたいと思います。

 




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