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MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

Olympus PEN EE-3レストア②。

2011-03-19 03:16:38 | ジャンクカメラ
※このブログは、あくまで個人的な覚書であり、このブログを参考にして修理・分解を行ってカメラが壊れてしまっても一切責任は持ちません。

<修理(続き)>
3)なんだかちょっと。。。という気持ちになりながらも続行。
次に、フィルム室側からレンズユニットを固定しているネジを外す。

塗装されてるんでちょっとネジは固い。エタノールをちょっとだけ浸けてしばらくしてから回すと取れやすい。
取れたレンズユニット。
あれ、また、ネジが無い。。。

またっていうのは、こっちで経験してたから。
これが原因でレンズユニットががたついてたらしい。そりゃそうよな。
セレンの露出計針も何かに引っかかってるみたいに動かない。
これは怪しいと、露出計のユニットを開けてみよう。

あった!
(゜O゜;
写真じゃ分かりにくいけど、押し込まれてある。ネジを取り除くと、露出計は正常に動き出す。ユニットを取ったネジで固定。
ユニットを本体に取り付ける。
ちゃんと動く。
アレ?意外と簡単に直った。
ヾ(*ΦωΦ)ノ 
4)最後に軍艦部の凹みを直す。ストラップを付ける留め金を外してから叩き台に乗せて、裏側から凹みに割り箸を当てて金槌でコンコンと叩く。
完全に直る、ってわけにはいかんけども、概ね戻る。
5)最後にレンズ表面をレンズクリーナーと綿棒でクルクル掃除。
前カバーのネジが無いところは、ナニワネジで調達。店のおじさんに相談したら「同じのは無い」とのこと。でも、ネジの太さだけは同じのがあるので、それを買ってきた。オリジナルよりも長さが0.5mmほど足りない。

でも、実際に取り付けてみると特に問題はなさそうで、ピッタリといっても良い。

さて、直ったぞ。

凹んでたトコも結構綺麗でしょ?




Olympus PEN EE-3レストア①。

2011-03-19 02:35:42 | ジャンクカメラ
Olympus PEN EE-3レストアまとめ。

※このブログは、あくまで個人的な覚書であり、このブログを参考にして修理・分解を行ってカメラが壊れてしまっても一切責任は持ちません。

<参考サイト・書籍など>
PENを治す PEN EE-3の素人修理の巻
PEN EE3.com内のPEN EE3分解のページ

<状態分析>
Yahoo!オークションにて落札したカメラ。ジャンク色々なカメラ5台セットで4000円なり。ちなみにこのEE3とEE2も入ってた。

表面は埃っぽいもののレンズに傷はない。
ファインダー内ちょっと汚れあり。
でも、写真の赤丸内にあるようにストラップをかける所が凹んでる。ぶつけたかあるいは落としちゃったか。。。
シャッターの巻上げが出来ない。これがかなり重症。カタカタカタカタと何か空回りしているような音がするのみ。しかもそれにあわせてレンズユニットがガタガタと動く。
だから、シャッターが切れるのか不明。セレンが生きてるかどうかも全く分からず。
モルトはボロボロ。

アチャ・・・(ノ_< ;)
これはハズレを引いてしまったかな。。。と思いながらも、それなら尚のことと分解修理に。

<修理>
1)さて、軍艦部を開ける。
フィルム巻き上げのクランクはこっちに書いたように外せる。PEN EEとかと同じ。でクランク下のネジとフィルム計数板側にあるネジを外すと下の写真みたいに軍艦部が開けられる。

軍艦部と本体はホットシューのリード線が繋がってるので、半田ごてで外すなり、リード線を途中で切ってしまっても良いと思う。
2)貼り革を剥がす。これまではエタノールを染み込ませるだけで剥がしてたけど、エタノールを染み込ませてしばらくしてからドライヤーで温めながら剥がすと剥がしやすいと聞きやってみる。確かにするっと剥けた!
それはいいけど、ネジが一個無い。写真赤丸のところ。

ますますハズレか。。。



PENTAX SV整備⑤。

2011-03-16 01:10:16 | ジャンクカメラ
※このブログは、あくまで個人的な覚書であり、このブログを参考にして修理・分解を行ってカメラが壊れてしまっても一切責任は持ちません。

<分解(続き)>
12)次にミラーボックスユニットを取る。まずエプロン部の赤丸内のネジを外す。青丸内のネジはX接点などの端子に繋がるリード線なんで、このネジを緩めてリード線を外しておく。

次に上部のネジを2つ外す。

これでミラーボックスが外れるんやけど、外し方の説明は何とも伝えにくい。
手前に引っ張りながら上に持ち上げる、と言ったところかな?

13)外したミラー部にはちょっとだけやけどモルトが張られてるあとがある。

問題あるんかいな?とも思うけど、一応張りなおしておく。

14)この機体では行わんかったけど、もう一機ではノブの巻き上げ不可で、レンズに噛み付き、開けてみたらシャッター幕に強めの巻き癖があったんで張りなおしも行った。結構作業は難しくて器用さが要るなと感じた。でも、出来ないレベルでもないんでやってみて欲しい。
ここに手順を書くと膨大になるので、一部写真だけで御容赦を。
取り出したシャッター幕。

スリット金具は取り外して再利用。これがもしダメになってたら、ジュースの空き缶を加工して作ってもOK。

接着剤とアルミの針金でリベットで布に固定。

初めてにしては意外と上出来。(自画自賛)

あと、参考文献サイトだけを載せておく。どれも本当に参考になる。
ジャンクカメラの分解と組み立てに挑戦!
ME復活応援サイトここ
それとニマント工房とニマント流ここ

あとね、これらの資料でも紹介されているけれど、問題になるのは”シャッター幕”なのだ。
いかんせん高い。吃驚するぞ

というわけで、俺は早々にあきらめて、代替手段を探した結果、こんなのをヨドバシカメラで発見。

森本化成株式会社さんの防炎遮光布という製品。
ヨドバシカメラでは210cm×20cmで1100円。シャッター幕に比べれば破格に安い。
森本化成さんに問い合わせたところ現行品だから、手にも比較的入りやすい。
手で触った感じとかでは、本来のシャッター幕に非常に近い感じがする。でも、やや分厚い印象。
でも、遮光性はもちろん、丈夫さも大丈夫。
とりあえずこれで張りなおしてみる。

張り直し後、組み立てて見た様子。


個人で遊びでやるカメラぐらいならこれで十分ちゃうかな。。。


PENTAX SV + smc takumar 55mm f1.8。

2011-03-08 01:13:57 | ジャンクカメラ
こないだの土曜日。
久しぶりに、鬱で罹ってる病院へ。インフルエンザやらなんやらで、主治医に会うのは久しぶり。

ついでに、今、整備を紹介中のPENTAX SV + smc takumar 55mm f1.8を引っさげて、彼方此方パシャパシャ。
まずは、駅にて。
鉄オタさんには有名な駅(近江神宮前)で、パシャッと。


あらまぁ、シャープな写り。
(* ̄0 ̄*)ノ オォー!!

で、とある駅で下車。
病院に行く途中に、いっつも犬が寝てるお家がある。
この犬。起きてるのを見た事が無い。いっつも寝てる。もしくは、家の中に入ってる。
あ、やっぱり今日も。。。

日当りがいいんやろうな、うらやましいなぁ。。。
c⌒っU ゚ _・゚> φ

で、一時間ほどで診察終了。
帰りがてら、


死んでんじゃねぇか?!

( ;・_・)ッ
って思うけど、よく見ると、ちょっとだけ姿勢と寝てる場所が変わってる。
それにしても、ヨダレ垂らして寝てる犬って、あんまり見た事ないなぁ。。。
良いなぁ。。うらやましい。。。

PENTAX SVは、まだ、ちょくちょくレンズに噛み付くな。
5枚に一枚ぐらいの確率やから、直したいところやけど、どこをどう弄ればいいんやろ?
それにしても、シャープな写りのレンズやな、smc takumar 55m f1.8。
シャープやけど、どことなく柔らかい。
遠目の風景ばっかり撮ったんで、あんまりボケ味とかは分からんな。
また、試してみよう。


PENTAX SV整備④。

2011-03-06 18:47:33 | ジャンクカメラ
※このブログは、あくまで個人的な覚書であり、このブログを参考にして修理・分解を行ってカメラが壊れてしまっても一切責任は持ちません。

<分解(続き)>
11)この時代のカメラのシャッターは、だいたい1/60秒で作動する。それ以上の高速は幕のスリット厚で、低速はスローガバナという所謂ウエイトの機構が仕込まれている。
SVではこれがユニットになってるんで外す。

エプロンを外す。上の写真に写っているネジ四つを外す。
エプロンの裏側を見ると、何も書いてない。この機体はオフィシャルな修理を受けた事はないみたいだ(受けてると判子と修理者名が入ってる)。
さて、ギアが色々と見えてくる。
スローガバナと本体はピンで引っかかってる。下の写真の赤丸の中。

下の写真の赤丸内のネジを外すと、スローガバナが取れる。

取れたガバナ。

詳しい事は分からんけれど、動きが引っかかったりする事はないみたい。下手に注油とかせず、保存。