NBAの放送が当たり前のように日本で見られるようになって久しい。アメリカに行かなくとも世界トップレベルの技術が見られることは、間違いなく日本での競技人口の拡大・競技レベルの向上に貢献していると思われる。
しかし一方で、NBAのお陰で誤った技術を子供が身につけてしまったという声も多く寄せられているという。そこで日本PTA全国協議会は、健全なバスケットボール選手の育成を目的として、「子供に見せたいNBAプレイヤー」を発表することとした。
というのは全くのウソで、以下は僕が勝手に選んだ選手です。
Shane Battier(ディフェンス)
ディフェンス時の姿勢、摺り足などは実に基本に忠実。特に際立っているのは、どんな時でも手が死んでいないこと。しかも博識ときたら親御さん達もお勧めの選手でしょう。Bruce Bowenの相手の落下点に足を入れるディフェンスや、Raja Bellの"Pompous Arrogant"発言は子供にはちょっと刺激が強すぎるか。
Jose Calderon(ドリブルの姿勢)
今期Raptors好調の原動力。ドリブル時に下を向かず、首が完全に上がっているので、コート全体を見渡すことができ、ノーマークをもらさずヒット。その姿勢を可能にしているのは、背筋力の強さや、ドリブルに対する絶対的な自信だろうか。そもそも攻めたがりのPGならコートを見渡す必要もないだろうから、まず「パスファースト」のマインドから見習ってほしい。
Steve Nash(ドライブインでの体の使い方)
なんであんなに小さいのにブロックされずにシュートが打てるのかといつも疑問に思っている。一つ気がついたのは、Pick&RollからドライブしてBig Manに並ばれた際に、一旦Big Manに体を預けるようにドリブルしている。そこでスペースを作ってから、今後はBig Manから逃げるようにシュートへ行くので、ブロックしにくい。あとドリブルしている手でボールを掴んで、そのまま片手でシュートにいくのもうまい。体の遠くにボールを置くので、下で叩くこともできない。しかもこれらを一瞬のうちにやるんだから凄い。
Carlos Boozer(左手の使い方)
ESPNでユタのハイライトをやると、Deron Williamsのドライブインに対してBoozerが合わせて左手でシュートに行く、というのを毎回のように見かける。両手で攻められるというのは、相手にとっては相当的が絞りにくくなるものだ。先日、元日本リーガーで現在NY勤務という知り合いに話を聞いた時のこと。彼は大学時代はリバウンドとランニングゲームで知られた選手だったが、卒業後チームメイトの指導でオフェンスに目覚め、特に左手の使い方を学ぶことでプレイの幅が広がった、と語っていた。
Tim Duncan(バンクショット)
失われゆく芸術、バンクショット。なんでそこに板があるのにもっと使わないのだろう。相手としてもブロックし辛いですし。あまりジャンプをしないで、相手の動きに合わせてブロックするところ等、Duncanには見習ってほしいところが無数にある。
Rip Hamilton(ミドルレンジゲーム)
スクリーンの間を休みなく動き回ってフリーに。飛びぬけた運動能力がなくても、それほど身長がなくても、相手を紛らわすドリブルがなくても、味方のスクリーンを使えば幾らでもノーマークになれる。何よりドリブルに依存していない、ってところをぜひ見習ってほしい。
しかし一方で、NBAのお陰で誤った技術を子供が身につけてしまったという声も多く寄せられているという。そこで日本PTA全国協議会は、健全なバスケットボール選手の育成を目的として、「子供に見せたいNBAプレイヤー」を発表することとした。
というのは全くのウソで、以下は僕が勝手に選んだ選手です。
Shane Battier(ディフェンス)
ディフェンス時の姿勢、摺り足などは実に基本に忠実。特に際立っているのは、どんな時でも手が死んでいないこと。しかも博識ときたら親御さん達もお勧めの選手でしょう。Bruce Bowenの相手の落下点に足を入れるディフェンスや、Raja Bellの"Pompous Arrogant"発言は子供にはちょっと刺激が強すぎるか。
Jose Calderon(ドリブルの姿勢)
今期Raptors好調の原動力。ドリブル時に下を向かず、首が完全に上がっているので、コート全体を見渡すことができ、ノーマークをもらさずヒット。その姿勢を可能にしているのは、背筋力の強さや、ドリブルに対する絶対的な自信だろうか。そもそも攻めたがりのPGならコートを見渡す必要もないだろうから、まず「パスファースト」のマインドから見習ってほしい。
Steve Nash(ドライブインでの体の使い方)
なんであんなに小さいのにブロックされずにシュートが打てるのかといつも疑問に思っている。一つ気がついたのは、Pick&RollからドライブしてBig Manに並ばれた際に、一旦Big Manに体を預けるようにドリブルしている。そこでスペースを作ってから、今後はBig Manから逃げるようにシュートへ行くので、ブロックしにくい。あとドリブルしている手でボールを掴んで、そのまま片手でシュートにいくのもうまい。体の遠くにボールを置くので、下で叩くこともできない。しかもこれらを一瞬のうちにやるんだから凄い。
Carlos Boozer(左手の使い方)
ESPNでユタのハイライトをやると、Deron Williamsのドライブインに対してBoozerが合わせて左手でシュートに行く、というのを毎回のように見かける。両手で攻められるというのは、相手にとっては相当的が絞りにくくなるものだ。先日、元日本リーガーで現在NY勤務という知り合いに話を聞いた時のこと。彼は大学時代はリバウンドとランニングゲームで知られた選手だったが、卒業後チームメイトの指導でオフェンスに目覚め、特に左手の使い方を学ぶことでプレイの幅が広がった、と語っていた。
Tim Duncan(バンクショット)
失われゆく芸術、バンクショット。なんでそこに板があるのにもっと使わないのだろう。相手としてもブロックし辛いですし。あまりジャンプをしないで、相手の動きに合わせてブロックするところ等、Duncanには見習ってほしいところが無数にある。
Rip Hamilton(ミドルレンジゲーム)
スクリーンの間を休みなく動き回ってフリーに。飛びぬけた運動能力がなくても、それほど身長がなくても、相手を紛らわすドリブルがなくても、味方のスクリーンを使えば幾らでもノーマークになれる。何よりドリブルに依存していない、ってところをぜひ見習ってほしい。
Boozer
左手を使うこと、大事ですよね。
アメリカのコーチ達が練習で必ず言うのは、左からのレイアップは左手で行え。
でもNBAで見たこと無い(笑)
Nash
本当に身体の使い方うまいですね。すーと相手に身体を近づけておいて、腕を目一杯伸ばし、相手から一番離れた位置でボールをリリースしたり。
Duncan
彼のバンクショットは無形文化財ですよ。
子供と言わず、NBA選手が見習うべきです、マジに思います。