お福さんの日記

徒然なるままに、風の吹くまま気の向くまま、茶の湯、庭に咲く花、野菜作りなど、日常の出来事を綴ってみました。

薄板について。

2020-12-19 14:11:59 | お茶

寒いはずです。霜がおりました。

吐く息がまっ白です。でもキーンとはった冷たい空気の中を朝の散歩はかかさず、頑張って歩いてきました。

今週のお稽古は、今年のお稽古納め、毎年同じ、クリスマスバージョンでのお遊びお稽古です。

お床は、

リースとポインセチア。

           

手前座。

 水指 十字架リース紋。

 香合 オランダ白雁。

待合は、

クリスマスツリー。

廊下に、

サンタさんが来てくれるかな、大きな靴下をつるしました。

薄器もクリスマスバージョンで、

溜塗中棗、もみの木。茶杓、ベルに柊。

主菓子は、

マドレーヌ。

お干菓子は、

クッキー。

前々日に焼いておきました。

クルミがあったので、乗っけました。

マドレーヌは少し余分に焼いて、たっちゃんちに持っていくつもりです。

 

台子で、初炭、濃茶、後炭、薄茶と和気あいあいで一年を締めくくりました。

 最後にお福でーす。

今年は、コロナで充分なお稽古ができなかったんですが、来年も、いまだコロナの収束がみえてきませんので、三蜜に気を付けながらお稽古楽しんでいこうと思います。

 

 

表題、薄板について。

花入れを畳床に置いて用いる場合は、薄板を使います。

薄板にも真、行、草があり、花入れの真、行、草に合わせて使います。

矢筈板・・・

真の花入れを置きます。古銅、青磁、白磁、等です。

板の横面が矢筈になっています。

蛤端(はまぐりば)・・・

行の花入れを置きます。萩、高取など国焼、釉薬のかかったものです。

蛤が口を閉じたようになっています。

木地板・・・

丸香台・・・

木地板、丸香台共に草の花入れを置きます。楽、備前、信楽、万古等釉薬のかかっていない、陶器の花入れを置きます。

竹の花入れも草の花入れですので、木地板や丸香台に置きます。

特殊な敷板として・・・

曽呂利盆があります。曽呂利という花入れ専用です。

ただし、お床が畳敷きでなく、板床の場合は薄板は用いません。

籠花入れの場合は、畳敷きでも板床でも薄板は用いません。

籠花入れは、受け筒というお水を入れる筒が中にありますので、言ってみれば籠が敷板のような役目をしているので。と理解しています。

随分長いこと使ってきていますので、汚れてきてしまいました。

薄板(敷板)のお話でした。

 

 

野菜収穫してきました。

チンゲンサイ、小かぶ、ホウレンソウ、ルッコラ、大根にサンチェ。

青菜すべてそうですが、霜がおりていっそう甘くおいしくなりました。

コンニャク玉も掘ったんですが、でかーい!

2.5キロもありましたよ。

これ全部作ったら、一体どれだけのコンニャクができることやら。

コンニャクばかり沢山あっても困ってしまうので、半分作ることにしましょう。

 

私は、朝昼晩とお香の物は食べたいほうなんですぅ。

水菜の浅漬け。

大根と胡瓜の粕漬け。夏の終わりごろ漬けておいた粕漬けが程よい味になりました。

大根の切り漬け。朝とってきた大根を葉もと細かく刻んで塩で揉み込むだけです。

 葉も細かく刻んで、

 身も千切りにして、

塩をふりこんで揉み合わせ、

 柚子の小口切などを入れて、 

 出来上がり。

 

サンチェってね、焼き肉巻いて食べますよね。

先日TVで、逆にサンチェをお肉で巻いていましたので、やってみたんです。

焼き肉のタレをかけていましたが、カボスを絞った果汁をかけてみました。

さっぱりとおいしかったですが、ウーン、私はやっぱりお肉をサンチェで巻いたほうがいいかなぁ。

大根と厚揚げの煮物。

コンブとゴボウの煮物。

コンニャクの煮物。

作りました、コンニャク。芋半分でも市販されているコンニャクでいうと15個分くらい。ほとんど水で、栄養価はないんでしょうね。

でもねぇ、手作りはおいしいです。

とにかく煮物が多いんです。

 

 

年賀状の作成にとりかからなくては。

毎年3バージョンつくって、差出人で替えています。

これからお掃除やら餅つきやら忙しくなりそうです。

 

私の田舎の婆さんの、つたないブログにお越しいただきました皆様、ほんとにありがとうございます。

あたたかいコメントもいただき、感謝しています。

コロナコロナで今年もおわりそうです。

クリスマスローズを愛でる茶会も、藤の花を愛でる茶会も、萩の花を愛でる茶会も今年は出来ませんでした。

来年は出来るといいな、と願っています。

今年最後の更新です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

皆様のところへはまだお邪魔させていただきたいと思います。

よいお年をお迎えくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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進まない収納庫、物置の整理。

2020-12-13 14:09:55 | お茶

日差しはでないものの暖かい日でした。

今週のお稽古は、台子の平点前、復習です。

お道具の設えは、先週と同じ、ですが、お花と薄器、香合を変えました。

お花は、

夏つばきの照葉と白花胡蝶侘助、万古焼の冬柴文麿作の耳付きの花入れに。

薄器は、

老松茶入、老松棗というべきか。割り蓋になっていて、今年と来年の分れ目、ということで、よくこの時季に使われます。

香合は、

染付辻堂香合、お香は、日本香堂の「老梅」です。私の好きなお香です。

画像が少ないので、

はい、ツンとすましたお福です。失礼しました。

 

 

収納庫を整理していましたら、こんなものがありました。

 何なのかおわかりでしょうか。

洋服でいえばオーバーコート、そう、和服の男性用のオーバーコートです。

袖が、

こうなっています。

義父のものだと思います。

お正月、義父はいつも和服でした。出かける時は着物の上から羽織っていたと思います。今ではとても懐かしいです。

右隣は、彼の方のもの、やはり正月にはこれを着ていました。

ナフタリンの匂いがプーンとしました。

もうどちらも着ることはないのですが、捨てられなくて。

義父は、おしゃれな人でねぇ。

出かける時は、長いこと鏡の前。ズボン(と昔はいってました)は、裾がダブルになっていて、前と後ろにきっちりと折り目が通っていなければダメで、いつも私がアイロンをかける役目、義母は靴磨き、といってもタオルのような布で埃を振り払うだけ(笑)

なので私が時々靴クリームつけてキュキュキュッと。

出かける寸前入り口の前で鏡に向かって、またまた小さな櫛で髪を撫でつけている。たいして髪はないのに(笑)背広(こういったのです)の内ポケットにいつも小さな櫛をしのばせていました。

ネクタイ、何本お持ちだったのか。

ネクタイしめると、必ず、似合うか、と聞くのです。

なーんか似合わないなぁ、と思っても、よく似合ってますよー(笑)

車も好きでねぇ。何台買い換えたかわかりません。

白いトヨタのカムリという車、買っていくらも乗らないうちに、自損事故、

前部が大破、よく怪我をしなかったかと。

次に買ったのが、やはりトヨタのマークⅡという車。

よく義母と孫達を乗せて、あちこち行きましたねぇ。

それから、こんなものもありました。

結婚式の時の三三九度の時に使うものですかねぇ。

 

 

友人が訪ねてきて、ドアが開いていたので、台所を覗いたんです。

そしたら、あらー、カップのコレクションですかー。

はいはい、毎日気分でカップ変えてコーヒーいただいているんですぅ。

カップが違うとコーヒーの味もちがうんですかー。

ちがいますよー。(そんなわけないか)

でもねぇ、違うような気がするんですよ。

こんなことも一人暮らしの気儘な故かな。

コーヒーいただきながら、目の前のお花を見ながら、思うんです。

白とピンクの侘助、同じ地べたに隣り合って立っているのに、食料の水も同じなのに、なんで咲く花の色が違ってくるんだろう、どんなメカニズムになっているんだろう、不思議だなぁ、なんて考えている暇なお福さんなのです。

孫姫のお誕生日、諭吉さんをプレゼントしましたら、お婆ちゃん、ありがとう、といって、ケーキを持ってきてくれました。

会うたびに娘らしくなっていく孫姫、私も年をとるはずですね。

 

 

 

野菜収穫してきました。

ブロッコリーとカリフラワーはこれが最後です。

とれたては、新鮮で、瑞瑞しくて甘いですね。

小松菜と白菜の炒め物、塩こうじパウダーをふりかけて味付けしたら素材の味が生きておいしかったです。

ニンジンとシュンギクの天プラ。

材料タダのものばかり。料理というほどのものではないが、年をとると簡単なものがいいですね。

 

 

先日、市が無料でやってくれるご長寿健康診断を受けてきました。

結果が気になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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今では、凛々しい青年、美しいレディー?

2020-12-05 14:36:34 | お茶

昨日は冷たい雨の降る朝でした。

今日は打って変わって気持ちいい太陽が顔をだしました。

朝は炬燵でのコーヒータイムです。

炬燵が一番いいです。

 

今週のお稽古は、台子での平点前です。

ここ数年お初釜でのお点前(亭主)を私がしてきましたが、来年のお初釜は生徒さんにしていただこうと思って、そのためのお稽古でした。

お軸は、

毎年12月は、「無事」です。無事に年が越せますように、無事に新年を迎えられますように。

お花は、

日向水木の照葉(といっても、今年は黄葉に紅葉する前に枯れて落ちてしまいました)、初嵐、萩の耳付き花入れに入れてみました。

手前座、

祥瑞の腰捻の皆具をだしてみました。

薄器は、甲赤棗、茶入は、瀬戸の肩衝、仕覆は富貴長命です。

炉縁を変えてみました、

遠山蒔絵の真塗です。

やはり各服点になりました。

 お福がまたまたです。前回友人から、”お福さーん、お花に負けていませんよー、勝るかどうかは疑問ですがー” (笑)

と、エールをいただきましたので、いい気になって調子に乗って。

 

シクラメンなんですが、

右が、昨年のシクラメン、左が今年のシクラメン。

 昨年。

 今年。

私の畑のお隣で野菜を作っている方が、お花屋さんで、毎年シクラメンを下さるんです。

昨年のも多少劣りますが、見事に咲きました。ブロ友さんの真似をした次第です。

 

野菜収穫してきました。

 

大根と里芋は、

炊き合わせました。田舎料理の定番です。

シュンギクは、

胡麻和えにしました。

小松菜は、

コーンとレーズンとハムとでマヨネーズ和えにしました。

大根もう一品は、

ふろふきですが、今回は柚子味噌をかけました。

というわけで、本日の、

これで夕飯なんですぅ。おにぎりは赤米と炊いてあります。

彼の方がいたら、”これじゃ力仕事は出来んぞー”でしょうね。

はいはい、これ昨日、

煮豚をスライスして唐辛子ソースをかけてあります。

”これならよござんすか”

こっちをジーッと見てます(笑)

 

 

さて本題です。

かつて、地域の小学校、〇〇〇小学校のゆとり教育で、茶道教室をしたことがあります。

必要な道具を教室に持ち込んで、大変でしたが、よい思い出になりました。

児童のみなさんが、その時の感想を寄せてくれました。

いま、こつこつと物置や、収納棚を整理しています。

目にとまりましたので、懐かしく拝見しました。

一部を紹介します。

道をおしえてくれたみなさんへ。

 特別クラブで茶道を教えてくれて本当にありがとうございました。

 私は、茶道クラブは初めてで、なにもわかっていませんでした。

 茶道をやってみて、あいさつが大事なことや、お菓子の食べ方など、

 茶道のことがが少しわかりました。お茶を飲むのは三回目だけれど、

 やっぱり少しにがかったです。 

 でもとても楽しかったです。茶道をおしえてくれてほんとうに

 ありがとうございました。    六年女子。

 

茶道を教えてくれたみなさんへ。

 今回、特別クラブで茶道をおしえてくれてありがとうございました。

 茶道をやるのは二回目で、一回目よりうまくできたのでよかったです。

 茶菓子もお茶もとてもおいしかったです。

 いろいろむずかしいところもあったけど、とてもたのしかったです。

 またやってみたいと思いました。    五年女子。

 

 ぼくは、はじめて茶道きょうしつをやりました。

 さいしょやるまえは、お茶がにがいかなーと思いましたが、

 じっさいのんでみるとへいきでした。あとお茶の前にたべたまんじゅうが

 おいしかったです。

 ありがとうございました。またきてください。   五年男子。

 

茶道教室をおしえてくれた人たちへ。

 茶道教室をおしえてくれてありがとうございました。

 ぼくは茶道教室はどのようなものかわかっていませんでした。

 でもやってみたらすごく楽しいものだと思いました。

 お茶のにがさもけっこうわかりました。

 また教えてください。   四年男子。

 

茶道を教えてくれた皆さんへ。

 この前は茶道を教えてくれてありがとうございました。

 私は、茶道をやったのは初めてだったけれどおちゃをうまくたてられて

 とてもうれしかったです。おまんじゅうが甘くてお茶が苦かったのでとても

 おいしく感じられました。

 最初に先生の見本を見た時とてもすごいなと思いました。

 今度また茶道時があったらまたやりたいと思います。

 茶道を教えていただいて本当にありがとうございました。

              六年女子

 

 私は、茶道を見たことはあるけど、実際に体験したことはなかったので、

 茶道やるとき、とてもドキドキしていました。茶道は思った以上に

 楽しかったです。         

 ありがとうございました。      六年女子

 

茶道を教えてくれた先生方へ。

 土よう日いそがしいときに、学校のとくべつクラブに来てくださり、

 ありがとうございました。お茶はにがかったけどとても楽しかったです。

 また機会があったらやってみたいです。わがしおいしかった!

                    四年女子

 

 ぼくは、茶道がはじめてだったので、どうやればわかりませんでした。

   でも茶道で、せいざがいちばんきつく、とても足がしびれて、お茶もにがくて

 でもおかしはあまくてとてもおいしかったです。ありがとうございました。

                 四年男子

 

まだまだいろいろな感想を寄せてくれました。

因みにお菓子は、酒まんじゅうを持参しました。

 

今では、22,23歳くらいになられていると思います。

礼儀正しい青年に、マナーを守る美しい女性になってくれているといいです。

 

この話をいただいた時、はてさてどのようにしたらよいものか、教室は畳ではなく床ですし、多分皆さん初めてのことだと思いますし、小学生ですし、どのようなことを教え、どのようなお道具を持っていこうか、大変でしたが、私自身も楽しませていただき、私も教わることがありました。

教える、ということは難しいですね。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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