
ブログでも紹介しましたが、6月6日に演劇鑑賞に出かけました。
コロナ問題が起きて、これまでは1席空けて座っていましたが、この日はこのイラストのように席を空ける対応はありませんでした。

その日、「文化芸術に関わる全ての皆様へ」と題する、都倉俊一文化庁長官のメッセージが配布されました。その中には、、、、
文化庁に設置した感染症対策のアドバイザリーボードの提言では、クラシックコンサート・演劇等の公演は、観客が大声で歓声、声援等を行うものでないため、観客席における飛沫の発生は少なく、感染拡大のリスクは低いとされています。
このような文化庁長官の発言を受けて、1席空けないで公演されたのだと思います。また、、、
感染拡大のリスクをできる限り抑えながら、文化芸術活動を続けてゆくことは、不可能なことでは決してありません。したがって、文化芸術活動の休止を求めることは、あらゆる手段を尽くした上での最終的な手段であるべきと考えます。
文化庁長官と言えば間違いなく政府関係者です。そのことを思うと、これらの発言はとても勇気のあるものだと思いますし、都倉俊一長官に拍手を送りたいと思いました。
文化芸術活動は、断じて不要でもなければ不急でもありません。このような状況であるからこそ、社会全体の健康や幸福を維持し、私たちが生きていく上で、必要不可欠なものであると確信しています。

当たり前のことですが、公演では感染症対策が行われています。感染者が出たらその連絡が来るようになっています。
しかし、公演から2週間以上過ぎましたが、その連絡はありません。と言うことは、1席空けないで観劇しても問題は起きなかったと言うことです。
コロナ問題が起きて、自粛、自粛、自粛要請ばかり。文化庁長官が言う「最終的な手段」が最初から使われているように思います。
国レベルであれ、団地レベルであれ、何事も止めてしまうのは簡単なことです。鶴の一声でことが済みます。
しかし、この状況下で何かを行うのは団地レベルでも大変です。頭を使わないといけません。わがタカカノも7月からのボランティア活動再開に向けて頭を痛めています。
そのような状況を見るにつけ、都倉俊一文化庁長官の発言はとても勇気のあるものだと力づけられました。

