MARUMUSHI

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『キャピタリズム マネーは踊る』。

2009-12-14 22:57:27 | 映画日記
『キャピタリズム マネーは踊る』を観てきた。

マイケル・ムーア監督最新作。
去年から今年にかけて、金融界・経済界を揺るがし、俺たちの生活にまで影響を及ぼしたサブプライムローン。
資本主義とはいったい何か?みんな、なぜそこまで資本主義が大好きなのか?
この映画のタイトル『キャピタリズム マネーは踊る』は原題は『Capitalism:A Love Story』だ。
そう。みんな資本主義というものに恋しているのだ。

資本主義ではみんな自由にお金を稼ぐことが出来る。
働けば働くほどお金を手に入れられる。
そう聞けば確かにとっても良い物に見えてくる。
どんなに働いても、他と平等にしか富を手に入れられない共産主義が悪に見えてくる。

けれど、本当にそうか?
だったら、なぜサブプライムローンは発生した?富める者だけが富み、貧する者はとことん貧する。アメリカだけじゃない。日本だってそうなりつつある(若干、アメリカよりも悪い状態だと思うが)。
ワーキングプアなんて状態がゴロゴロ転がっている。
ニートがいっぱいいる。
なぜだ?資本主義は素晴らしいシステムじゃなかったのか?

資本主義ではみんな自由にお金を稼ぐことが出来る。
でも、それだけじゃない。
お金で、なんでも買えるのが資本主義なのだ。
お金を持っている人間は、それで地位を買う。
そして、ルールを書き換えるのだ。誰にも判断がつかないぐらい難しく書き換える。
そして、書き換えて良い面だけを公表する。悪い面は、目に見えないぐらいちっちゃな字で下の方に書いておく。
これで、お金を持っている人のところに、もっとお金が集まるようになる。そして、お金のない人からは、よりお金がなくなるように出来ている。いつのまにか、そうなっているのだ。

政治家や官僚がでてくるニュースを見るたびに思う。
彼らはなぜこんなに頭が良いのに、自分のことしか考えてないんだろうか?
事業仕分を国民は評価してるけど、国の予算を決めるのは国会じゃなかったのか?
民間人を巻き込んで、金をかけて、議員は仕事をサボっているんじゃないのか?たんなるアピールでしかないんじゃないか?と思う。

話がそれた。
けど、みんな自分のことばかり考えて行動力を発揮するから、おかしなことになってしまったんだと思う。


本来の資本主義がアメリカに、そして日本に戻ってくることはあるんだろうか?


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