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ショウジヨウバカマって・・

2011年03月09日 | 日記
3月11日(金)

 
 この植物は「ショウジョウバカマ」といいます。
この季節はこのように、地面に葉を広げて「ロゼット葉」になっています。色は写真のように紫色に変色しています。
花が完全に枯れてしまう秋には古い葉は枯れてしまい、新しい緑の葉が出てきます。
葉が出てくるときは、他の植物と同じように葉は地面より上向きに出てきます。
現在、葉の中心には新しい花芽が出てきています。花は3~4月に紫色の花を咲かせます。しかし、これは東海地方の特徴らしく、地方によって様々な花の色と形をしています。(亜種がたくさんあるということです)
 花は自然に枯れますが、夏になってもその茎と花の形(花被)は残るので、「緑色の花が咲いている」ように見えます。

 ショウジョウバカマは、花が咲くのでもちろん種子で増えるのですが、他にも「いろいろな増え方」があります。

 これが、種子以外で増える方法の一つです。
葉が土に触れたところから新しい「小さな植物」が芽生えています。自然でもこのように増えているようです。
また、湿り具合と日光のあたる量さえ間違えなければ簡単に育てることが出来るので、愛好家も多いようです。
私たちが「増やそう」と思うときには、葉を切り取って鹿沼土や赤玉土や水ゴケに植えておけばそこから根が出てきて「小さい葉」も出てくるようです。一度やってみてはいかが?

 ところで、名前の由来は、花が赤いのが「しょうじょう」(中国の伝説上の動物のこと)のようで、葉のロゼットがが袴(はかま)に似ていることから名付けられたといわれています。


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