さかきの教授日記

九州産業大学 工学部 バイオロボティクス学科の教員である榊が、学生を教えていて気がついたことをつづった日記

年末 御挨拶 2

2009年12月29日 06時37分45秒 | Weblog
■さて、続き。今年はどういう年でしたか?
■継続中の研究テーマでもそれぞれ意義深いものがあった。学生たちも苦労しながら自分なりに意味をつかみ工夫している。それが彼らを大きく成長させた。
■食事介助ロボットでは、視線計測装置の性能を出すのに苦労した。なにしろ装置単体ではなく、人が実際使ったときのスペックがほしいのである。キョロキョロする目、ユラユラうごく体や顔を前提にすると、とんでもなく難しくなる。
■電動ストレッチャでは、福祉用具プラザ北九州、機械学科牛島研、デザイン学科青木研との共同研究がすすみ、実物大の実機がまもなくできそうである。
■福祉機器の安全性では、警報の有無で操作がどう影響を受けるかを実験した。これも個人差や学習効果がはいって大変ややこしい。
■歩行介助ロボットでは、ソフトと格闘しながらようやくロボットを動かすことに成功、歩行をうながす動きの作成に入った。
■ハンドマッサージロボットでは、技術課題の抽出と改良に取り組んでいる。
■学内外の諸先生・皆様に本当にお世話になりました、感謝いたします。また、来年もよろしくお願いします。

年末 御挨拶 1

2009年12月28日 06時37分25秒 | Weblog
■クリスマスはいかがでしたか?
■さて、今日は仕事納め。23日が公式の仕事納めだったのだが、いろいろ仕事が詰まっていてズルズルと、、、
■本年は新たな転機を迎えた年だった。キーワードは「コンペ」である。
■教育では、ロボメカコンペ第4回を無事修了できた。8大学18チーム参加なので、大学数としては最大となった。本学からは、工学部、芸術学部とともに新たに経営学部の学生が参加してくれた。これは総合大学が本当に総合して学問する大学になる大きな一歩である。
■研究では、大手物流会社より2件の委託を受けた。納期・コスト・品質を守りながら開発することの厳しさを感じながら、学生たちも真剣に取り組んでくれている。とくに大型機械を設計するためのノウハウ(まだまだ一端に触れたくらいなのだが、、、)が得られたこと、技術の幅が広がったことは、大きな意義があった。

書いてますか?

2009年12月25日 06時29分27秒 | Weblog
■風が襟に入ってくるとヒヤッとしますね。
■さて、どこかで聞いた話だが、、、ある企業の社長さんに年賀状が届いたそうな。その社長、年賀状を見て激怒して曰く「この賀状、送り返したまえ」と。賀状にボールペンで挨拶文が記せられたり。いかにも急ぎて走り書きした風な書き様。宛先の人物を軽んじたように感ぜられし。
■年末のばたばたした中で大変ではあるが、ま、一手間掛けて何か挨拶文を書くとよいのでしょうね。ただし、丁寧に(と自戒)。
■我が家は明日、明後日で書くつもり(あくまで)。置いて行かんといてくれ~。

省エネ

2009年12月24日 06時51分01秒 | Weblog
■寒さひと段落、、、かな?
■さて、COP15もなんだかもめにもめた挙句、よくわからない結論が出たようなでていないような、、、
■しかし、今後CO2排出量を意識した企業活動が求められることは間違いない。より排出量が少ないエネルギーの算出、効率化、そしてエネルギーを(見かけ上)使わない手段の開発が注目される。
■今年の10月に出張した名古屋のからくり展を思い出した。上に述べたとおり、見かけ上エネルギーを使わない方法がずらり。見かけ上とは「新たにエネルギー、とくに電気を使わずに、その機械・器具の周辺の使っていないエネルギー、とくに運動や位置のエネルギーを使いまわして」という意味。
■人の動きやモノの動きを有効に使おうという発想だ。そのシステムの全エネルギーに注目し、そのシステムに新たなエネルギーを注入することを極力さけながら、同じアウトプットを目指す。
■メカトロで省エネを図ると平行して、からくり(メカ)で省エネをはかる動きが加速していくはずだ。
■しかし、メカトロは教えていても、からくりは教えていないよなあ、、、

暇なとき

2009年12月22日 06時38分11秒 | Weblog
■風邪を引いていませんか?
■さて、先日、電車で幼稚園父の会OBのAさんにばったり会う。半導体関係のメーカにお勤めだ。
■半導体は少し上向いてきた、、、兆しが見えたようだが、全体にはまだ最盛期の6,7割である。生産ラインはがらんとしている。乱高下はいつものことだが、この「ヒマ」なときにこそ次の技術を仕込んでおかないと、、、とのこと。
■「ヒマなときだからやれることがある」とのコメントが印象的だった。