馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

数字で見るEuroleague 09-10

2010年01月25日 | バスケについて考える
もうここまで来たら手当たり次第。NBA、JBL、ACB(スペインリーグ)とスタッツ分析した余勢を駆って、今度はレギュラーシーズンの終わったEuroleagueを。

試合数が10試合と少ないので、選手の実力がスタッツに反映されていない恐れあり。とりあえず合計200分以上プレイした選手を対象とした。気になっていたのは、ACBで人間離れしたスタッツを残しているRicky Rubio(その1その2)が、よりレベルの高いEuroleagueではどこにランクされているのか。

まずはアシスト率(攻撃回数に占めるアシストの割合)から。
# Name Ast%
1 RUBIO, RICARD 44.1%
2 COOK, OMAR 37.7%
3 TUNCERI, KEREM 36.3%
4 PRIGIONI, PABLO 33.0%
5 MCINTYRE, TERRELL 32.2%
6 CURTI, ALDO 31.5%
7 TEODOSIC, MILOS 30.2%
8 RIBAS, PAU 29.8%
9 KHRYAPA, VIKTOR 29.8%
10 POPOVIC, BOJAN 27.0%
11 SPANOULIS, VASSILIS 27.0%
12 KALNIETIS, MANTAS 26.4%
13 STONEROOK, SHAUN 26.3%
14 LUKAUSKIS, MINDAUGAS 26.1%
15 WISNIEWSKI, A. 25.7%
16 McCALEBB, LESTER 23.3%
17 FRIDZON, VITALY 23.1%
18 MORDENTE, MARCO 22.5%
19 THORNTON, BOOTSY 21.4%
20 WELSCH, JIRI 21.3%

やっぱりRubioは1位。ACBでのシーズン半分終了時点のアシスト率(42.3%)とほぼ変わらぬ数字を上げている。パッシング能力はヨーロッパのトップレベルにあるようだ。どっかで見たなー、という選手も多い。2位のOmar Cookを調べて見たら、Brooklyn出身でSt. Johnsで1年プレイした後にNBA、ヨーロッパへ行った選手だそうで。NY出身でOversea、ってほんと多い。

続いては40分あたりスティール数(ペース調整後)。
# Name ST
1 GORDON, JAMONT 3.4
2 PERPEROGLOU, STRATOS 3.3
3 LUKAUSKIS, MINDAUGAS 3.2
4 DOELLMAN, JUSTIN 3.1
5 PLANINIC, ZORAN 3.0
6 RUBIO, RICARD 3.0
7 DOBBINS, ANTHONY 2.9
8 POPOVIC, BOJAN 2.9
9 LASME, STEPHANE 2.9
10 JAABER, IBRAHIM 2.9
11 ANDRIC, LUKSA 2.8
12 PEKER, KAYA 2.7
13 MCINTYRE, TERRELL 2.6
14 SMITH, CHARLES 2.6
15 HAWKINS, DAVID 2.6
16 LUCAS, JAMON-ALFRED 2.6
17 PRIGIONI, PABLO 2.5
18 TEODOSIC, MILOS 2.5
19 SPANOULIS, VASSILIS 2.4
20 KHRYAPA, VIKTOR 2.4

ACBでは超人的な40分当たり5.10本を記録しリーグダントツの1位だったRubioも、さすがにEuroleagueではプレッシャーをかけても簡単にはミスをしてもらえないのか、3.0本でリーグ6位に。

こうなったらついでに40分当たりリバウンド数(ペース調整後)も。
# Name RB
1 WATSON, TRAVIS 15.3
2 MARIC, ALEKSANDAR 14.1
3 PEKER, KAYA 10.5
4 HOMAN, JARED 10.1
5 KHRYAPA, VIKTOR 10.0
6 MORRIS, TERENCE 9.9
7 ERDEN, SEMIH 9.9
8 KLEIZA, LINAS 9.9
9 JANKUNAS, PAULIUS 9.8
10 FOTSIS, ANTONIS 9.7
11 MAJSTOROVIC, MILAN 9.5
12 JAVTOKAS, ROBERTAS 9.5
13 SPLITTER, TIAGO 9.4
14 LAVRINOVIC, DARJUS 9.4
15 TRAORE, ALI 9.2
16 ROCCA, MASON 9.1
17 ROBERTS, LAWRENCE 8.9
18 LASME, STEPHANE 8.8
19 BURRELL, RONNIE 8.6
20 ANDRIC, LUKSA 8.1

1位のVirginia大学出身のTravis Watsonと、Nebraska大学出身(オーストラリア人)のAleks Maricがここまで他を圧倒している。8位は昨年までNBAデンバーにいたKleiza、17位はGrizzliesにいたLawrence Roberts。以前Blazers、Bullsでプレイしていたロシア人選手のViktor Khryapaが、アシスト率、時間当たりスティール数、時間当たりリバウンド数のトップ20に全てに顔を出している。NBAでプレイしていた姿はあまり見たことが無いが、オールラウンドの選手のようだ。


最新の画像もっと見る