さかきの教授日記

九州産業大学 工学部 バイオロボティクス学科の教員である榊が、学生を教えていて気がついたことをつづった日記

温故知新

2009年05月27日 09時38分44秒 | Weblog
■ちょっと蒸し暑いですね。
■さて、学会ロボメック09で得た貴重な話いろいろ、、、
■関西のある大先生がお話くださった。最近研究テーマを変えたそうだ。ロボットの制御など、どちらかというと基礎的で地味な課題。最近はロボット学会などでも発表が減っているが、なぜ今このテーマ?
■「確かにやる人は減っている。ところが考えてみると、まだまだ課題が多い。産業に直結するが、企業研究者はなかなかじっくりと取り組めない。だからこそ大学でやる価値がある」と。
■なるほど、産業に資するための基本中の基本の考え方だ。企業にいた人間としてはよくわかる。納期に追いまくられバタバタしてなかなか時間が取れない。大学で時間をかけて基礎を固め体系化し、その技術を産業界にフィードバックすると大変ありがたい。