さかきの教授日記

九州産業大学 工学部 バイオロボティクス学科の教員である榊が、学生を教えていて気がついたことをつづった日記

できません

2006年11月30日 08時14分03秒 | Weblog
■銀杏がかなり色づいてきましたね。8階からキャンパスの斜面に黄色の絨毯が見えます。
■さて、学生と話しているといろいろなレスポンスが返ってくる。そのなかで、気になるものをひとつ。
■「、、、できません。」いやシンプルな答だな。
■この人からは幾度と無く同じ台詞を聞いた。きっと口癖だと思うが、本人の考え方というかスタンスを反映しているのだろうね。
■先日は、隣にいた学生から「え?でもこうしたらいいんじゃない」と言われた。確かにちょっと変えるとできそうだ。すると、「あ、、、そうですね、、、じゃ、できます」となった。
■割とできる人なんだが、あと少し粘るともっと伸びると思うよ。(できませんというのを禁句にしたい)

暇やったら

2006年11月29日 16時27分41秒 | Weblog
■いや昨日は失敗したなあ、、、
■さて、最近いろいろな仕事が錯綜してきてだんだん忙しくなってきた。
■細かい雑用が増えて、研究テーマなんかについて考えるのは、帰る前の20分と電車に乗っているときがやっとという日もある。
■家に帰ってカミサンにぼやいたら「あなた、暇やったら困るでしょ?」とすっぱり言われてしまった。
■ははは、確かにそうだね。忙しい方があとから考えたら結構充実していたな、ということが多い。妙に落ち着いて考える余裕があったとしても、結局なにも出てこなかったりするからね。

ころんでもタダ

2006年11月28日 09時09分31秒 | Weblog
■風雨がひどかったですね。傘が壊れたが予備が一本も無い。夜コンビニに買いに走りました。
■学科の2年生へロボット企画書の課題を出している。参考になるよと福祉機器展を紹介したら「せっかく行ったのに参考になるものがなかった」とある学生。
■ふ~ん、そう?君が求めている「答え」は、あるはずがない。もしあったら、既に世の中にあるということになり、考え直すことになるね。
■でも、ヒントは山ところがっていたはずだけどね。ないんじゃなくて、見えなかった、見ようとしなかっただけじゃないかな。
■「ころんでもただでは起きるな」というよね。時間と金を使ったんだから、何かもとを取らなくちゃ。

勝手におもしろがって

2006年11月27日 09時23分08秒 | Weblog
■暖かいけど雨が「しろしい」ですね。
■さて、本学科3年生が卒研に「仮配属」された。とはいうものの、いきなり研究っていっても無理がある。徐々に力をつけていってもらいたい。
■いろいろ試みているが、就職活動の準備として、週1回自分の担当日を決めて新聞記事の紹介を義務付けている。新聞を読む習慣をつけるのと、自分なりに注目した内容を人にわかるように説明する練習も兼ねている。
■いつだったが、ある学生A君が記事を紹介した。ちょっと気になったのが説明の仕方。「この記事はおもしろいです」という。うん、たしかに面白そうだ、、、で?「え、、、」と説明が続かない。
■少し勘違いしていたみたい。これがいいですと記事を差し出せば、読んだ人が(自主的にというか勝手に)おもしろがってくれる、、、のかな。
■まずA君自身が面白がる様子を見たいね。特にどこが面白いのか、そしてなぜ?をいうといいでしょう。

念仏

2006年11月24日 09時51分50秒 | Weblog
■すっぱりと晴れてさわやかな朝ですね。
■ブログを書いていますというと、よくそんなに続けられますね、といわれる。
■そういえば、子供が茨城のつくばでお世話になった、コロボックルという幼稚園に、ライオンというあだ名の園長先生がいた。毎月冊子を発行するのだが、巻頭言を彼が書いている。まわりから「ああ、またライオンの念仏だ」といわれながらつつけていた。当時で10年くらい続けているからすごい。(なつかしいな、今も元気でいると思う)
■後から考えるとテーマは同じだった。子供をどうみるか、どう育てるか、親はどうあるべきか、彼の主張は一環していた。いつも同じことを言っているんだ。ただ、そのときどきにあったことを交えながら、表現を変えてはいるが。
■続けるって事は、簡単なんだけど難しいね。