さかきの教授日記

九州産業大学 工学部 バイオロボティクス学科の教員である榊が、学生を教えていて気がついたことをつづった日記

副作用 1

2009年05月19日 09時03分22秒 | Weblog
■朝方は気持ちがよいですね。
■さて、いつも学生たちに言っているのだが、卒研は一生懸命に。ただし、どういう効果を期待するかが問題だと。
■技術の習得、、、もちろんそうだ。どの研究室でもある意味先端の研究成果や課題に触れることができる。その分野でしか触れることの出来ない技術(装置など)もあるだろう。貴重な経験だ。大事である。
■だが、一般的に考えると、その研究室ですごすのは、長くて1年半、短い場合は、実質半年くらいだろう。その間触れた技術を後生大事に持っていられるのか、、、一部の研究者となる人以外の大部分の学生にとって、おそらく、長くて5年、早ければ1年以内に学んだ技術は陳腐化するだろう。先端技術に触れるのはたしかに貴重な経験だ。しかし、学んだ技術からは、その後、長い効果を期待できない。んじゃど~すんの。卒研やって何の意味が、、、?