お福さんの日記

徒然なるままに、風の吹くまま気の向くまま、茶の湯、庭に咲く花、野菜作りなど、日常の出来事を綴ってみました。

関守石~せきもりいし~のお話です。

2017-09-28 10:10:51 | 日記

 

関守石は、露地の飛び石の分岐点に置き、通行止めの標識になり、茶室への道案内をしてくれる石のことです。

拳大の石に蕨縄で結びますが、十文字掛けと三つ掛けの二通りがあります。

もう一つの役目として、通行止めの意味合いから、部屋の扉の前に置き、この部屋には入らないでください、の意味もあります。

 

↑ 十文字掛け

  

↑ これは三つ掛け

庭園などを散歩していて、こんな石が置かれていることに出会ったことはないでしょうか。

ご存じの方は多い事と思いますが、通行止めの意味があります。

 

今年は思いの外生姜が豊作でした。

早速調理しました。

茎を切り落とし、一つ一つ洗うのは大変なので、桶の中でゴシャゴシャと洗います。

 こーんなんでね。

 正味3キロばかり。

 味噌漬けと佃煮、味噌漬けは丸のまま漬け込みましたので、

数か月後に良い色に漬けあがります、の予定です。

 しょうがシロップ 紅生姜 甘酢漬け、等々

くちこさんのブログでいろいろ紹介していただきましたので、やってみました。

作り方は、くちこさんのグログをご覧くださいね。

 

夏のきゅうりや茄子、トマトを片づけた後、種を蒔きました。

 コマツナとほうれんそう、蒔いて10日くらいです。

きゅうりやゴーヤの蔓を誘引した網はそのまま、来年もまた使うこんたん、横着なんです。

コマツナを見た近所のおじさん、蒔きすぎだよ~、もっと少なくていいんだよ。どうしても蒔き混み過ぎちゃうんだったら、

土に種を混ぜて、その土を蒔けばいいよ、ということです。早く言ってくれい(笑)

ホームセンターから苗を買ってきて植えました。

 サニーレタス

 ブロッコリー

 茎のあかいミズナ

 サラダ白菜

 ニラとラッキョウ

はたして口にはいることができるでしょうか。なにしろ最近以前にもまして、猿、鹿、アライグマのお出ましが

 

今週のお稽古も真の行台子、4週続けましたので、すっかり生徒さんはきれいに優雅なお点前をされるようになりました。

今週も先週と違うのは、お花とお菓子

 ススキ 赤と白のフジバカマ、ピンクと紫のダンギク ツワブキ キキョウ 

シュウカイドウ、白花玉咲きシモツケ・・・宗全籠にいれました。

 黄身しぐれ

こーんな感じのお稽古風景、お福先生なんたらかんたら言っているようです

 

 

名残の季節なので、残花がいいですね。

 

 

ところでみなさん、これは一体何でしょうか。

通りがかりの方が、庭に出ていた冬ワラビを頂いたからと言って、こんなものをくださいました。

珍しいものだからと言ってね。

何やらその時いろいろおっしゃってくださったのですが、あまり身をいれて聞いていなかったので(すみません)

未だによくわからないものなんです。

裏はこんな感じで

硬くて黒く、きのこが化石化しているような・・・・・。

ずっと気になっているのですが、全く解りません。

どなたかご存じでしたら教えてください.

 

冬虫夏草(とうちゅうかそう)というのだそうです。

山小屋さんが教えてくださいました。薬膳料理にも使われるそうです。

山小屋さん、ありがとうございました。

 

朝晩は、頬を伝う風がひんやりと、野辺に咲く花が季節の移り変わりを気付かせてくれます。

空を見上げると、悠々と浮かぶ、季節の節目を象徴するような雲をみることができます。

猛暑をわすれさせてくれますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こぼれ萩

2017-09-21 12:45:23 | 日常の出来事

 

萩も満開を過ぎたのでしょうか、こぼれ萩が見られるようになりました。

                             

                          

         

         

萩ってね、思い入れが深いんです。

お教室の名前も「萩山居~しゅうさんきょ~」とつけました。

ご近所の方は、我が家のことを”萩原谷戸”と言います。もっとも私世代や上の世代の方達ですけれどね。

息子の世代は何のことか?でしょうね。

昔、我が家周辺には、萩が群生していたからだとか、萩原という名前の豪族が住んでいたからだとか言われています。

 

親戚でご法事があり、手を合わせて参りました。

お経が終わり、お墓でお線香を手向けた後は、いつも「紅葉亭」さんで、お食事を供されます。

お庭のきれいな静かなところです。

  

しばらく庭園内を散策し、お食事を頂戴しました。

これらのお品に、ご飯とおすまし、それから、中華のオードブルが運ばれました。

最後に、ケーキと紅茶

とても食べきれませんでしたが、とてもおいしかったです。

 

青ジソがかわいい穂を覗かせています。

摘まんできました。

穂が出始めると、必ず彼の方言うんですよ、穂がでたな、でたな、ってね。

何が言いたいのか、そうお刺身が食べたいんですよ。

わかりやすいんですぅ。

まぐろのサクが冷凍してあったので、早速解凍し、穂ジソをツマにお刺身を盛り付けました。

ちょっこし仏壇に供え、お夕飯にいただきましたー。

 

今週のお稽古も先週と同じ、真の行台子です。

お道具組はほぼ同じ。

変えたのは、お盆と茶入

  松ノ木盆から、若狭盆に。本能寺文琳から国司茄子に。  

それから、お床のお花

 ヤマゴボウ、ダンギク、シュウメイギク

お菓子

 彼岸の入りでしたので、おはぎをつくりました。

 

秋の彼岸には、おはぎ、春の彼岸には、ぼたもち、というのだそうですが?

 

金木犀は、花より先に香がくるといいますが、ほんとですね。

今朝外にでましたら、金木犀のいい香りが!

よく見ましたら、可憐な小さな花がいっぱい! 

 

これから、遅くなっちゃいましたが、お墓のお掃除にいってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

       

 

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ヌカ床50周年!

2017-09-14 09:03:14 | 日記

 

私の結婚生活と共に歩んだヌカ床さん、50周年を迎えました。

昭和42年にこの家に嫁ぎ、実家の母の真似をしてヌカ床をつくり、以来ずっと丹精してきました。

よくぞ続いたものだと我ながら感心しています。

床がゆるくなるとヌカを足し、塩を足し、コップに残ったビールを入れ、真夏には3回くらいかき回しました。

かの方が逝ってからは、ちょっと気が抜けましたが、何とかつなぎました。

サラダ感覚のお漬物が多い中、かかせないご飯のお供になっています。

 

そろそろ酒まんじゅうのシースンが終わります。

発酵器に入れたり、日向にだした車の中や、こたつに入れたりして冬でも作ったものですが、

今は自然の気温のままに発酵させてつくるものですから、9月いっぱいくらいで、来年の4月頃まで

お休みです。

ところで、おまんじゅうを膨らませるお酒ですが、ご飯と麹と水を入れて発酵させるのですが、

ま、ドブロクみたいなものです。

↑画像はもう発酵が終わってお酒になっている状態ですが、

下のほうが少し色が濃いですが、これはご飯がやわやわではありますが、粒がのこっている状態です。

通常はこの液を濾して、つぶつぶがない状態にするのですが、私は濾さないでこのままで小麦粉をこねてしまいます。

なんら出来上がりにかわりがないので、濾す必要はないように思います。

まんじゅう酒を発酵させる方、ひと手間省いてもよさそうですよ。

↓今回も、たっちゃん御用達の餡なし、コッペパン風甘納豆入りです。

↓茄子と豚肉をピリ辛に炒めていれてみました。

お嫁ちゃんに喜んでいただきました。

 

ほうれんそうや小松菜を蒔こうかと、すっかりくたびれた夏の野菜を片づけようとしましたら、

ピーマンだけはまだ青々。

いっぱいなっていました。

どなたかに差し上げようと辺りを見回しましたら、どこでもピーマンだけは青々。

そんなわけで、とってきました。

これで半分です。

これはもう佃煮にするしかない。↓

  

 

友人からイチジクをいただきました。

我が家では日本イチジクしかないので、この種類はうれしいです。

↓コンポートにしました。

冷凍にしておくといいですよね。

 

勝手口で友人の声。

ミョウガ、いただいたわよ~。

少し置いていくね~。

きれいに洗って置いてありました。

先日も沢山置いてありました。

どなたさまが置いてくださったのか、ありがとうございまーす。

↓それならばと、茄子ときゅうりとしょうがで、梅を漬けた時の赤しそ梅酢でシバ漬けを漬けました。

京都のシバ漬けと同じくらいおいしく漬かりましたよ。

 

8月に入って雨が多かったせいか、里芋が見事に成長していました。

早速、茎の部分(八つ頭で茎が赤い)をとってきて、

↑湯がき、

↑皮をむいて、

↓ごま酢みそだれで和えました。

そう、ずいき、です。

八つ頭の茎、芋がらは干して保存し、貴重な保存食になります。

昔は、家々の軒に芋がらが干された光景がよく見られました。

芋がらは、戻して油揚げなどと炒め煮にしたりして食べたものです。

地味な食材ですが、こんなのが好きなんですよね。

 

庭のお花ですが、

 この時期に睡蓮が一輪ひっそりと。

  消えてしまったと思っていたネジ花が一輪。

 この花? タマスダレというんだそうです。山小屋さん、ありがとうございます。

 リンドウ

 ミズヒキ 紅白で共演です。

 

今週のお稽古は、先週と同じ。

違うのはお床のお花とお菓子だけです。

 紅白のミズヒキとリンドウ、ワレモコウ。

 うさぎさんのじょうよまんじゅうです。

 

 

先週とちがって、今週は、あれもしよう、これもしようと思っていたことを、シャカリキに動いてしまいました。

先週のことを払拭したかった。

疲れちゃいましたー。

おん年73歳、年寄りだったこと忘れていましたー(笑)

ゲンコツに息ふきかけて、ハーッ、頭にコツンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ちょっとお茶一服しませんか。

2017-09-07 09:53:14 | お茶

 

9月にはいってのお稽古は、奥のお点前、真の行台子をずっと四週間やっていこうと思います。

お稽古の前に、先日の~夏の名残によせて~の茶会の時のアルバムをみなさんに差し上げて、と。

 

さぁ、それでは、

炭手前も、真の手前になります。

お羽根も真の羽根になり、香合も堆朱などの唐物になります。

 

炭取りも、籠から神折敷といって、真塗の四角い箱になります。

炭の組み方も、平手前とまったく異なり、

灰器も、楽焼きなどから、雲華焼きなどにかわり、灰さじも南鐐などのちょっと格の高いものになってきます。

↑点前座

 お盆、多くは若狭盆が使われますが、今回は利休好みの松ノ木盆です。

↑天板

↑地板

灰型は鱗灰でなく、通常の二文字押切といたしました。

 お床は、禅語の「無」 春屋宗園筆の写しです。

 

 お花は、唐物の花入に、ススキ、シュウカイドウ、シュウメイギク、サクラタデ

                        ホトトギス

 

四週間ずっと同じお点前、しっかり覚えましょうね。

 

ようやく教室の名前の由来である萩の花が咲き始めていました。

    

     

    

    

    ダンギクがもう少し先。

   コムラサキシキブももうまもなくかな。

  

いつの間にか秋ミョウガがいっぱい芽をだしていました。

ミョウガというと、やっぱりしょうゆバターにするのが、まず最初です。

 

ところで、先日、友人から、一位の木ってどんな木?

と問われました。

~夏の名残によせて~茶会の折に使ったお茶杓を、一位の木と紹介したためです。

イチイ科に属する常緑針葉樹だそうで、古くから銘木として知られているそうです。

一位の語源は、約八〇〇年前、(平治年間)天皇即位の折、この木で作った笏(シャク)を飛騨から献上

しましたところ、他の材より優れているということで、位階の正一位にちなんで賜ったと伝えられています。

ちなみに、笏(シャク)とは、束帯着用の際、右手に持って威儀を整えた板片、聖徳太子が右手にもっている板、あれです。

飛騨一位一刀彫などといいますね。

 

今週は身辺いろいろありました。

事実と異なったことを言われたり、気持ちもネガティブになりました。

人は勝手なこと言うものだと言い聞かせ、きれいな花や、美しい音楽を聞き、今生きている喜びを楽しもう・・・・・と。

こんな時はいつも、「FOLESTA」の美しくたおやかな歌声に癒されます。

 

朝晩は涼しくなりました。

秋の気配も感じられます。

本番ももうすぐそこですね。

 

  

 

   

  

   

     

 

 

 

 

 

 

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