さかきの教授日記

九州産業大学 工学部 バイオロボティクス学科の教員である榊が、学生を教えていて気がついたことをつづった日記

枯れた

2007年08月31日 09時57分40秒 | Weblog
■走り幅跳びの大逆転、すごいですね。しかし、いまいち日本選手がふるわない、なんでやねん。
■いろいろな付加機能が増えている冷蔵庫。基本の冷やす機能でも大きな変化が。
■ラップのいらない冷却方法が開発された。
■大容量を効率的に冷やすにはファンで風を起こしていた。このため、水分をうばい、ラップをしないとパリパリに。ラップは常識。
■これまでの対流ではなく、シャープが開発したのは直却式。輻射を利用する方式だ。実は昔の冷蔵庫で一般的に使われていた技術。いまでも小型では使われている。
■しかし、霜がつくのが欠点でだんだん使われなくなっていった。ここで逆転の発想。よく考えると霜=水分。利用できれば保湿ができる。微風を起こして霜をおさえ、その水分を行き渡らせる。
■ラップをかけるのって、いまいち面倒だし資源を無駄にしているようで罪悪感があった。これで安心できそうか、、、?
■日経産業新聞

違いあんの? 1

2007年08月30日 09時54分12秒 | Weblog
■電車に傘を忘れてしまいました、トホホホ、、、。車内で本を読んでいて、とっさの乗り換えでもう置き忘れ。
■さて、学部教員による高校訪問も一区切りついた。およそ7~8月に高校では3者面談などがあり、進学先を打ち合わせる。
■訪問する際には、ひととおり本学や学部の「特長」を説明する。基礎学力のサポートのための補習授業やサポートセンター、語学教育に力を入れている、ロボットなんかの工房がある、就職のサポートもばっちり、、、
■ある先生いわく、「それって、もうどこでも当たり前じゃん、フツーなんだよ。」うっ、、、反論できない。確かにそう、もう特長でもなんでもない。実際、近隣のA工大とうちとの差っていったい何?と内部で議論したことがあるが、結論は「わからん」である。こんな話を高校にしても、「あ、そう。も~聞き飽きてるんだけんど」である。
■じゃ、ど~したらいいか?

電動か

2007年08月29日 09時51分00秒 | Weblog
■昨夜の皆既月食、みごとでしたね。あんなに速く変化するとは驚きです。
■さて、クルマ技術の話題。わざわざモータによる電動化する理由がようやく理解できた。
■パワステは従来、油圧駆動が大半だったのだが、最近はモータ駆動に変わりつつある。新聞によると、ジェイテクトは大型トラック向け電動パワステを開発した。
■油圧式では常にエンジンの動力でポンプを動かす必要がある。ステアリングしないときも圧力をかけている。これに対し、電動式では必要なときだけ駆動するので、省エネになる。数%の燃費改善だ。
■な~るほど。なんでわざわざ、、、と思っていたが、昨今のCO2排出規制を受けての技術開発なんだね。納得。
■日経産業新聞 8月27日

変えてみる

2007年08月28日 09時52分22秒 | Weblog
■一昨日つい20キロほど走ったら、またまた膝が、、、それにしても、15キロを過ぎたところで、息があがるよりも足が動かない!
■さて、ときどき高校などで出張講義をする機会がある。今度からやり方を変えようと思う。
■今までは、ロボットはこんなにすごいよ、おもしろいよ、、、という話をしていた。しかし、それでは良くないんじゃないかと思い始めている。
■というのも、これでは映画と同じで「ああ、おもしろかった」で終わるからだ。もちろんおもしろいんだが、それを支えるのは、地道な技術開発だ。さらに、その技術を支えるのは、実は高校時代に学ぶ数学や物理である。
■ロボットを動かすには、三角関数、行列、微分方程式、力学の知識が少なくとも必要だ。今までは避けていたが、それをきちっと説明したいと思う。高校でならう数学と物理は、頭の体操じゃない、実際に役に立つ、それがないとモノはうごかない。エンジニアにとって必須のものだと。
■7月末のオープンキャンパスで試してみた。すると高校生は一様に、少しドキッとした顔をして「へえ」という。これは感触があると見た。
■10月に2つ講義を引き受けている。試してみるつもりだ。

ナンやてえ

2007年08月27日 09時46分53秒 | Weblog
■6時過ぎに起きました。ふと涼しい風が吹いています。秋がそっと近づいているんですね。
■中華航空事故の続報を読む。ボルトにナットがついた状態で、燃料タンクに突き刺さっていたとのこと。
■パイロンを固定するこのボルトには他に数種の部品が必要であった。端のナットがそのままということは、、、つけていなかった確実な証拠である。整備の際に付け忘れた可能性が大きい。
■整備側の問題は大きいだろう。しかしなあ、、、設計にも問題があるのではないか?
■作業を人がする限り、部品を付け忘れる可能性はゼロではない。マニュアルにしたがって作業していても、プロであっても、人の作業である限り、うっかりミスは起こりうる。
■今回は、部品を付け忘れたにも関わらず、なんらかの理由で一見ボルトが固定されたと勘違いしたのではないだろうか。(ナットの間の部品にネジが食い込むなど、、、)途中の部品をつけない限りボルトがブラブラするとか、整備士にまずいと気付かせる工夫が必要だ。(ポカよけ)
■それと、もうひとつ。なんでナットよりパイロンの穴が大きいんだ?これじゃ、部品を忘れると即事故につながってしまう。万が一途中の部品を付け忘れて事故が生じるとしても小さく抑えたい。ボルトが抜けるという大事を避けるには、あと少し穴を小さくするか、ナットを大きくすれば良かったのだが。(次善の策)
■システムトラブルを避けるには、二重・三重の防護壁がいる。
■朝日新聞