DUMMY FAKE ROLLERS

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[HAPPY / 大原櫻子] 歌声素晴らしいし、圧倒的クオリティな作品だけど、何か物足りないんです。。。

2015年06月14日 | 音楽レビュー
リリースからだいぶ時間が経ってしまいましたが、大原櫻子ちゃんのアルバム『HAPPY』のレビューです。
皆さん大注目のシンガーさんなので、既に聴かれた方も多いと思うので、今更という感じかもしれませんが。。。

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『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の映画の中でもありましたが、櫻子ちゃんの歌声、ズルいですよね。
うっすらビブラートがかかったハリのある伸びやかな歌声がとても心地よいです。表現力も豊かだし。
近年、山崎あおい、住岡梨奈、Rihwa、片平里奈、chay、植田真梨恵等々、ギタ女シーンが元気ありますが、その中では飛びぬけた存在感だなと感じています。
作詞作曲プロデュースと、亀田誠治が全面的に関わっているので、楽曲も聴きやすいですしね。

ただ、何かもの足りないんですよね。その理由を考えてみたんですが、恐らく以下の2点かなと。
・彼女のキャラクターイメージからなんでしょうけど、明るい歌が多いこと。明るい曲もいいんですが、彼女の声はもっと切ない感じの歌で活きるんじゃないかと。
・アコギ感が少ないこと。ポップスアレンジに埋もれて、アコギの音がほとんど聞こえない気がします。

そういう意味では、アルバムラスト3曲「ただ君のことが好きです」「ちっぽけな愛のうた」「ワンダフル・ワールド」が個人的にはすごく良かったです。
特に、「ちっぽけな愛のうた」は、映画『カノ嘘』を観てると、歌詞の内容がシンクロして泣けますよね。。。

●大原櫻子 as 小枝理子 - ちっぽけな愛のうた(Short ver.) <映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』>

今のところ私的には、この歌が櫻子ちゃんのベスト楽曲です。今後これを超える曲が出てくることを期待しています!

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