【13月のゆうれい】を読んだ。
画が80年代のポップなデザインで気に入ってジャケ買いした作品。一年待ってよかった。
女装が好きなキリ(男)と、女らしさに違和感を感じるネリ(女)のそっくりな双子をめぐる物語。
とても人間関係が面倒くさくていささか込み入っているけれどそれが重要。
ジョハリの窓。
自分が自覚していて、他者も気づいている窓。
自分が自覚していて、他者が気づいていない窓。
自分が自覚していなくて、他者が気づいている窓。
自分が自覚していなくて、他者が気づいていない窓。
本当にそれだけだろうか?
自分が自覚していて”他者が思っている自分と違う自分”を自覚しているけれど、誰も気づいていない窓。
という窓はないだろうか?この窓は常にジョハリの窓の裏打ち構造のように張り付いているように思う。
ジョハリの窓は実際のところは窓じゃなくて三次元に展開したジョハリ箱なのかもしれない。
人は多面的で、時間と場所とともに形も色も変わる。矛盾の塊なんだと思う。
精神科学がどういうものか深いところはわからないけれど、非常に静的なものを扱っているのだと思う。でも、人は動的な精神心理を持つ。それを完全に解き明かすことができないように思う。
いつもなら動かないけれどグラグラと動く精神のときに、誰も気づいていない窓が開くことはあるだろう。それが良いことなのかどうかはわからないけれど、可能性の広がりではあると思う。
自分にとって必要な何かに気づいたり、自分が全く必要のない人間だと気づいたり。
キリもネリもとんでもなく面倒くさい道を進んでいるように見える。人は誰もがそうなのかもしれないようにも思うし、そうじゃないようにも思う。
結局どんな窓が開こうが、自分の喜びも苦しみも、そして奇跡すら自分自身だけのもので、誰かに分けたり分かち合うことはできないものだというのは間違いないのだろう。
読み方によってはラブストーリーだし、もうちょっとひねた読み方もできる。面白い作品だと思う。
画が80年代のポップなデザインで気に入ってジャケ買いした作品。一年待ってよかった。
女装が好きなキリ(男)と、女らしさに違和感を感じるネリ(女)のそっくりな双子をめぐる物語。
とても人間関係が面倒くさくていささか込み入っているけれどそれが重要。
ジョハリの窓。
自分が自覚していて、他者も気づいている窓。
自分が自覚していて、他者が気づいていない窓。
自分が自覚していなくて、他者が気づいている窓。
自分が自覚していなくて、他者が気づいていない窓。
本当にそれだけだろうか?
自分が自覚していて”他者が思っている自分と違う自分”を自覚しているけれど、誰も気づいていない窓。
という窓はないだろうか?この窓は常にジョハリの窓の裏打ち構造のように張り付いているように思う。
ジョハリの窓は実際のところは窓じゃなくて三次元に展開したジョハリ箱なのかもしれない。
人は多面的で、時間と場所とともに形も色も変わる。矛盾の塊なんだと思う。
精神科学がどういうものか深いところはわからないけれど、非常に静的なものを扱っているのだと思う。でも、人は動的な精神心理を持つ。それを完全に解き明かすことができないように思う。
いつもなら動かないけれどグラグラと動く精神のときに、誰も気づいていない窓が開くことはあるだろう。それが良いことなのかどうかはわからないけれど、可能性の広がりではあると思う。
自分にとって必要な何かに気づいたり、自分が全く必要のない人間だと気づいたり。
キリもネリもとんでもなく面倒くさい道を進んでいるように見える。人は誰もがそうなのかもしれないようにも思うし、そうじゃないようにも思う。
結局どんな窓が開こうが、自分の喜びも苦しみも、そして奇跡すら自分自身だけのもので、誰かに分けたり分かち合うことはできないものだというのは間違いないのだろう。
読み方によってはラブストーリーだし、もうちょっとひねた読み方もできる。面白い作品だと思う。
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