小さい声でもあげてみよう

ゲイでドクター。そんな僕の地味ぃな日常。

動揺

2007-10-29 23:00:02 | いまのこと。
働き始めた頃からずっと考えていたこと。

自分なりに答えをまとめて、

先ほど、上司に「来年は関東の○○病院での研修を考えています。
○○病院への推薦状をお願いします。」と上申したら

「何でここじゃダメなんだ?せめて東北に残る気は無いのか?」
「そういうやつはただ都会に行きたいだけだ」

と(遠まわしに)いわれました。険悪な雰囲気で(汗)

普段温厚な上司だけに動揺しました。

まあ、ごもっとです。 都会に行きたいのです。

もちろん都会に出ればうまくいく、なんて思ってない。

正直、関東の環境・仕事・生活についていけるか、自信はない。

家族になんかあったときすぐ駆けつけられる距離じゃないのも引っかかる。

でも先日のエントリにも書いたけど、
都会に出ることはゲイの俺にとってとても大きいんだよね。
ゲイの世界でもそれ以外の世界でも、もっといろんな人に出会ってみたい。

んなこと、上司に言えるわけも無いが。

それにセクシャリティの問題抜きにしても、
今のこの地域の医療体制に残る気にはなれない。

しっかりした指導体制があるところで修行したい。
日常業務は忙しくても、オフはきちんと休みたい。

これは一般的にはそれほど過剰な要求ではない、と思う。

でも、周りには指導体制に関係なく自ら行動して学び、
伸びていく人もたくさんいるし、四六時中仕事に拘束されてもその中できちんと
切り替えて自分の時間を持っている人もいる。
仕事そのものが楽しくてしょうがない、という人もいることはいる。
(どの業界でも仕事ができる人、というのうはそうなんだろうけど、
そういう人の割合は医師にはずいぶん高いような気がする。)

医師として俺は甘いのかな?

とにかく決心はしたものの、たった一言、二言の他人の発言に動揺してる。

自分の選択が正しいか、なんてわからないけど、
自分くらいは自分に大丈夫、と言ってやらないとね。