打倒!破廉恥学園(改)

ブログのお引っ越しです。旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと書き散らかすブログです。

手塚治虫と文化の日

2017-11-04 13:15:31 | 徒然
昨日、久しぶりに競馬をやったらメインレース当てたので、あぶく銭が入りました。

文化の日にギャンブルなどしていいのか!と多少の自己嫌悪はあるもののせっかくなので何かに使おうと思案。すると文化の日が手塚治虫の誕生日だということを思い出す。よし電子書籍で手塚治虫の作品を欲しいだけ買おう、と決める。

電子書籍サイトで一覧検索。おお、なんと手塚治虫作品がキャンペーンで安くなっている。さては誕生日だからかな? さらに値引きクーポンもあるので予想以上にたくさん買えるわい、むはむはむは。

……といっても『ブラックジャック』や『火の鳥』『ブッダ』『陽だまりの樹』『七色いんこ』『奇子』『ミッドナイト』『ネオ・ファウスト』はすでに持っているわけですよ。ならば手塚治虫に詳しい人くらいしか知らないであろう作品を数多購入。以下、購入リストなり。

ドン・ドラキュラ
ブッキラによろしく!
ショート・アラベスク
ユフラテの樹
日本発狂
火の山
人間ども集まれ!
フースケ
どろんこ先生
一輝まんだら
サスピション
夜よさよなら

『ドン・ドラキュラ』は一応アニメ化してるんですよね。あと『人間ども集まれ!』は大判書籍が出ていたのを覚えています。後のは手塚作品の中ではマイナーになりますね、はい。

とりあえず一晩かけて全部読みましたよ。うん、やっぱりね手塚治虫とはいえ常に面白い!作品を描けるわけじゃないんだなという感想です。いや『どろんこ先生』なんかは楽しかったですよ。でもね、中には「何もそんな無理矢理バッドエンドにしなくても」という作品もあります。こういうオチって、往々にして作者の精神が不安定なんですよね。どの作品かは言わないけど何度読み返しても駄作だなあと思うものもありました。話の展開がいきあたりばったり甚だしい!

『フースケ』なんてのは園山俊二や東海林さだおといったサラリーマンコメディを目指した雰囲気があります。でもそこにSFを混ぜ込むのはやはり手塚治虫だなあと感心してみたり。手塚治虫は水木しげるに対抗して『どろろ』を描いたなんて話を聞いたことがあります。その作品が描かれた時代と当時の流行を比較してみるなんてのも、手塚作品の愉しみ方ですよね。

あと、やっぱり女の子可愛いですよね。『ブッキラによろしく!』に収録されている『牙人』のヒロインや『ドン・ドラキュラ』のチョコラなんて現代でも充分戦えますよ。あと意外とサービスシーンが多い。やはり漫画の神とはいえ……いや神だからこそお色気シーンの重要さがわかってたんだなあ。
「ポルノ女優 矢良センヌ」というフレーズは今月いっぱい頭の中に残ると思います。

『ショート・アラベスク』や『サスピション』『フースケ』は短編・中編集なんですが長編にしてもいいくらいのネタがゴロゴロあります。これだけのアイデアをバーゲン感覚で出してくるんだから恐れ入ります。
コメント
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