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一瞬で凍る液体

2011年04月21日 | 日記
4月20日(水)

 今日は中学生のリクエストで「一瞬で凍る液体」に挑戦します。


初めにゴム手袋をして、氷と食塩を混ぜます。


 結構大変です。


 よくかき混ぜます。


 食塩の入った氷の中に炭酸ジュースのペットボトルを入れます。


 完全にペットボトルのフタが隠れるくらい氷と食塩を入れます。


 中に入っているペットボトルは4本です。


 10分してからレモン系の炭酸ジュースで実験してみました。
 見事に失敗です。


 もう一度食塩を加えて氷で覆います。


 再度レモン系炭酸ジュースで実験してみます。
 あまり凍りません。何がいけないのでしょうか。


 少しだけ凍りましたが、「一瞬」ではありません。


 ブドウ系の炭酸ジュースで実験すると、中身が吹き出してしまいました。


 今度は慎重にフタをあけます。


 注ぎます。


 すると、若干凍ったようですが、フタをあける衝撃で中身が凍ってしまったようです。


 最後にもう一度レモン系炭酸ジュースで実験します。少し凍ったようですが、ペットボトルの中から凍っているので、実験は成功とは言えません。

【今回の実験の仕組み】

 氷と食塩を混ぜると-20度まで温度が下がります。
 つまり、冷蔵庫の冷凍室くらい冷えることになります。このように温度が極端に下がるものを「寒剤」といいます。
 寒剤の中で急激に冷やしたペットボトルの中の液体は、見た目は凍っていませんが、少しの衝撃で凍るような状態になっています。だから、コップに入れたり、氷の上にかけるだけでシャーベットのようになるのです。
 
 しかし、何分冷やせばうまくいくのかは、データもないので、手探りの実験だったのです。
 次回やるときは、いろいろと調べてやってみようと思っています。 理科部一同

【感想】一部抜粋

 ・炭酸ジュースはペットボトルの中で凍ってしまいました。冷やし過ぎなのかもしれません。[中1中2]
 ・あまりはっきりとした結果が出なかったので、もう一度挑戦したい。[中1]
 ・結果的には何かとても失敗したようでしたが、何度も取り組んでいる先輩の姿を見ると、とても楽しい気持ちになりました。[高1]
 ・7時間目まで授業があったため、ほとんど実験できませんでした。入部してから初めての参加でしたが、幼なじみの友達が偶然いたので出会いとは奇遇だと思いました。[高1]
 ・成功したのか、失敗だったのかはっきりしない実験でした。[高3]
 ・何度も失敗しましたが、最後にはうまくいったのでよかったと思います。凍らせたジュースはとても美味しかったです。[中2]
 ・ペットボトルのキャップを開けた瞬間に中身が吹き出してきたのでびっくりしました。[中2、中3]
 ・今日はいろんなハプニングがありましたが、誰もあきらめず、また楽しくできたのでよかったと思います。[中2]

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