
緑豊かな北浦和公園に1982年に開館した埼玉県立近代美術館。

公園内には彫刻作品が随所に配置され、市民憩いの空間になっている。

今回LOGGYが鑑賞したのは、ウルトラマンアート。
特撮好きのLOGGYとしては、はずせない企画展である。

ウルトラマンも放映後45年を経て、今やアートとして認識されるようになった。
それは作品制作に係わったスタッフ全員の努力の賜物に違いないのだが、
とりわけ注目される二人の立役者がいた。

成田亨と高山良策である。
(以下二人のプロフィールをウィキペディアから抜粋。)
*成田 亨(なりた とおる、1929年-2002年)はデザイナー、彫刻家。
武蔵野美術学校彫刻研究科を修了、映画監督の下に弟子入りする。
1965年、円谷プロの契約社員となり、ウルトラQの第2クールから美術監督を務める。
続くウルトラマン、ウルトラセブン、マイティジャックでも、怪獣やレギュラーメカのデザインを手がけた。
その後、大阪万博の「太陽の塔」内部の「生命の樹」のデザイン、映画の美術監督などを経て、
全国各地で個展を開催。
*高山 良策(たかやま りょうさく、1917年-1982年)は画家、造形物(着ぐるみ)製作者。
特に初期のウルトラシリーズでの成田亨デザインによる怪獣造形は評価されており、「怪獣の父」と呼ばれる。
1964年、よみうりランドの水中ショー用のウミガメの作り物を製作。
この作り物に円谷英二が目を留め、彫刻家成田亨の紹介によりウルトラQに参加。
怪獣・宇宙人の着ぐるみ製作を担当。成田の秀逸なデザインもあり、
現在でも、強烈な印象を与える造形となる。
1967年、ウルトラマンに続いてウルトラセブンにも参加し、
ほとんどの怪獣の造形を担当。

「成田・高山コンビ」が産み出した造型物は、
強い存在感があり、今尚、人気を保ち続けている。

今回の企画展ではそんな二人が制作した当時の造形物の
一部も展示されており、LOGGYもじっくりと鑑賞した。

↑お約束の「メトロン星人と記念撮影」コーナー
図録には企画展開催にあたって、
サブカルチャーの展覧会を美術館で行なう事への批判や
特撮ファンから受けるファインアート的側面だけに注目する
美術館視点への批判についての葛藤にもふれられており、
興味深く読み耽った。

美術館を出て、公園内の彫刻を見学。
その中にどこかで見たような物体が!
以前、銀ブラ建築散歩で見た中銀カプセルタワーの
一室が保存展示されていたのだ。
そう言えばカプセルタワーは近々取壊す予定で、
カプセルの一部屋を美術館で永久保存する事に
なったと新聞で読んだ事があった。
まさしくそれがここだったわけだ。
偶然の再会にちょっと嬉しい気分になりつつ、
夏の公園を後にした。
カプセルタワーの部屋は丸窓から覗くだけしか出来ませんでしたが
入口から覗けるのでしょうか?
ウルトラマンの方は、
撮影できる展示物が
決められています。
カプセルは中には入れず、
丸窓と反対側の入口から
ガラス越しに撮影できます。
写真には写せませんでしたが、
公園の彫刻噴水が気持ち良い
です。
今週の週刊文春、見ましたか?
ウルトラセブン特集が組まれています。
北浦和は少し遠いですが、
特撮ヲタクには必見の展示
でしたので気力で行きました。
週刊文春はある方から教えて頂き、
早速コンビニで見てきました。
Q、マン、セブンの初期作品は
今でも楽しめます♪
とりとめの無いブログですが、
今後ともよろしくお願いします。