タイトルを見て、いきなり何のことかと思われたかもしれませんが、
これは、このアルバムの1曲目「Anywhere」を聴いて、
最初に思った感想です。
今回は、ガーネットの5thアルバム『THE TWILIGHT VALLEY』の
レビューをお送りします。
本ブログの尊敬してやまないヴォーカリストの記事で、
中村由利の歌唱について「独特の憂い感を持っており、せつなさや儚さを
表現させたらピカイチ」とレビューしましたが、
最近のガーネットの楽曲は、歌を前面に出しすぎて彼女の線の細い
繊細なヴォーカルの魅力が失われているようでなりません。
彼女は、スネオヘアーのように、肩の力を抜いた歌唱でこそ、
その独特の空気感を出せるヴォーカリストだと思うので、
そこを忘れないで欲しいなと常々思います。
先述した「Anywhere」も、曲のボヤーとした雰囲気はとても良いので、
声を張らなければ、とても情感あふれる良い曲になったと思います。
また、彼女の声質には、マイナーキーの暗い曲がよく合うと
思うのですが、「向日葵の色」「Yellow Moon」「籟・来・也」は
クドくて、Too Muchな感じがします。
そういう観点から見ると、本作での私のオススメ曲は、
2曲目「まぼろし」、4曲目「Rusty Rail」、
8曲目「晴れ時計」、13曲目「春待つ花のように」ですかね。
特典に付いているライブDVDは、大阪の中之島公会堂で行われた招待制の
プレミアムライブ(⇒ライブのレビューはコチラ)の映像が収録されてるんですが、
ナント、というか、予想通り、全編収録ではなく、各曲のワンコーラスずつを
編集でつないだダイジェスト映像でした。
なぜこれを全編収録のライブDVDにしてリリースしなかったんでしょうかね。
抽選に当たった人だけしか観られない貴重なライブだっただけに、
これを全編収録してリリースすれば、これまでのどのライブDVDよりも
売れたはず。しかし、なぜそれを敢えてCDに付けたのか。
今作はガーネット初となる、CDのみの販売と、CD+DVDのセット販売という
2パターンでのリリースでした。これは明らかにCDセールスの底上げを
狙ったものなんでしょうが、それのために、皆がDVD化を望んでいた
プレミアムライブをダイジェスト化して利用するなんてちょっと
ヒドイと思いました。
全編収録のDVDリリースを願っているファンもいるようですが、
今後、改めてライブDVDを出すなら、それはそれで、今回、DVD+CDを
買ったファンに対して誠意がないというもの。
レコード会社は、CDセールスのことばかり考えず、顧客満足を
もっと考えて欲しいものです。
《 本ブログのレビューアーティスト一覧はコチラ 》
これは、このアルバムの1曲目「Anywhere」を聴いて、
最初に思った感想です。
今回は、ガーネットの5thアルバム『THE TWILIGHT VALLEY』の
レビューをお送りします。
本ブログの尊敬してやまないヴォーカリストの記事で、
中村由利の歌唱について「独特の憂い感を持っており、せつなさや儚さを
表現させたらピカイチ」とレビューしましたが、
最近のガーネットの楽曲は、歌を前面に出しすぎて彼女の線の細い
繊細なヴォーカルの魅力が失われているようでなりません。
彼女は、スネオヘアーのように、肩の力を抜いた歌唱でこそ、
その独特の空気感を出せるヴォーカリストだと思うので、
そこを忘れないで欲しいなと常々思います。
先述した「Anywhere」も、曲のボヤーとした雰囲気はとても良いので、
声を張らなければ、とても情感あふれる良い曲になったと思います。
また、彼女の声質には、マイナーキーの暗い曲がよく合うと
思うのですが、「向日葵の色」「Yellow Moon」「籟・来・也」は
クドくて、Too Muchな感じがします。
そういう観点から見ると、本作での私のオススメ曲は、
2曲目「まぼろし」、4曲目「Rusty Rail」、
8曲目「晴れ時計」、13曲目「春待つ花のように」ですかね。
THE TWILIGHT VALLEY(DVD付)GARNET CROWGIZAメロディは良いのに、 大衆受け狙ったアレンジが目立つ |
特典に付いているライブDVDは、大阪の中之島公会堂で行われた招待制の
プレミアムライブ(⇒ライブのレビューはコチラ)の映像が収録されてるんですが、
ナント、というか、予想通り、全編収録ではなく、各曲のワンコーラスずつを
編集でつないだダイジェスト映像でした。
なぜこれを全編収録のライブDVDにしてリリースしなかったんでしょうかね。
抽選に当たった人だけしか観られない貴重なライブだっただけに、
これを全編収録してリリースすれば、これまでのどのライブDVDよりも
売れたはず。しかし、なぜそれを敢えてCDに付けたのか。
今作はガーネット初となる、CDのみの販売と、CD+DVDのセット販売という
2パターンでのリリースでした。これは明らかにCDセールスの底上げを
狙ったものなんでしょうが、それのために、皆がDVD化を望んでいた
プレミアムライブをダイジェスト化して利用するなんてちょっと
ヒドイと思いました。
全編収録のDVDリリースを願っているファンもいるようですが、
今後、改めてライブDVDを出すなら、それはそれで、今回、DVD+CDを
買ったファンに対して誠意がないというもの。
レコード会社は、CDセールスのことばかり考えず、顧客満足を
もっと考えて欲しいものです。
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確かにクドいところはあったと思います。個人的には繊細な曲も力強い曲も好きなので、どちらもうまく表現できればいいかな~と思っています。
ゆりっぺの歌唱は、味わい深さと単調さが背中合わせなので、
それが曲によって、良い方向に倒れればいいですよね。
ただ、初期の頃の淡い感覚を忘れて欲しくはないなぁと思います。