No726 カール・”ザ・キャット”・トンプソンｖｓ”エンターテイナー”・ジョニー・ネルソン

（ＷＢＯ世界クルーザー級タイトルマッチ）
　英国しかもイングランド人同士により指名試合。
　共に最近６連勝と好調な選手同士による一戦は、初回よりビッグパンチを振り回すが身長・リーチに優るネルソンが攻勢をとる。２Ｒ間合いを詰めたトンプソンのショート連打でポイントを奪い返す。３Ｒ体格に優るネルソンは短い距離からでも大きな右フックを上から振り回し、下を向いたトンプソンに右アッパーを返す。
　４Ｒネルソンの素早くもタメの効いたショートの１・２がガードの間を抜いてトンプソンがダウ、立ち上がった王者は何とか堪えられるが。５Ｒ接近戦を挑んできたトンプソンだが、腰は入らなくとも手数を利したネルソンのショート連打が細かく炸裂しガードを固めて手の出なくなった姿を見てレフェリーが唐突に試合をストップ。
　トンプソンは速いストップと抗議するも裁定の覆る事もなくＴＫＯにて新王者誕生と相成りましたが、英国でこの王座を盥回しするんじゃねえぞジョンブル！