お福さんの日記

徒然なるままに、風の吹くまま気の向くまま、茶の湯、庭に咲く花、野菜作りなど、日常の出来事を綴ってみました。

今年最後のおけいこでした。

2022-12-26 10:07:37 | お茶

今年最後のお稽古です。

例年通りクリスマスバージョンでした。

手前座、

今年もクリスマスリーフのお水指とお棗。誰ヶ袖を設えてみました。

炉縁、

唐松蒔絵の炉縁と阿弥陀堂釜。

赤々と熾る炭。

使ったお道具も毎年同じなので今年は省きます。

お菓子はロールケーキとトスカケーキを焼きました。

ロールケーキに干し柿をいれてみましたら、初めてでしたがおいしかったです。

あまったトスカケーキもロールケーキも生徒さんにお持ち帰りいただきました。

で、もう一つ同じなのが、

「今年」

ロールケーキを前にお福ですが、

「昨年」

お着物も帯も全く同じ。ただ一つ帯締めが違うだけ(笑)

今年はシワが多くなったかな。

お床は、

~さくらちる 木の下風はさむからで そらにしられる 雪ぞふりける~ 紀 貫之。

これ、 宇治拾遺集でしたっけ。教えてください。

お花は、

南天を曽呂利花入れ、曽呂利盆にのせて。

 

 

お福のイブもささやかに、

これね、以前にもUPしましたが、山桃酒です。これでも2倍に薄めてあります。きれいな色でしょ。お庭に山桃がありましたら

どうぞ山桃酒をお作りになってくださいませ。飲み口良くておいしいですよ。

ちっちゃなシホンケーキ作って周りにクリームをぬりつけてね。後はトスカケーキとお馴染みの鶏肉を揚げてホウレンソウのソテー。鶏団子のスープ。お一人様はこんなもんですね。

で、いつものツリー、

TVの前に(TVつけたままです)

お隣の飾りは、

ガチャガチャでゲットした戦国時代の茶道具です。一番前は蘭奢待(香木)、面白いでしょ。

 

今年もいただきました、今日庵からの招待状、

伺わせていただこうと思っています。

あっ、そう、これ、

冬至の日のお福の夕食。

カボチャはちゃんと炊きましたよ。これで風邪ひかなくて済みますね(笑)

勿論お風呂はゆず湯でした。

 

今年も押しつまりました。

この時季でしたが、昨日、師走茶会に行ってまいりました。場所は大和市にある慈禄庵でした。

長くなるので、次回UPしたいと思います。

28日にはお餅つきです。

年中行事のひとつですが頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ズボラするための仕事、第三弾。

2022-12-20 09:19:49 | 日常の出来事

今週のお稽古は、貴人点と貴人清次でしたが、写真はすっかり撮り忘れましたので、画像がありません。

なので、点前の説明をします。

貴人点は、高貴な方にお茶を差し上げる場合の点前作法です。したがって、最浄のものを用いる構えで、取り合わせに心します。

本来は、初めて使う点前道具で、新しくあつらえたものを用いますが、現在では、特にそこにこだわることはありません。

濃茶薄茶とも一人一碗が約束で、菓子器は高坏、或いは足つきの縁高を用い、これも一人ひとつづつとします。この点前では、半東(給仕約)が踏み込み畳に座って両手をついて控え、茶碗や拝見の道具を取り次ぎます。

貴人清次というのは、貴人に随伴のあった場合、貴人並びにお供にも茶を点てる点前作法です。

貴人を清、お供を次と呼びます。貴人点と同様に、貴人に差し上げる時の道具は本来は、清浄第一を心得として新しいものを選びますが、現在では特にそこにこだわることはありません。

                             裏千家教則より

 

ズボラになるための仕事第三弾。

コーンスープです。朝食のトーストには、やっぱりスープが付き物です。

こちらは、パンプキンポタージュ。

肉ジャガ。

どんだけズボラしたいんだか~~~。

 

今年も懲りもせず、大根抜いて洗い、数週間干し、

沢庵漬けをしたんです。若い方はあまり食べないようですが、というより、長い間漬け込むお漬物はやらなくなったようです。サラダ感覚のお漬物やお漬物の元がいろいろ市販されているようですので、こういったものがよいようですね。

お茶事では最後にお漬物が出されますが、沢庵は常時鉢に盛られますので、これからもずっと沢庵漬けは続くでしょうね。

 

うれしいいただき物です、

リンゴです。一個が大きい!お福が買うのはいつも中くらいのものばかり。

ありがとうございます。

それから、

笹かまぼこもいただきました。おいしくいただきました。

 

寒くなりました。今朝は氷点下になりました。

先だって蒔いておいたほうれんそうや小松菜、小かぶなどを見に畑に行ってきました、

よく発芽していました。が、寒いためいつ頃収穫できるかわかりません。寒いと成長わるいですものね。

そのかわり、大根は一段と甘さを増し、ホウレンソウも甘くおいしくなります。

大根とホウレンソウを収穫してきて、大根は煮物に、ホウレンソウは胡麻和えにしましたよ。

 

”正月にやってはいけないこと”

こんなこと聞いたことありますか。

お福が嫁いできた年の初めてのお正月に、義母から言われたことです。

掃除をしてはいけない、洗濯をしてはいけない、入浴をしてはいけない、お賽銭以外のお金を使ってはいけない、台所には女は入ってはいけない男がはいるべし、等々。

お福はしおらしくしばらく守っていましたが、現実なかなかそうもいかないことですよね。

ある日、こんなことが書かれたものを発見しました。

※ 掃除をしてはいけない。

   お正月は、掃除をしてはいけないといわれています。そもそも年末に大掃除をする

   のは、年神様をお迎えするためであり、お正月に掃除をすることで、折角来て

   いただいた年神様を追い出してしまうことになるとされています。

※ 水仕事をしてはいけない。

   お正月は水仕事もしてはいけないことだといわれています。

   水仕事をすることで年神様を洗い流してしまうことがその理由とされています。

   ただし、正月三が日でも洗い物や洗濯などの水仕事をしないのは現実的に難しい

   ため、一説によればお正月の午後からは水仕事をおこなってもよいとされています。

※ 火をつかってはいけない。

   お正月に火を使うと、年神様を怒らせてしまうといわれています。また、包丁を使っ

   て料理することでも「良縁を切ること」や「刃物でお正月に怪我をすること」に

   つながるともいわれています。

※ お賽銭以外のお金を使わない。

   お正月にお金を使うと、その一年浪費してしまうといわれています。

   初売りなどのセールはありますが、「今年は倹約したい」と考えている方は、

   お正月三が日はお賽銭以外のお金を使わないように意識をするとよいかもしれま

   せん。

以上です。

まあ昔から言い伝えられてきたことなんでしょうね。現代にも通ずることもあり、通じないこともありですね。自分の都合のいいように考えましょうかね(笑)

 

ほんとに寒くなりました。

ストーブの上には、煮物とお芋が乗かっています。

庭も殺風景、淋しくなりました。山は眠る、状態です。本格的な冬に突入です。

皆さま、風邪などにはお気をつけてくださいませ。

 

 

 

 

 

 

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冬眠中、ズボラになるための仕事。

2022-12-10 14:11:03 | 日記

今週のお稽古は、先週の炉開きの時のお道具そのままに、復習をしました。

12月になりましたので、お床の掛物、お花は変えました。

 今年も無事に年を越せますように。無事に新年を迎えられますように。

 尊式花入れに、日本水仙と胡蝶侘助。

あっ、そう、この花入れを尊式(そんしき)花入れと言うのは何故ですか、と聞かれました。

中国の銅器にこのような形の酒器があり、それを尊といいましたので、形が似ていることから、日本の茶人が尊式花入れといったそうです。

 

 

 

友人と久しぶりにお江戸へ。

本厚木の駅からこれまた久しぶりのロマンスカーで新宿へ。

 すたこら目的地に。

 あっ、ここかな。

 目的地に到着。

 HYATT REGENCYのロビー。

本日はここでもう一人の友人と待ち合わせ。

 二人の娘とお母さんみたーい。何年ぶりかしら。懐かしさでいっぱい。

 真剣な顔して物色中。

 で、こんなものをゲット。

 このお飲み物が面白かった。

 さあ、食べるぞー。田舎の婆さん丸出し。

で、当然一か所ではおさまらず、二か所目はカフェで、ケーキと紅茶で。

ケーキが美味しくて写真撮るのも忘れる。

都庁をバックに。

しばらく公園を散歩して、埼玉にお住いの友人と別れ、もう一人の友人と二人でショッピング。

厚木では買えないものをとあれこれ物色。

美味しいものを食べてショッピング。女性には最高です。はい、婆ちゃんも見目麗しい女性ですぞ。

 

それでは本題。

またまた寒い中の食事作りをズボラしようとせっせと。

カレー8皿分冷凍。

クリームシチュー5皿分。

切り干し大根と里芋の煮ものを3パック。

大根の切り漬けを4パック。

これね、どうということのない漬物なんですが、お嫁ちゃんやお友達にすごく喜ばれるんです。

昨年もUPしましたが、

大根を(葉っぱも)刻み、

少量の塩で揉んだだけです。

液が出ますので絞り、柚子の皮を刻んで混ぜ合わせるだけ。

シンプルこの上ないんですが、さっぱり、シャキシャキ、おいしいんです。

 

 

今年も贈ってくれました、シクラメン。

毎年この時季になるとくださいます大切な知人。

お花のプレゼントは花好きのお福はほんとにうれしい限りで、こころがあたたまります。

 

 

令和4年もあと僅か。

今年もコロナに振り回されたような1年でした。

来年こそは、収束、という言葉が躍ってくれてほしいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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令和四年炉開きをしました。

2022-12-03 16:02:30 | お茶

十一月にはいると最初のお稽古日は炉開きなのですが、今月はいろいろ行事が重なり、十一月の末も末、三十日にようやく炉開きができました。

        

炉開きと言ったら、粟ぜんざいに亥の子餅ですね。

本日のお点心、

 鯛のコブ締め、ゴマ豆腐、煮物(ひりょうず、シイタケ、よもぎ生麩、八つ頭、栗渋皮煮)、紅白なます、香の物(キュウリ、こかぶのヌカ漬け、沢庵切り漬け、大根の葉の切り漬け)、それに、粟ぜんざいとかき玉汁。

すべて手作りです。前日朝からずっと台所に入り浸っていました。

 

では、生徒さんが撮ってくれた写真と共に流れ,というより説明を書いてみます。

12時席入り。

寄り付きで身支度を整えられたお客様は、待合へ。

待合で、くみ出しを召し上がり、

本日は茶筅供養をしました。

炮烙に古くなった茶筅を置き、お世話になった茶筅をお経を唱えながらお焚き上げします。

席入り。

本日のお掛物は、

 「関」南北東西活路通~なんぼくとうざいかつろにつうず~

大亀老師 筆。

              待合は、

 「明歴々」福本積応自画賛。

主、客、挨拶ののち、本日の亭主の初炭手前です。

炭斗は、炉開きではふくべが使われます。

残念ながら、初炭手前の画像がありません。写真撮りそこないました。

初炭手前の後は、お懐石膳(粟ぜんざい)が運ばれます。

お味はどうだったのか、お福は気が気ではありません。

お懐石の後は縁高で、主菓子(亥の子餅)が運ばれて、お召し上がりいただき、中立をしていただきました。

亥の子餅、

 

後座の席入り、席入りの案内は銅鑼がならされました。

濃茶のお点前、

 茶入が清められたところですね。

 茶杓が清められています。

 正客様へは黒楽茶碗(虚室 造)で練られ、連客様へは数茶碗(黄瀬戸)でねられました。本来濃茶は一碗で飲みまわされるのですが、コロナの為にお一人一碗です)

 正客が召し上がったお茶碗が亭主に返されました。

主、客全員が召し上がると、亭主は後かたずけをしますが、正客様のご所望により、茶入、茶杓、仕覆が拝見に出されました、

茶入は備前(大名物 「布袋」の写し)

茶杓は、細合喝堂作 銘「瑞雲」

仕覆は、利休緞子

ここで炉開きでのいわゆる”三べ”(三器)が出そろいました。

ふくべ、おりべ、いんべ 

ふくべは炭斗、おりべは織部焼きのハジキ香合、いんべはお茶入の伊部焼(備前をインベともいいます)。

濃茶が終わりますと、初炭でつがれた炭もながれ、次の薄茶の為に炭が直されます(後炭手前)

 

 お釜があげられました。

 釜敷きの上にのせられ、勝手付きの方に引かれます。

 お羽、(白鳥)で炉縁が清められます。

ふくべの中に組まれた後炭用の炭がつがれます。

のち、お釜にお水が足され、お釜が清められまして後炭手前が終わります。

そして最後の薄茶です、

 煙草盆、お干菓子が正客の前に運ばれました。

季節の落がん、オレンジピール。

 薄茶茶碗が運ばれ、お棚(寿棚)の天板の上の棗と薄茶碗が置き合わされました。お水指は15代亀井味楽 造。

こちらのお水指を求めた時、ちょうどお店に15代を襲名された亀井味楽氏がお出でになっていました。

確か平成13年に襲名されたと思います。

で、味楽氏とツーショット、

 お福、若い!この時味楽氏は40代、もうかれこれ60代半ばになっておられると思います。

建水(唐銅帯青海波)が運ばれ、

 お柄杓が構えられ、蓋置が出されます。

 蓋置(つぼつぼ)がだされ、お柄杓が引かれました。 

  茶筅通しが行われています。

 薄茶が点てられ、正客様がおとりになり、自席にもどられます。

 亭主、戻ったお茶碗を清め、お棗と置き合わされるところ。

 釜の湯が少し減りますので、お釜に水指の水を足しているところ。

お福も水屋の仕事、台所での後片付けをしばし中断して薄茶のお相伴に預かりました、

 おいしかったです。

 ご正客様のご所望により、お棗とお茶杓が拝見にだされ、お正客様のお尋ねにご亭主、お答えしています。

お棗は、輪島塗の住吉蒔絵の大平棗、お茶杓はごま竹、銘「閑座」海野宗秦作。

 なんかね、お福お疲れのよう。

で、すぐまた水屋へ。

すべてが終わった後の反省会の為のくだもの(柿とみかん)を準備にあたふたと。

最後に、ハイ、ポーズ。

 

今年の炉開きもつつがなく和気あいあいの元に終わりました。

お福も年齢が重なってくるとともに少々の疲れはあるものの、満足感でいっぱいでした。

流れとしてははなはだ大雑把で不完全です。悪しからず。

ブログをご覧のみなさま、これからもよろしくお願いします。

生徒の皆さん、共に精進してまいりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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