[STAY～夜明けのSoul～ / GARNET CROW] ダークサイド集大成！

いやぁ、この作品はファンの心をグッと掴んで離さない名作ですよ！

結成１０周年を迎えるGARNET CROWの７枚目のアルバム『STAY～夜明けのSoul～』のレビューです。
今作の最大のポイントは、ガーネットのダークサイドがてんこ盛りで、ただの軽くて明るいポップナンバーがないことに尽きるでしょう。
全てがそうではありませんが、原点回帰的な要素もあると思います。
正直、ここ２作のアルバムは内容のクオリティにムラがあったと思います。前々作のレビュー(記事はコチラ)でも触れているように、ここのところ、繊細さが無くなって来ていました。前作については、レビューする気も起こらなかったぐらいです。(中には良い曲もあるんですけどね。。。)

今作の頭３曲のダーク系ナンバー３連発は、かつての名作『SPARKLE ～筋書き通りのスカイブルー～』の頭３連発を彷彿させます。
個人的には、てっきり、「百年の孤独」がアルバムトップに来るんじゃないかと予想してたんですが、それを超える強力ナンバー「Hello Sadness」を持ってきました。最近のガーネットの力強さに、少し懐かしさを秘めた聴き応えのある楽曲だと思います。ぜひ聴いてみて下さい。

●Hello Sadness / GARNET CROW

「Fall in Life ～Hallelujah～」は、アップテンポだけど、前作までのガーネットにありがちだったロック感をとても意識したアレンジというよりは、「スパイラル」のようにライトでシンプルな楽曲で好感が持てました。

また、「Rainy Soul」では、「Timeless Sleep」チックなアレンジでニヤリとした方も多いんじゃないでしょうか。この曲は、まさにメジャー1st,2ndに収録されていてもおかしくない雰囲気の曲で、まさに原点回帰と言えます。

●Rainy Soul / GARNET CROW


また、シングルで出た当初あまり気に入ってなかった「DOING ALL RIGHT」ですが、この一連のアルバム曲の流れで聴くと、めちゃめちゃ良い曲やなぁと思いました。う～ん、まさにガーネットマジックですな。

●DOING ALL RIGHT / GARNET CROW

「夢のひとつ」は「夢みたあとで」を彷彿させるし、「Stay」はガーネットの新境地だし、古いガーネットから、最近の新しいガーネットまでの、集大成を見ているかのような傑作だと思いました。ぜひたくさんの方々に聴いて頂きたいです☆

STAY~夜明けのSoul~ GIZA 最近のガーネットにガッカリしてた人！ 本作、絶対に聴くべし！

《 本ブログのレビューアーティスト一覧はコチラ 》