昭和感性

某牛丼屋の常務が大学の社会人向けセミナーで「田舎から出てきた右も左もわからないような若い女の子にシャブ漬けにするような企画」という令和にはびっくりするほどそぐわない比喩を用いた件について。どうやら若い女性向けのマーケティングについて話していたみたいですが、言葉の使い方ですよ。

まあ平成、昭和でもその使い方はどうかと思いますけどね。あまりにもヒドい比喩だったのでその常務は解任をされてしまいました。解任理由は「人権・ジェンダー問題の観点から到底許容することの出来ない職務上著しく不適切な言動があったため」らしいのですが、もうひとつの観点を忘れていませんかね？

今どき牛丼屋がないような田舎なんてあるものなのでしょうか？

ちょっと調べてみましたが４７都道府県、全てに牛丼屋はあります。どうやらその元常務の考える田舎とは過疎化の進んだ寒村のようなものだったのでしょう。なんていうのかその……昭和で止まってるんですよね。感性が。

可哀想なのは某牛丼屋。今回の炎上騒動で１０年かけて開発した新商品の発表会を中止せざるを得なくなりましたとさ。