勝手に続けます。
Dirk Nowitzki(シュートにおけるボールの握り方)
シュートを打つときには、ボールには手のひらを付けずに、指先でボールを掴むのがよい。グリップを安定化させるだけでなく、シュートをリリースする際にボールに力を伝え易い。Nowitzkiの場合は手が大きいこともあろうが、完全に手のひらとボールの間にスペースが空いているのが見える。ちなみにNowitzkiの師匠と言われるHolger Geschwinder氏によれば、シュートがうまくなるには指立て伏せをやるとよいとのことだ。
ちなみに手のひらをつけない、指先で握るシュートといえば思い出すのはRicky Pierce。チャップリンのようなチョビヒゲと爆発的な得点力が特徴で、6th ManとしてSonicsやBucksで活躍した選手。彼のシュートほど「指で握っている」とハッキリ判るシュートはなかった。
Pierceは引退後子供たちのコーチをしているうちに、多くの子供たちが同じような問題(=手のひらを付けてシュートする)を抱えていることに気がつき、正しい指の置き方を示したマークの付いたボール"AccUShot22"を開発するに至ったそうだ。
シュートにおいて正しいボールの握り方を身に着けることが重要となると、子供の頃はちゃんと指で支えることのできるような、年齢に見合ったサイズのボールでプレイすることが重要なのではないだろうか。あまりボールが大きすぎると、どうしても手のひら全体で支えようとしてしまうだろう。
スポーツは違うが一つの例として、NFL San Diego ChargersのQB Philip Riversは、ボールをスリークウォーター気味から投げることで知られている。目の前に立ちはだかるラインメンを超えてパスを投げるには、本来はオーバースローが望ましい、らしい。ところがRiversの場合は、父親が高校のフットボールのコーチで、小さい頃から大人サイズのボールをおもちゃとして与えられていた為、子供には重いボールを繰り返し投げていたらいつの間にかやや下から投げる癖が付いてしまったという。幸いにも全く支障は無さそうだからいいのだろうけど、やはり大きなボールを使うことはフォームの形成に少なからぬ影響を与えることになる。
Ben Gordon(シュートにおけるボールへの力の伝え方)
Chicagoでの試合観戦の際にGordonのシューティングを見て感動。これこそ日本人が学ぶべきシュートフォームではないだろうか。
Ben Gordonは決してアメリカ人的な体型をしていない。身長もSGにしては低く、リーチも長いわけではない。それでもなぜNBAの3Pレンジから苦もなくジャンプシュートを打て、且つ相応の成功率を残している(Career 41.6%)のかというと、力を無駄なくボールに伝えているから。
まず膝の使い方がよく、しっかりと力がボールに乗っている。例えばMichael Reddのような選手を見ると、3Pではもちろん膝を使っているが、Gordon程ではない。それはFTを見るとより顕著で、Ben GordonのFTもまたお手本のように美しいが、ReddはFTの時は膝を曲げず、腕だけで打っている。
次に、シュートを打つ際に腕があまり体から離れていない。腕が長ければ腕の力だけである程度ボールにスピードを与えられるのだが、彼の場合は腕がそれ程長くない。その分腕を体からあまり離さず、肘も横に張り出さずに絞り込むことで、膝から伝えられた力を無駄なくボールに伝えている。リリースもリングに向かって打つというよりは、上に向かって放り投げる感じ。
ちょっと話がそれるが、アジア特に韓国の選手はシュートを手首で打つ選手が多いが、これに対してアメリカでは全般に腕で打つ選手が多いように思う。一つは腕が長いこともあるだろうし、若い頃からウェイトトレーニングを行っているので、腕の力が強いこともあるだろう。NBAで手首で打つ選手といったら、あえて言うならDamon Jones、Billupsくらいだろうか。
うちの高校の監督が韓国に視察に行った際、訪れた韓国の中学・高校生は一日千本近いシュートを打っていたと。そりゃ手首も強くなるわな。
Dirk Nowitzki(シュートにおけるボールの握り方)
シュートを打つときには、ボールには手のひらを付けずに、指先でボールを掴むのがよい。グリップを安定化させるだけでなく、シュートをリリースする際にボールに力を伝え易い。Nowitzkiの場合は手が大きいこともあろうが、完全に手のひらとボールの間にスペースが空いているのが見える。ちなみにNowitzkiの師匠と言われるHolger Geschwinder氏によれば、シュートがうまくなるには指立て伏せをやるとよいとのことだ。
ちなみに手のひらをつけない、指先で握るシュートといえば思い出すのはRicky Pierce。チャップリンのようなチョビヒゲと爆発的な得点力が特徴で、6th ManとしてSonicsやBucksで活躍した選手。彼のシュートほど「指で握っている」とハッキリ判るシュートはなかった。
Pierceは引退後子供たちのコーチをしているうちに、多くの子供たちが同じような問題(=手のひらを付けてシュートする)を抱えていることに気がつき、正しい指の置き方を示したマークの付いたボール"AccUShot22"を開発するに至ったそうだ。
シュートにおいて正しいボールの握り方を身に着けることが重要となると、子供の頃はちゃんと指で支えることのできるような、年齢に見合ったサイズのボールでプレイすることが重要なのではないだろうか。あまりボールが大きすぎると、どうしても手のひら全体で支えようとしてしまうだろう。
スポーツは違うが一つの例として、NFL San Diego ChargersのQB Philip Riversは、ボールをスリークウォーター気味から投げることで知られている。目の前に立ちはだかるラインメンを超えてパスを投げるには、本来はオーバースローが望ましい、らしい。ところがRiversの場合は、父親が高校のフットボールのコーチで、小さい頃から大人サイズのボールをおもちゃとして与えられていた為、子供には重いボールを繰り返し投げていたらいつの間にかやや下から投げる癖が付いてしまったという。幸いにも全く支障は無さそうだからいいのだろうけど、やはり大きなボールを使うことはフォームの形成に少なからぬ影響を与えることになる。
Ben Gordon(シュートにおけるボールへの力の伝え方)
Chicagoでの試合観戦の際にGordonのシューティングを見て感動。これこそ日本人が学ぶべきシュートフォームではないだろうか。
Ben Gordonは決してアメリカ人的な体型をしていない。身長もSGにしては低く、リーチも長いわけではない。それでもなぜNBAの3Pレンジから苦もなくジャンプシュートを打て、且つ相応の成功率を残している(Career 41.6%)のかというと、力を無駄なくボールに伝えているから。
まず膝の使い方がよく、しっかりと力がボールに乗っている。例えばMichael Reddのような選手を見ると、3Pではもちろん膝を使っているが、Gordon程ではない。それはFTを見るとより顕著で、Ben GordonのFTもまたお手本のように美しいが、ReddはFTの時は膝を曲げず、腕だけで打っている。
次に、シュートを打つ際に腕があまり体から離れていない。腕が長ければ腕の力だけである程度ボールにスピードを与えられるのだが、彼の場合は腕がそれ程長くない。その分腕を体からあまり離さず、肘も横に張り出さずに絞り込むことで、膝から伝えられた力を無駄なくボールに伝えている。リリースもリングに向かって打つというよりは、上に向かって放り投げる感じ。
ちょっと話がそれるが、アジア特に韓国の選手はシュートを手首で打つ選手が多いが、これに対してアメリカでは全般に腕で打つ選手が多いように思う。一つは腕が長いこともあるだろうし、若い頃からウェイトトレーニングを行っているので、腕の力が強いこともあるだろう。NBAで手首で打つ選手といったら、あえて言うならDamon Jones、Billupsくらいだろうか。
うちの高校の監督が韓国に視察に行った際、訪れた韓国の中学・高校生は一日千本近いシュートを打っていたと。そりゃ手首も強くなるわな。
確かに目立っているアイバーソンなどはレイアップを全部右手で打っていて参考になりませんねー・・・。
そういった意味でこの特集は技術を盗みたい時の見所を抑えられるので非常に参考になりました。
ところでマイケルジョーダンのバスケットボールはミートからの勝負にトラベリングは良く見られたものの完璧に近い思っているのですが、バスケに詳しい方からみてどうなんでしょう?
彼のフォームがまさに手首で打っていました。
打った後も右肘は直角のままでだったのを今でも覚えています。コーナーぎりぎりからのシュートでした。
そのせいか、私は今でもシュートは手首と指先で打つものと教えてます。
そのぐらい極端に言ったほうが手首を使えるようになるからです。
どうせ手首だけじゃ届かなく肘も使うようになるのですが(笑)
手首は強いだけじゃ駄目で、しなやかじゃなくてはなりません。その方がボールがよく回転して遠くへ尚且つ正確に届きます。
レス遅くなり大変失礼しました。ジョーダンはもちろんミートはうまいと思います。ただこの前ビデオで見ていたら、思ったよりランニングプレイやボールをもらってからの1on1が多いという気がしました。
あさん
レス遅くなり大変失礼しました。僕は手首がかたいとよく言われました。そういえば今頃は準備で大忙しでしょうか。成功を祈っております。