シュウメイギクの葯の平たい面の上の方から撮影した超マクロ写真です。木の葉のような形で縦方向に筋が走っています。長さは1.5mm程度ですが,やや大きいものや小さいものもあります。この葯のどの部位が割れて花粉を出してくるのでしょうか。前回と前々回の写真を見ると天辺から中央の凹みに沿って破れそうです
撮影日:2012.9.30 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)
シュウメイギクの葯の平たい面の上の方から撮影した超マクロ写真です。木の葉のような形で縦方向に筋が走っています。長さは1.5mm程度ですが,やや大きいものや小さいものもあります。この葯のどの部位が割れて花粉を出してくるのでしょうか。前回と前々回の写真を見ると天辺から中央の凹みに沿って破れそうです
撮影日:2012.9.30 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)
シュウメイギクの雄しべ群をほぼ真上から撮りました。雄しべの形が良く分かります。雄しべは木の葉のような形のコロッケのようなす。中央に凹みがあり二つの嚢に分かれています。雄しべの葯としてはよくあるタイプです。雄しべの葯の長さは葯1.5mmですが,5mmくらいの花糸で繋がっています。
撮影日:2012.9.30 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
◆ シュウメイギクの中央の子房と花弁の間には多数の雄しべが円環状に生えており,丸い帯のように見えます。すべての雄しべを切り落とし,数えてみら243本でした。この本数はかなり正確ですが,花によって若干異なるかも知れません。本数の花による違いまでは確かめていません。
◆ 写真は雄しべの帯をほぼ真上から狙って撮影した超マクロ写真です。雄しべが折り重なるように生えています。葯の形は良く見かけるタイプです。なぜこのように多数本の蕊が必要なのかは分かりません。
撮影日:2012.9.30 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
福井ではシュウメイギク(秋明菊)が今よく咲いています。非常に強い植物で,我が家では何の世話もしていないのにどんどん株が大きくなってきました。9月25日現在,我が家のシュウメイギクは満開中です。
シュウメイギクの花弁の直径は5~6cm,花弁は10枚くらいです。小さな花ナビらのようものも生えているのですが,その役割ははっきりしません。花弁の内側には多数の雄しべが生えています。中央の薄緑色の円錐状の子房表面には無数の突起があるのですが,これは雌しべと考えられます。
撮影日:2012.9.29 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ニラに関する記事を終了し,次回よりシュウメイギクのマクロ写真を連載することにしており,ただいま準備中です。
記事と記事の間に「シロバナガンバナ」の写真を載せます。NHKのローカル放送(午後7時前の)で紹介された写真です。
撮影日:2012.9.19 撮影場所:プラントピア ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ニラの6本の雄しべはそれぞれ6枚の花弁の内側より生えています。花弁を小さなハサミで切り取り,その奥の方より生えている雄しべの根元付近を撮影した超マクロ写真を示します(スケールバーは100μmに対応)。手前側は切り取った花弁の残り部分です。
撮影日:2012.9.25 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T.TAKAHASHI)
ニラの縦断面の超マクロ写真です。雌しべの根元付近の様子が良く分かります。雌しべの下端はすっぱり切り撮ったような形です。花粉情報は下のもやもやした領域を経て胚珠に入っていくのでしょう。
撮影日:2012.9.25 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ニラの子房をカミソリで縦断して撮影した超マクロ写真を示します。嚢の縦断面では1個の楕円体球の胚珠が見えています。その下部にあるもやもやしたものの実体は分かりません。右斜め上に伸びているのは雌しべです。雄しべは6個の円環状に並ぶ胚珠の真ん中の奥より生えていることが分かります。
撮影日:2012/9/25 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ニラの子房の上方をカミソリで切り取り撮影した超マクロ写真です(スケールバーは100μmに対応)。左上方にフォーカスしました。2個の胚珠が収まっている様子が分かります。胚珠の表面にはしわが入っています。
先の記事で示しましたように子房を外から眺めると3個の嚢があるように見えます(各嚢には中央に縦筋あり)。3個の嚢は少し下では合体しており,上から見た限りでは三つの子房のふくらみの中に2個ずつ6個の胚珠が収まっています。
撮影日:2012.9.26 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
前回と同様,ニラの子房の上部を切り取って内部の超マクロ写真を撮りました(スケールバーは100μm)。手前側の1個の嚢にフォーカスしました。2この胚珠が入っています。
撮影日:2012.9.25 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭