当ブログを盛り上げてくれたスマトラヒラタも全部羽化しました。
結♂6、♀1羽化、幼虫時に死亡が1という結果でした。
これは私としては非常に良い成績で、我が家の飼育環境がスマトラヒラタ向きなんだと思います。
同じように育てているマリンドッケやアルキは羽化ズレ、いつまでも幼虫してる等苦戦しております。
♀については大きくて立派なのが羽化しましたが♂は普通のサイズです。
♂についてはもっと大きくなるのでしょうが、ビン交換遅れ、早期羽化、最終ビンでの暴れなどが原因で存分な力を発揮させてやれた感じがします。
よかった事は羽化不全「0」。
これは飼育する上で絶対にクリアーして欲しい目標です。
クワ達はもちろん私の都合に合わせて育ってくれるわけもなく、タイミングよく紹介できるときもあれば、全く紹介されずに終わったりします。
せっかく頑張って羽化してくれたので全部お披露目です。

【和名】スマトラオオヒラタ
【学名】Dorcus titanus titanus
【産地】Sumatra Is. Aceh
【累代】F1
【羽化日】2007/5/10
【サイズ】83.3mm/頭幅29.4mm/胸幅30.6mm/顎幅左10.5mm/顎幅右10.4mm
【備考】親WD♂91mm×WD♀40mm
幼虫時最大体重 52g 最初に羽化した♂です。
完品羽化でホッとしましたが、52gもあってこの大きさ。
何で?って感じたのも事実ですが、親に似た形で小さいわりにカッコいいところは嬉しかったです。
これが早期羽化なんでしょうね。
ガンガンエアコン回してたら??

【羽化日】2007/6/17
【サイズ】91.5mm/頭幅32.2mm/胸幅33.1mm/顎幅左11.5mm/顎幅右11.5mm
【備考】 幼虫時最大体重 48g
この個体が来年の親です。
みんなの中で飛び抜けていい数字です。
内歯の幅が11mm超えたのはこの個体だけです。
11mmというのが壁なのかもしれないです。
91mmということで親と同サイズ、よく似ています。
これが遺伝なんだなぁ~と思いました。
親のサイズ詳細測っておけばよかったなぁ~
でもそのときノギス無かったかも?です。

【羽化日】2007/7/11
【サイズ】91.8mm/頭幅31.8mm/胸幅33.4mm/顎幅左10.7mm/顎幅右10.7mm
【備考】 幼虫時最大体重 46g
これが一番大きくて一番幅があります。
これで内歯が11mm超えていればかなりカッコよかったでしょう。
この個体は親とは似ていません。
意外なのは幼虫時の体重が46gだった事。
とは言っても3本目投入時の体重です。
きっと投入後ももりもり食べて成長したのでしょう。
これから言えるのは最終ビン投入時の体重は目安に過ぎないのだなという事です。

【羽化日】2007/7/15
【サイズ】89.5mm/頭幅31.5mm/胸幅32.7mm/顎幅左10.5mm/顎幅右10.6mm
【備考】 幼虫時最大体重 53g
残念な事に今日再度採寸したら90mmより小さくなっていました。
何回か計ってみましたが、よほどいいタイミングで測らないと90mm超えません。
なのでここは厳しい数字に変更。
この個体は3本目53g、暴れたので4本目投入、47gにダイエット。
暴れなかったらもっと大きかったかも??

【羽化日】2007/7/29
【サイズ】87.6mm/頭幅31.1mm/胸幅32.7mm/顎幅左10.5mm/顎幅右10.5mm
【備考】 幼虫時最大体重 53g
う~ん、この結果は何なんでしょうね??
暴れながらも4本目で最大53g、早期羽化でもないのに大きくなりませんでした。
このあたりが思い通りにいかないところですね。

【羽化日】2007/8/17
【サイズ】87.6mm/頭幅31.1mm/胸幅32.7mm/顎幅左10.5mm/顎幅右10.5mm
【備考】 幼虫時最大体重 53g
最後に5本目まで行った暴れ者です。
この個体は3本目で47g、最終40gでした。
3Lビンは使用しておりません。
大きさは他より少し小さいのですが、内歯幅があります。
育った環境と、暴れて小さくなってもこの大きさで羽化したので、もしかしたら大型極太を生み出す可能性もあるかもしれません。
まとめとしてはこんな感じです。
だいたい冬は13℃~16℃、夏はエアコン設定27℃の環境での飼育です。
まともな部屋の温度のデータなんかもあれば今後の参考になりそうです。
過剰な期待をして待つのも楽しいですが、結果を見てあ~だ、こ~だ考えられるのも飼育の楽しみです。