「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

2007年大賞

2008-01-02 | 様々な空気
読者の皆さん、明けましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願いいたします。

年も明けましたので、ここで昨年(2007年)の総括をしたいと思います。
総括と言っても、1つの件に尽きるのですが。

筆者が考える「2007年大賞」は、「安倍いじめ冷血国民」です。

最初に国民側の言い訳から書いておきます。
国民の体制派が安倍さんに期待していたのは、

1.「若くて改革派の総理」:小泉首相の長所を継承
2.「多少はやさしさがある」:小泉首相の短所を補う

のようなことであったと思います。

そのうち、不祥事を起こした閣僚を罷免できなかったことで、
1のイメージが崩壊したというのが一番大きいのでしょう。
そこに安倍さんの見た目の覇気のなさが、
皆でいじめたくなる心理を助長した。

ただそれにしても、安倍さんが元々拉致問題を第一に考えている
政治家だということは、国民も多少は知っていたはずです。

それを知った上で(一時的に忘れたにしろ)、
あのようにマスコミという巨大権力と一緒になって
凄惨な「安倍いじめ」を行った点については、
「人でなし冷血国民」と批判されても仕方ありません。
国民は拉致被害者を平気な顔をして見捨てた訳ですから。

ここには日本人の、全体主義的な空気を感じずにはいられません。
「KY」などという言葉が流行すること自体が、全体主義の証拠です。

今年もこうした「空気」を批判的に見ていきたいと思います。

11 コメント

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Unknown (和食健康)
2008-01-02 15:09:56
新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

2007年に起こった、マスコミの国民扇動して安倍総理辞任劇にもって行った卑劣なやり方は、許されるべきではありません。

その同年に民主党小沢代表でも事務所貸し出しでの家賃収入はほとんど追及されませんでした。
日本だけですよ、総理を茶化し馬鹿にした番組(KY=安倍元総理)を放送するのは。

私達にできるのは間違いを正し、常に真実を発信していくことですね。

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Unknown (太一)
2008-01-02 16:47:18
>和食健康さん

こちらこそよろしくお願い致します。

>2007年に起こった、マスコミの国民扇動して
>安倍総理辞任劇にもって行った卑劣なやり方は、
>許されるべきではありません。

このことは今後一生語っていきたいです。

普通の総理批判と、
ファッショな空気でバカにするのは違いますからね。
しかも拉致被害者の存在があるというのに・・・
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週刊朝日の表紙比較 (かず)
2008-01-02 22:18:00
太一さん、和食健康さん、そして他のコメンテーターの方々、今年も宜しくお願いします!

>あのようにマスコミという巨大権力と一緒になって
凄惨な「安倍いじめ」を行った点については、
「人でなし冷血国民」と批判されても仕方ありません。

西村幸祐氏のブログで、書籍「反日マスコミの真実2」に収録されている、週刊誌「週刊朝日」の表紙の比較が掲載されていました。(http://nishimura-voice.up.seesaa.net/image/B8FDB3A820P6.jpg
安倍前首相を載せた表紙を見てみると、安倍氏が如何にも心が弱い男、あるいは悪者という様なイメージを醸し出している表紙ですが、一方、福田首相を載せた表紙を見てみると、「福田がこれからやるぞ!」という様なイメージを醸し出している表紙に見えます。
言葉が過ぎるかもしれませんが、こういうところから「印象操作」あるいは「情報操作」が始まっているのではないでしょうか?
新聞の見出しにしても殆どが意図的なものですし…。

他にも、朝日の言論暴力についても載せられていました。↓
http://nishimura-voice.up.seesaa.net/image/A4CFA4B8A4E1A4CB.jpg
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Unknown (太一)
2008-01-02 22:27:20
かずさん、今年もよろしくお願い致します。

>言葉が過ぎるかもしれませんが、
>こういうところから「印象操作」あるいは「情報操作」が
>始まっているのではないでしょうか?

全然言葉は過ぎていないと思います。
これこそ正に「印象操作」「情報操作」です。
独裁国家の多くがこうしたイメージ手法を用いています。

ですから、マスコミがファシストであり、独裁者だと思う訳です。
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私の意に沿わない報道は全て政府の陰謀だ!…? (かず)
2008-01-02 22:35:15
>その同年に民主党小沢代表でも事務所貸し出しでの家賃収入はほとんど追及されませんでした。

今年の11月にあった小沢辞任騒動の時に、小沢氏はこの様なことを語っていたようで…。
「もちろん党首会談および会談に至るまでの経緯と内容について、私自身も、そして私の秘書等も、どの報道機関からも取材を受けたことはないし、取材の申し入れもまったくない。それにもかかわらず、事実無根の報道が氾濫(はんらん)していることは、朝日新聞、日経新聞等をのぞき、ほとんどの報道機関が政府・自民党の情報を垂れ流し、自らその世論操作の一翼を担っているとしか考えられない。それにより、私を政治的に抹殺し、民主党のイメージを決定的にダウンさせることを意図した明白な誹謗(ひぼう)・中傷報道であり、強い憤りを感ずるものだ。」(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071104/stt0711041810007-n1.htm
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/51153159.html(マスコミ不信日記)

民主党の意に沿わない記事を書くマスコミは全て政府が操っていると、小沢氏は言いたいのでしょう。
それにしても朝日も日経も、中国共産党の意に沿って記事を書いている新聞社なのが気になりますが…。

それに、朝鮮総連から不正献金を受けていた民主党の角田議員と近藤議員の件も、何故か殆ど報道されませんでした。
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憲法9条教団の人はヒトラーを目指す? (かず)
2008-01-03 00:39:14
連続投稿です…。

今年も年始から朝日は快調に飛ばしているようで…。

「■苦しむ人救う「一日独裁者」 主婦 柴田十子(宮城県柴田町 52歳)
「独裁者になりたいよ~」テレビでニュースを見ていると、つい叫んでしまう。そんな私が2008年、つい
に念願の「一日独裁者」になりました。仕事場をのぞいてみましょう。

「薬害肝炎は一律救済の芽はでてきましたが、原爆症の方々にも同様の措置をとりなさい」「中国
残留孤児の方々は誤った国策の犠牲者。裁判なしで、急いで救済しなさい」「おにぎりが食べたいと
いう遺書は哀れすぎる。生活苦から保護を求める人には給付しなさい」「年金記録照合に何年もかか
る?フリーターをたくさん雇い手伝ってもらいなさい」「拉致被害者ご家族の辛い思いが長すぎる。
独裁者会談をして、私が全員連れ帰る。日本の強制連行の賠償が先だって言われる?じゃ、お金を
たくさん用意して」

側近たちは「国庫にゆとりがありません」と抵抗します。でも独裁者はにこり、「友人のビル・ゲイツと
イチロー、松坂、トヨタ自動車の渡辺社長に連絡してください。みなさん困っている人の役に立ちたくて
うずうずしています」
さて2008年、苦しむ人を見捨てない政治家が現れることを願っています。

2008年1月1日(火)朝日新聞東京版13面「声」 テーマ「私の夢」より
http://image.blog.livedoor.jp/dqnplus/imgs/a/6/a68555c3.jpg
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1199285492/
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ニュースを見ろとは言うけれど (おぎ@暇同)
2008-01-05 00:14:42
始めまして、おぎ@暇同と申します。
この記事が非常に共感できる
内容なのでコメントさせてもらいます。

よく学校なんかでは
「ニュースを見ましょう」といいますが、
そのニュースが間違ってることもあるということを
しっかりと教えていく必要があると思います。
ここまで思い切らないと、
マスコミの横暴は無くならない気がします。
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Unknown (太一)
2008-01-05 02:03:24
>かずさん

>民主党の意に沿わない記事を書くマスコミは
>全て政府が操っていると、小沢氏は言いたいのでしょう。

思うのですが、
ほんの少しでも政府に有利、というより、
ほんのわずかでも政府批判をしない瞬間があるだけで、
全て「政府に有利な世論操作」と言いますよね。
これは小沢だけでなく、マスコミやコメンテーターもよく言います。

「政府のことを論じる場合は100%徹底的に悪く言わなければならない」
という決まりでもあるのでしょうか?
どうやらあるようです。少なくてもそういう「空気」はあります。
これも一種のファッショです。

良い政策であっても悪く言うのでは、バカの一つ覚えと言わざるを得ません。
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Unknown (太一)
2008-01-05 02:03:59
>おぎ@暇同さん

はじめまして!

>よく学校なんかでは
>「ニュースを見ましょう」といいますが、
>そのニュースが間違ってることもあるということを
>しっかりと教えていく必要があると思います。

全く同感です。
私の過去の記事の中に、

“Bias”~アメリカでのメディアリテラシー教育
http://blog.goo.ne.jp/taichi200707/e/f2e1ad29d635ec7b0bff85d896885582

というものがあります。
アメリカの少なくても1部ではそういう教育がされています。

日本のマスコミや教育界が、いかに卑怯かがよく分かりますね。
自分を公平であるかのように装う訳ですから。

その影響を受けてか、日本の特に若い人は、
自分のイデオロギーを隠す「公平ごっこ」をする人が多いですね。
「自分は公平」ということにしておけば、批判されなくて済む。
批判されるのを病的に恐れるからそうなるのでしょう。

しかしまずは「公平な意見など存在しない」という
基本を知るべきだと思います。
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Unknown ()
2008-02-11 02:10:06
ネットにアクセス出来ない者と独裁人権弾圧国家崇拝者の左巻き以外で、外国人参政権容認党の民主に投票した連中は、大きなツケを払う事になると理解していたのか聞いてみたい。

バカなのか無責任なのか…
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