しばらく更新サボってました~、llloです。
たかち芸能祭の記事が、佐渡ジャーナルに掲載されましたので紹介します。
『夏の彩典たかち芸能祭』
一九九六年まで毎年、外海府合同の夏祭りを開催していた高千地区。元々は地域の祭りとして始まったものだったが、次第に花火大会を行うほど大規模に発展した。のちに商業的になり、やがては地域からかけ離れたものになっていった。
今、少子高齢化、深刻な過疎化が進む高千で、我々若者に何が出来るか!と始めた『たかち芸能祭』。大勢の帰省客で賑わうお盆に、故郷の春祭りを思い出してほしいと考えた。高千地区にある12集落の20~30代の若者に呼びかけ、約30人の賛同を得て、実行委員会を結成しました。春の4月14日~15日一斉に集落の祭りが開かれ、鬼太鼓や豆まき、佐渡市無形民俗文化財に指定された花笠踊り・小獅子舞など郷土芸能が繰り広げられます。しかし、祭りの日が同じ為住民も他集落の祭りを見ることが無い。そこで実行委員は、それらの郷土芸能を一堂に集めたいと考え、各集落の芸能団体に出演依頼をお願いしました。初めての年は、ステージも木造パレットの上にコンパネを敷き、照明も投光器だけという手作りの芸能祭でした。
今年で三回目を迎えた『たかち芸能祭』ですが、前回見に来ていた鼓童のメンバーの方が「とてもいい祭りで感動しました。」と言ってくれまして、毎年小木で開かれる『アースセレブレーション』に今年参加させて頂きました。木崎神社で行われるフレンジに高千地区の7団体約一〇〇人が、世界各国から来た人達に伝統芸能を披露する事が出来ました。
たかち芸能祭を始めたことにより、地域の活性化や親睦を深めることが出来たように思います。そしてあらためて、故郷高千の良さに気付かされました。
高千の若者、佐渡の若者には、まだまだ元気があります。そのパワーを未来の佐渡の為にがんばっていきたい!各集落とも、後継者不足に悩んでいますが、少しでも永く高千の伝統芸能を継承し、守って行きたいと思っています。弾正 明良
(2005年10月10日 佐渡ジャーナル(佐渡ジャーナル社発行)より)
この祭を立ち上げたメンバーの、熱意が伝わってきます。
来年も、いい祭を作りましょう!!