MARUMUSHI

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『恐怖』。

2010-07-11 01:39:15 | 映画日記
『恐怖』を観てきた。
Jホラーシアターっていうシリーズ(『感染』『予言』『輪廻』『叫』『怪談』がこれまでに公開されている)の最終章。



人間の脳にあるシルビウス裂という深い切れ目。
ここを電気的に刺激すると、人は幽体離脱をしたような感覚に襲われる。
別にシルビウス裂に限らず、人間の脳に電気刺激を与えると、人は幻覚や幻聴を見たりする。
なぜ、人の脳にはそんな不必要な機能が備わっているのだろうか?

もし仮に、人間の脳には隠れた、一種、霊的な力が備わっていたとして、普段はその力は抑えられているとする。
脳に直接電気刺激を与えると、その抑制が取り除かれ本来の力が発揮されているのだとしたら。。。

幻覚や幻聴は、時として人に恐怖を抱かせる。
もし仮に、幻覚や幻聴が普段見えていないだけであり、実体を持った物だったとしたら。。。

抑制を取り外された脳は、我々が幻覚と呼んでいる、何か別の実体を持ったものを見る事が出来ていることになる。
”恐怖”は感情ではなく、実体を持った何かなのかもしれない。





暑い季節を目前に、背筋がゾッとするような作品はいかがですか?
”恐怖”は感情ではなく、実態であると知ったあなたの所に、今宵”恐怖”が訪ねてくるかもしれません。。。
(ΦωΦ)ふふふ・・・・


『川の底からこんにちは』。

2010-07-11 01:04:54 | 映画日記
『川の底からこんにちは』を観てきた。
予告編を観た時から物凄く期待してた作品。
満島ひかりのぶっ飛んだ感じが素敵。


「しょうがないじゃないですか」
「私なんて、しょせん”中の下”ぐらいの人間ですから」
そうやって5年間、5つ目の仕事、5人目の男(バツイチ子持ち)。
そんな女に訪れた人生の転機。
父が病気で入院し、代わりに”木村水産”という会社の事業を継ぐことに。
社員はクセのあるおばちゃんたち。

自分の過去を穿り返される毎日。
下がり続ける会社の業績。
ダメな5人目の男。
悪化していく、父の病状。

そんな彼女が、ある日ついに、爆発する!
「もうね!頑張るしかないんですから!!」






これは凄く面白い映画で、泣ける映画。
♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!
パンチが効いてるのに、人情味もあり、人の心の汚い部分まで描き出す。人間は綺麗なだけじゃない。汚い部分もあるし、矛盾した部分だって含んでいる。

「人間やっぱり夢がなきゃダメ」って思ってる人、言われたことのある人は是非観て欲しい。
そんな考えは一気に吹き飛ぶ。
もちろん、”夢を追いかけて頑張る”。これはカッコいいよ。
けどね、”仕方ないから頑張る”。これはそれにも増してカッコいいと思う。
なぜなら、仕方なしに頑張っているほうが夢なんて曖昧な物を追っかけているよりも状況が逼迫してるからだ。芯の強さが違う。
そして、この国に住んでいる人たちは、”仕方なしに頑張っている”、そんな人たちなのだと思う。
だって、俺がそうやから。
”あー、ダルかった”なんて言いながら頑張った一日が終わる。ビールでも飲んでお休みなさい。
この作品は、ダルい毎日を過ごす、”仕方なしに頑張っている人たち”を応援する映画だ。



木村水産社歌がオフィシャルサイトで公開されている。
『川の底からこんにちは』オフィシャルサイト
これだけでも、聴く価値はある!耳に残る!

おばちゃんたちが真剣に合唱している姿が馬鹿馬鹿しい。
けど凛々しさを感じるのは俺だけか?