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ラッパスイセン?

2011年03月09日 | 日記
3月12日(土)

 校庭の植物を紹介します。
 名古屋経済大学高蔵高等学校中学校は、校舎も新しく校庭の土にもほとんど雑草がありません。
その中で、少しずついろんな花を植えているので、それらも紹介したいと思います。

 ニホンズイセンの花です。

 ニホンズイセンは、一般に知られている「ラッパスイセン」とは「少し」違います。
 ラッパスイセンはヒガンバナ科スイセン属(スイセン)の1種です。地中海原産で最初に発見されたのはスペインのピレネー地方だそうです。背丈(せたけ=地面から一番上までの高さのこと)は30㎝くらいになり、本校では12月下旬に花を咲かせました。1本の茎に1つの花が咲きます。ここで疑問が起こります。花の形も色も葉の形もほぼ同じであるのにラッパスイセンは4月に花が咲きますが、ニホンズイセンは2月~3月に花が咲きます。
 そこで、もう少し詳しく調べてみました。
 ニホンズイセン(日本水仙)は地中海原産のラッパスイセンが中国南部に流れ着き、それが日本の関西から九州の比較的温かい海岸に流れ着き、現在に至っているそうです。その間に生態や形態が変化したのではないでしょうか。
そう考えると、いろんな事が納得できます。
 つまり、ニホンズイセン(日本水仙)は、ラッパスイセンの仲間であると言うことです。
 ニホンズイセンの球根には毒があり、食べると危険です。いないとは思いますが、食べないで下さいね。
 日本では、伊豆の下田、淡路市、福井県越前海岸などが群生地として有名だそうです。
 一度、理科部でも見に行きたいものです。

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