TOKI : LOG

LOGGYと竹坊の物見遊山

万世橋・交通博物館の記憶 -その6-

2012-07-21 | 消失風景
■交通博物館解体記録


閉館後のひっそりとした博物館。
閉館を告げる看板や貼り紙がどこか寂しげだ。
その中にファンが感謝の言葉を綴ったものもあった。


正面玄関脇のD51と0系新幹線と
別館の屋外展示車両は即座に柵で覆われた。


・・・そして、工事が始まった。


まず別館の渡り廊下、プレイランドと本館トイレ部分が解体され、
屋外展示車両が搬出され、大宮の鉄道博物館へと運ばれる。

D51と0系新幹線もいつの間にか搬出されていた。


やがて別館全体が姿を消した。



本館展示物の搬出・内装解体作業も並行して進められていった。


そして本館もパネルで覆われ・・・、



ついに解体が始まってしまった。


解体中の吹き抜けホールには展示パネルが貼られたままだった。


本館が解体され、旧万世橋駅ホームへと向う壁面が剥き出しになる。


かつて広瀬中佐と杉野兵曹長の銅像があった旧須田町交差点付近からの定点写真。
パネルで覆われた本館(上段左)、
本館半分が解体(下段左)、
解体完了後、新築ビルの基礎工事開始(上段右)、
建設中の新築ビル(下段右)。

LOGGYと竹坊にとって最も思い入れの深かった
博物館の解体は、さすがに胸にジ~ンとくるものがあった。


先日久しぶりに秋葉原方面から見た博物館跡には
巨大な新築ビルが高さを増していたが、
かつてこの地に交通博物館があったという記憶は、
永遠に2人の中で生き続けるのである。(完)

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