日本の人口が減少しはじめた。
私が平均寿命に達するころには、1億人くらいにまで減少しているのであろう。
政治家とか新聞等では、子供にかかるコストのことが言われているが、一番の原因は、考え方の変化である。
先日も忘年会で同席した女性に聞いてみた。
既婚と未婚の両者であったが、子供が欲しいなんてこれっぽっちも思わないそうだ。
既婚者は、夫と2人で、充分。自分が一番大切なので、子供に縛られたくない。
子供がそれほどまでに、かわいいとは思わない。
他のための人生ではなく、自分のために生きたいのである。
他に対する献身的人生ではなく、自分中心の人生設計が、少子化を招いている。
しかし、これをすべて否定することができるであろうか。
確かに、子育ては、時間を束縛される部分も多い。
この考え方がいいのか、悪いのかということを決めることはできない。
人口減は、先進国の当然な流れだと思われる。元々、日本は狭い国土に、人口は多すぎたはず。
増えすぎたのだ。
コンパクトな社会をつくり、借金国から脱皮することを皆で考えなければならない。
小さな政府で、良識のある人が多い大人の国、そうなれば、国を支える資金は少なくすむと思えるが、実際には良識のない人が多くなっている子供の国になっており、国の借金が増えている。
とにかく、お金がかかるから、子供に対する養育補助金を増やすような無策は、政府にもやめて欲しいと思う。
1度もらったお金を減らすと文句は出るが、月に1万円もらったからといって、出生数が増えるわけがない。
お金の問題ではないのだ。