ユナイテッドシネマ豊島園にて 「チェ・28歳の革命」 人の魅力というのは、時としてその国籍、主義主張を超えて感じることがあります。
私はこの映画の主人公であるエルネスト・チェ・ゲバラにそういう魅力を感じます。
この映画を見るまでは、チェ・ゲバラについて「カストロと共にキューバ革命を成し遂げた人」
くらいしか知識がなかったのですが、この映画を観た後、彼の若い頃の南米の旅の様子が垣間見れる「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見たりして、彼の実像に少しでも近づこうとしてみました。
政治的な主張や革命における主義などは別にしても、チェ・ゲバラという人は人間的に
尊敬できる人物だと思いました。
「チェ・28歳の革命」では、メキシコで出会ったカストロと意気投合し、当時軍事政権下にあったキューバに渡り、ゲリラ戦を戦い抜くわけですが、
アルゼンチンの裕福な家庭に生まれ、大学で医学を学んだ、いわゆる「富裕層」のチェが、何故危険を冒してまで他国キューバの革命に身を投じたのか・・。
その起爆剤の原点は「モーターサイクル・ダイアリーズ」の中に描かれています。
大学を休学して友人とバイクで廻った南米諸国の劣悪な政治状況とそれに伴った
人々からの搾取の現実。ペルーにあるハンセン病隔離施設の非人道的封じ込め医療など・・。
もともと正義感の強い青年エルネスト・チェ・ゲバラにとっては、どれも許しがたい
現実だったのでしょう。
普通の人間だったら、そういう現実に憤っても、すぐそれが行動に結びつくとはいえないでしょう。
チェ・ゲバラは、それらの現実を起爆剤として立ち上がり自らが先頭に立って戦ったのです。自らが喘息という爆弾を抱えながら・・。
イデオロギー云々はよくわかりませんが、同じ男として尊敬する次第です。
この映画をご覧になった方、これからご覧になられる方は「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見ておくことをお薦めします。
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
出演 ベニチオ・デル・トロ
デミアン・ビチル
サンティアゴ・カブレラ
カタリーナ・サンディノ・モレノ
ロドリゴ・サントロ
ジュリア・オーモンド 他
私はこの映画の主人公であるエルネスト・チェ・ゲバラにそういう魅力を感じます。
この映画を見るまでは、チェ・ゲバラについて「カストロと共にキューバ革命を成し遂げた人」
くらいしか知識がなかったのですが、この映画を観た後、彼の若い頃の南米の旅の様子が垣間見れる「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見たりして、彼の実像に少しでも近づこうとしてみました。
政治的な主張や革命における主義などは別にしても、チェ・ゲバラという人は人間的に
尊敬できる人物だと思いました。
「チェ・28歳の革命」では、メキシコで出会ったカストロと意気投合し、当時軍事政権下にあったキューバに渡り、ゲリラ戦を戦い抜くわけですが、
アルゼンチンの裕福な家庭に生まれ、大学で医学を学んだ、いわゆる「富裕層」のチェが、何故危険を冒してまで他国キューバの革命に身を投じたのか・・。
その起爆剤の原点は「モーターサイクル・ダイアリーズ」の中に描かれています。
大学を休学して友人とバイクで廻った南米諸国の劣悪な政治状況とそれに伴った
人々からの搾取の現実。ペルーにあるハンセン病隔離施設の非人道的封じ込め医療など・・。
もともと正義感の強い青年エルネスト・チェ・ゲバラにとっては、どれも許しがたい
現実だったのでしょう。
普通の人間だったら、そういう現実に憤っても、すぐそれが行動に結びつくとはいえないでしょう。
チェ・ゲバラは、それらの現実を起爆剤として立ち上がり自らが先頭に立って戦ったのです。自らが喘息という爆弾を抱えながら・・。
イデオロギー云々はよくわかりませんが、同じ男として尊敬する次第です。
この映画をご覧になった方、これからご覧になられる方は「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見ておくことをお薦めします。
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
出演 ベニチオ・デル・トロ
デミアン・ビチル
サンティアゴ・カブレラ
カタリーナ・サンディノ・モレノ
ロドリゴ・サントロ
ジュリア・オーモンド 他
時代が人を呼ぶということがあると思いますが、チェ・ゲバラもまさにあの時代に必要とされて登場したような気がします。
二部作後編まであと一週間になりました♪
チェ・ゲバラのイデオロギーはよくわかりませんが、思想を超えて尊敬できる人物だと思います。常に民衆の側に立った革命家でしょう。
後編、とても楽しみですね!