ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「サッド・ヴァケイション」

2009-03-03 15:30:43 | Weblog
                            「サッド・ヴァケイション」

石田えりの魅力が堪能できる一本である(というか私が石田えりのファンだからなんですけどね)。

この映画の主人公、健次(浅野忠信)は、中国からの密入国を手伝うというヤバい仕事をしていたんですが、船内で父親を亡くしてしまった少年アチュンを連れて帰りまして、自分と、知的障害者のユリ(辻香緒里)、アチュンの3人で暮らし始めます。

中国の追っ手から逃れるために、健次は運転代行に職替えをしまして、ある日、乗せたお客さんが間宮運送の社長(中村嘉葎雄)でした。
間宮を家まで送った時、奥から細君らしい女性が出てくるのを見て、健次は驚愕します。それはなんと、自分と父親を捨てて出て行った、母の千代子でした・・。
健次は、「この女を不幸にするためだったら、何でもする・・」と復讐を誓い、間宮運送に雇ってもらうのでした・・。

この作品は、女性たちの「母性」に焦点をあてて作られているそうですが・・。
私はどちらかというと、間宮の社長の懐の深さに感服しました。
バスジャック事件で被害にあった梢(宮崎あおい)、
借金取りから逃げ回って怯えている後藤(オダギリ・ジョー)
何かの事情で医師免許を剥奪された木島(川津裕介)など、
脛に傷持つ連中を雇って、住まいまで与えている。

千代子の前夫との子供である健次まですまわせることになる・・。
まさに仏様のような人ですわいね・・。

ラスト近くで千代子は言います「男の人は好きにしたらええんよ、・・女は子供がおるけんね」

う~ん・・。やはり、母性は強いのか・・!?

1つ気に入ったセリフ。健次の所に来た中国人が、笑いながら「ニッポン人が言うはキレイのことでしょ!?」
怖かったっす(T_T)/~~~。



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