馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

数字で見るBjリーグ 06-07 (その2)

2007年06月23日 | バスケについて考える
前回は全体観、今回は個別の選手の評価に入ってみたい。毎回のことですが、Bjの試合は全く見たことはなくて、あくまでスタッツだけで推測してます。

(PEF上位20人)
1 89ers マーマドゥ ディオウフ 35.57
2 Albirex ニック デービス 34.01
3 Evessa リン ワシントン 32.38
4 Apache ジョン ハンフリー 30.68
5 Broncos ゴードン ジェームス 29.75
6 Albirex ジャック ハートマン 27.90
7 Heat Devils アンディー エリス 27.45
8 89ers ライアン ブラックウェル 27.19
9 Evessa ジェフ ニュートン 26.91
10 Grouses ジェロッド ワード 26.70
11 Heat Devils クリス エアー 26.41
12 Grouses ナイル マーリー 25.40
13 Five Arrows レジー ウォーレン 25.28
14 Five Arrows ジュリアス アシュビー 24.67
15 Heat Devils マイキー マーシャル 24.39
16 Five Arrows 中川 和之 24.18
17 Broncos アンドリュー フィーリー 23.88
18 Five Arrows アイザック ソジャナー 22.70
19 Evessa デイビット パルマー 22.59
20 89ers マイケル シャペール 22.42
(プレイングタイム通算100分以上)

日本人で中川選手が見事16位にランクイン。日本人選手については回を改めて。

去年とPER1位・2位が入れ替わり。しかしニック・デービスは、相変わらず効率的。インサイドに徹し、比較的ボールを独り占めせずに(Usageリーグ16位)、高確率でシュート(2P成功率63%、リーグ1位)・リバウンド(リバウンド率28%、同1位)をゲットしている。

まあ外国人選手はみなボールを独り占めする傾向にあるが、その中でも、ひたすらシュートをうちまくる分ターンオーバーも少ないのが東京のジョン・ハンフリーと大分のアンディ・エリス。それに対して、アシストが多いのだがその分ターンオーバーも多いのが、新潟のジャック・ハートマンと仙台のライアン・ブラックウェル。

今年の「掘り出し物」は大分のクリス・エアー。シーズン当初からチームに参加していたにもかかわらず、プレイングタイムはチームの外国人選手の中でも最も少ない687分。しかしPERは、同じチームのマイキー・マーシャル、ジャスティン・アレンを差し置いて、見事リーグ11位。アシストが少ない(アシスト率リーグで下から3番目)、ターンオーバーが多い、ファウルが多い(40分当たり7.16個)と、見るからに不器用なのだが、時間当たりブロック数4位、2PFG%も4位と、愚直に頑張る様が見て取れる。

こうしてみてみると、外国人のプレイングタイムが多いだけに、外国人の質によってチームの優劣も決まるように思える。事実、リーグ7位・8位の富山・東京の2チームは、トップ20位にそれぞれ1人、2人しかはいっていない。

次回は日本人について。


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2 コメント

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bjリーグ (Yumie-na)
2007-06-25 01:18:47
ご無沙汰しております。とはいえ、こちらはいつも楽しみに見させていただいております。

実は先日、今季のbjリーグを一度だけ見にいきました。予想以上に面白く、ついスカパーでプレイオフまで見てしまった次第です。そんなわけでbjリーグ話も興味深く読ませていただいてるんですが。

私が見たのは東京vs高松で、東京のホームゲームだったのですが、私には高松のバスケがなかなか面白く……今季新規参入だったというのも後から知ったのですが、いいチームだなと思っていたら、プレイオフでも惜しいところまでいきました。来季が楽しみかも。
ここにもランクインしてる外国人のインサイドプレイヤーが、みんなスレンダーな感じの小器用な選手たちで、見ていてなかなか面白いのです。

私みたいにNBAからバスケ見だしたようなファンには、外国人選手の華麗なプレイが楽しみのひとつにはどうしてもなってしまうのですが、その1に書かれていたような日本のレベルアップという問題になると、それはそれで難しい面が出てきてしまうものなのですね。ちょっと考えさせられました。
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Re (t123da)
2007-06-25 09:35:38
Yumie-naさん、ご無沙汰してます。こちらもいつも楽しみに拝見させて頂いております。

高松の3選手はスレンダーな感じ、ですか。確かに、フィールドゴールに対するフリースローの割合がそれ程高くないのと、時間あたりのファウル数が高いのは、体格的に押し負けている証拠なのかもしれません。

ペイサーズはこれで一つの時代にピリオドを打ちましたね。個人的には、来年Ike Dioguに注目したいと思います。
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