『パブリック・エネミーズ』観てきた。
大胆不敵、かつ鮮やかに銀行強盗と脱獄を繰り返す、ジョン・デリンジャー。
彼は犯罪者にもかかわらず、国家からは『社会の敵』とされているが、大衆からは絶大な人気を誇っている。
そんな彼の生涯を描いたのがこの作品だ。
犯罪者にもかかわらず、なぜ大衆から彼は人気を得ることが出来ているのか?
それは、彼が彼なりにしっかりとした倫理観を持っているからだ。その倫理観は国家が持っている倫理観とは全く相容れないが、ジョン・デリンジャーが彼の倫理観を崩すことは最後まで無かった。それが、彼をヒーローたらしめた所以だと思う。
ネタバレになってしまうけれど、映画の最後、ジョンはFBIに射殺されてしまう。
けれど、彼を執拗に追いかけていた捜査官パーヴィスは、ちっとも嬉しそうではない。
彼には、これで良かったのだろうか?という思いがあったのだと思う。
世界は勧善懲悪を好む。
白か黒か。善か悪か。
分かりやすいし、何かと都合がいい。政治的にも利用しやすい考え方だ。
けれど、この考え方では割り切れない部分が世の中には沢山ある。
ジョン・デリンジャーは、その割り切れない部分を彼の倫理観で割り切ってしまう潔さがあったのだろうと思う。
だから、他者からの倫理観に踊らされていたパーヴィス捜査官は、全てが終わった後で後悔したのだ。そして、ジョン・デリンジャーを羨ましいとも思ったのかもしれない。
と、色々書いてきたけれど、映画全体としては、まぁまぁの感じやな。
なんとなーく結末が読める映画だけに、中盤はチョイと退屈にも感じるな。
大胆不敵、かつ鮮やかに銀行強盗と脱獄を繰り返す、ジョン・デリンジャー。
彼は犯罪者にもかかわらず、国家からは『社会の敵』とされているが、大衆からは絶大な人気を誇っている。
そんな彼の生涯を描いたのがこの作品だ。
犯罪者にもかかわらず、なぜ大衆から彼は人気を得ることが出来ているのか?
それは、彼が彼なりにしっかりとした倫理観を持っているからだ。その倫理観は国家が持っている倫理観とは全く相容れないが、ジョン・デリンジャーが彼の倫理観を崩すことは最後まで無かった。それが、彼をヒーローたらしめた所以だと思う。
ネタバレになってしまうけれど、映画の最後、ジョンはFBIに射殺されてしまう。
けれど、彼を執拗に追いかけていた捜査官パーヴィスは、ちっとも嬉しそうではない。
彼には、これで良かったのだろうか?という思いがあったのだと思う。
世界は勧善懲悪を好む。
白か黒か。善か悪か。
分かりやすいし、何かと都合がいい。政治的にも利用しやすい考え方だ。
けれど、この考え方では割り切れない部分が世の中には沢山ある。
ジョン・デリンジャーは、その割り切れない部分を彼の倫理観で割り切ってしまう潔さがあったのだろうと思う。
だから、他者からの倫理観に踊らされていたパーヴィス捜査官は、全てが終わった後で後悔したのだ。そして、ジョン・デリンジャーを羨ましいとも思ったのかもしれない。
と、色々書いてきたけれど、映画全体としては、まぁまぁの感じやな。
なんとなーく結末が読める映画だけに、中盤はチョイと退屈にも感じるな。
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