一寸先の闇

2016年。まだ1月も半ばというのにでかいニュースがいっぱい入ってくるな。今年の地球は天中殺か？

ツアーバス転倒事件について。

なんていうかねえ……。被害者のほとんどが大学生ってのが、辛いですね。多分、二十歳くらいの私がこのニュースを聴いたら「気の毒とは思うけど、男女いっしょにスキー旅行なんて羨ましすぎるぜ」と公言しないけど、ひっそりと思っていたことでしょう。若者は嫉妬深いのです。自分よりも有名な大学にいるしね。しかし今はただただ、切なくて悲しいです。

月曜の朝に目を覚ました時、自分が日曜の夜にすでにこの世にいないなんて考える人はいないからね。若者ならば尚更ですよ。他人はともかく自分だけは若さが永遠に続くと理由も無く信じている。それが若さ。

話が思いっきり脱線してしまいました。事故が起きた時間帯から考えると、おそらくみんな眠っていたので、受身もろくに取れなかったんでしょうなネットの意見の中には格安ツアーバスを利用するから……なんてのもあったけど、大学生の頃ってわざわざそういうのを選んだりするんですよ。学生時代の節約旅行は楽しいからね。たとえ金があったとしてもね、選んじゃうんですよ。

交代するために一緒に乗っていたもうひとりの運転手も可哀想だな。マスコミは被害にあった大学生たちのことばかりを公表しているけどさ。死んでからもそういった不条理がまかりとおっちゃう。無常だ。

とかくこの世は一寸先は闇。闇はいきなり呑み込んできます。皆さん、ご注意を。

PS：ところで宮藤官九郎の新しい映画、あれ大丈夫かしら？