マイナンバーカードとの出会い

午後、半休をとってマイナンバーカードを貰いに行った。

やはりというか役所は人が多い。午前中に休みを取ればよかったか。とりあえず交付通知書に書かれていた受取に必要なものは全て持ってきているので、案内の人にどうすればいいか訊く。すぐに受取用紙を渡された。うむ、お役所仕事なんて言われているけどテキパキとしているではないか。

用紙を書いている間に我が整理番号が呼ばれる。え、早い。まだ用紙が全て書けていないが受付の人は笑顔で待ってくれた。用紙に記入をして受付の人にわたす。うむ、すばらしい。ではさっそく我がマイナンバーカードを頂こうか、と手を差し出そうとした刹那である。

「では準備ができましたら番号をお呼びしますのであちらのコーナーでお受取りください」

ここで貰えるのではないのか。どうりで話がトントン拍子に進むと思った。言われたとおりあちらのコーナーで待つことにしたが10分経っても我が整理番号が電光掲示板に表示されない。もしかして我がマイナンバーカードを探すのに苦労しているのだろうか。

たしかに交付通知書が来たのは去年の話。すでに受け取りに来ないと思われて倉庫の片隅にでも我がマイナンバーカードは追いやられてしまっているのかもしれない。なんと可哀想な我がマイナンバーカード。御主人様が今、迎えにきたぞ！！　しかし遅いな。

20分ほどで呼ばれる。もらった我がマイナンバーカード。ようやく我が元に着たかと愛おしくなる。もっと早く受け取りに着てやればよかった！！　寂しい思いをさせたね！！　などと脳内で劇的な出会いを演出しながら帰路につく私なのであった。