祖国イギリスでは見られないものを、撮りまくる英国紳士ネコ。
警防団長さんのガンコさは、ワールドクラスだったのでしょうね。
ちなみに、佐渡では「がんこ者」のことを「もっこ」と言います。
Mr.ガンコオヤージを見かけたら、こう言ってみましょう。
「どーいまぁもっこなもんだ!」
(訳:なんというガンコ者でしょう!)
↓これまでのお話も、ご覧ください。
第1話「Good job」
第2話「出会い」
第3話「文化の違い」
第4話「文化の違い2」
第5話「文化の違い3」
第6話「タカチビジン」
第7話「警備は厳しい」
第8話「ほしいが故に」
第9話「ホームシック」
第10話「テキパキ」
第11話「テキパキ後」
ダコタが不時着した昭和21年当時、正月は旧暦で祝っていました。
この年の正月は、新暦で2月3日。
門松飾りや神棚飾りを目にした英国軍人たちは、
「ワンダフル!」
と言って 、カメラを手に村の家々をまわりました。
また、この年の2月10日には、村で嫁入りがありました。
2人の軍人さんが結婚式に招かれ、
「ビューティフル!!」
を連発しながら、新郎新婦の写真を撮っていたそうです。
ネコマンガでは佐渡おけさを踊っていますが、
実際には、相川のホテルで覚えた相川音頭を、
軍人さんが村で踊って見せてくれたのだとか。
踊りはぎこちなかったようですが、
仲の良さがうかがえるエピソードですね。
軍人さんたち、気をつかってくれたのかな?
滞在中に撮られた写真は、今もどこかに残っているのでしょうか。
佐渡には、村人の撮影した離陸前の記念写真が数枚、残されているだけです。