TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

必修漏れ

2006-10-28 07:22:00 | 日々雑感
高校の授業での必修漏れが世間をにぎわせている。
特に世界史が槍玉にあがっている。
最近の日本人が大好きな「国際化」を目指して、世界史は必修科目となった。
ちなみに私の時は、これまた悪名高い「共通一次試験」の影響で、一旦は薄く広く社会の勉強をし、選択教科として、「世界史」「日本史」「地理」があり、1科目を選択した。
世界史は必要な知識であると思われる。
特に私のように、大学で「国際関係」といわれるゼミに属していたものにとっては、必修である。
しかし、何と、私も、世界史を履修していない。私の時代は、必修でなかったので問題ではないのですが、日本史を選択した私は、世界史を履修していないのだ。
そんな人間が国際関係だ、外交だ、等々を大学で専攻するというのであるから、おかしいのである。

受験に必要ないからといって、自分がすすむ大学の学部で必要であろう基礎知識を放置することは、問題であろう。
そんなところから必修漏れを考え直すべきだと思う。
高校自体は責められないと思う。
今の受験体制に対応していかなければならない現実があるのだから。
むしろ、大学の入学試験が問題なのかもしれない。

進学校の必修漏れよりも、皆さん、もっと忘れていることはありませんか?
「教育困難校」の存在です。
教育困難校では、まともに授業が行われていません。行われていても、真っ当に中学レベルの知識もないため、高校の授業などできるレベルにないのです。
小学校等では学級崩壊といわれますが、高校の教育困難校は、生徒のレベルが低すぎて授業になっていないのです。
しかも荒れています。
こんなところでは、必修漏れ以前の問題となっています。
今、はじまった問題ではありません。
私が高校生だった時代でも、同じように、教育困難校レベルの学校はいくらでもありました。
私も含めてですが、結局、受験という目標がなければ、勉強しない子供が多いのです。
その証拠に、大学へ行くと、勉強しなくなる大学生がゴロゴロいます。(私もそうでしたが・・・)
受験があるから勉強する、という状態が変わらない限り、必修漏れの問題は解決しないのでしょう。

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