DUMMY FAKE ROLLERS

邦楽オススメ若手バンドから、洋楽のガールズロックやHR/HMまで、音楽やアーティストを色んな切り口からレビューします。

[4つのL/平原綾香]魅力満開、そして新たな引出し

2006年04月28日 | 音楽レビュー
平原綾香の4thアルバム「4つのL」がすごいです。
まさに全曲が聴き所なこのアルバム、2006年度のベストアルバム候補
と言って過言ではないでしょう。
前作のカバーアルバムがイマイチだっただけに(レビュー参照)、
今作への期待が高かったのですが、大傑作を作ってくれました!
個人的には、これまでのどのアルバムよりも良いと思いました。

4つのL(初回生産限定盤)
平原綾香, 小林建樹, 亀田誠治, 新田雄一, 松井五郎,
INC. 2 SOUL for 2 SOUL MUSIC, TAK&BABY, 竹下欣伸, 村山晋一郎
ドリーミュージック

どの曲がシングルになっても
おかしくないほどのクオリティ!



1曲目と16曲目を「誓い」で挟み、その間に"4つのL"な曲達が並ぶのですが、
まず、いきなりLIVEパートの3曲で度肝を抜かれました。
まず、これまでの彼女に無かった曲調の「Circle Game」。
全体的にクールな感触のポップスで、こんな引き出しがあったのかと驚きました。
しかし、サビではメジャーに突き抜けたメロを、心地良いコーラスで包み込んでくれ、
これがとても心地よい。クセになるサウンドです。
続いて、琴(?)の音色を取り入れ和の情感を醸し出す荘厳な「Reset」。
彼女の王道とも言えるバラードでしょう。
次に、エバーグリーンな優しいメロディと、サビの分厚いハーモニーが
心地よい「I will be with you」。
彼女の暖かい歌唱は、「明日」を彷彿させます。
ここまでの3曲で、こうも異なるタイプの曲があって、それがどれも素晴らしい出来で、
思わず、「おぉ~~~」と声を漏らしてしまいました。(^^

その後も、オーケストラアレンジの穏やかなメロディが、
大サビで一転ドラマティックに展開するバラード「WILL」や、
シンセとバイオリンを大胆に導入した彼女らしいポジティブなメッセージソングで、
大海原の上を吹く風のような無限の広がりを感じさせるサウンドの「はじまりの風」、
ピアノとサックスでしっとり聴かせる癒しの「アリエスの星」など、
続々と異なるタイプの曲が登場しては、感動を残して去っていきます。

そして、最後のLOVEパートの2曲がまた素晴らしいです。
イントロの美しいピアノが印象的な「Eternally」は、
後半で、彼女の代名詞である高音と低音のオクターブ違いのハーモニーに
重なるようにしてどんどん高揚していくメロディが胸に来ます。
また、「Music」では、1番のサビの最後で、彼女の抜けるような高音ヴォイスに
感情たっぷりのエレキギターの音色が重なるところで"さぶいぼ"が出ました。
また、この曲でも大サビでオクターブ違いのハーモニーが出てきて、
最後の最後まで魅せてくれ、もう大満足です。

しかも、各パートを区切るinterludeが、SEのようなBGM的なものではなく、
ちゃんと聴ける曲になっているのです。ここまでこだわって作られた作品は
そうそう無いと思いますよ。

なるべくありきたりな表現にならないように、いろんな言葉を使って
レビューしてみましたが(^^;、「百読は一聴にしかず」だと思うので、
まだ聴いてない方は是非聴いてみてください。
特に、落ち着きたいときには、このアルバムすごく良いですよ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
だーイースーキー (藤枝 おうり)
2006-08-28 01:31:13
むっちゃ大好きやデー毎日聞いて夢に向かって走ってるデー











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コメントありがとうございます! (lepps)
2006-08-29 19:33:29
>藤枝 おうりさん

いいですよね、このアルバム。

平原綾香さんの歌は夢や希望を与えてくれるので、

私も大好きですよ♪
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