小さい声でもあげてみよう

ゲイでドクター。そんな僕の地味ぃな日常。

もう一つの楽しみ

2006-08-15 23:58:50 | いまのこと。
夏休みの前に一つ楽しみなこと。

来週、大学のときの大親友が遊びに、てか飲みに来る。

こいつの事は昔もブログに一回書いたかなあ・・・。

まあいいか。

とにかくそいつとは、不思議なほどに気が合う。

いくら話しても話しても話がなくならない。

まったく気を遣わなくていい。

ぶっちゃけ・・・

大学1,2年の頃そいつの事めちゃめちゃ好きだった。

その頃は毎日一緒に遊んで飯食って酒飲んで朝まで話した。

ぽろっと

「しゅうやが女だったらよかったのになあ」

なんて、ゲイにとったら最高にうれしくて、同時に残酷な言葉をもらったり。

二人でブッつぶれるまで飲んで、同じ布団で寝てたこともあったなあ。

すげーうれしくて、ドキドキした。

でもやっぱり、どんなものにも終わり、って物があって。

いつものように二人で飲んでたら、そいつに電話が掛かってきて

そそくさと部屋の外に出て行った。で、部屋に戻ってきて開口一番

「俺、彼女できちゃったよ・・・」

「おー!!まじか!やったなー!すぐ会いに行ってやれよ!」

俺はそんなこと言ったような気がする。でも、よく覚えてない。

頭、ぶん殴られたみたいにぐるぐるしてなんも考えられなかった。

それで、そそくさと自分のうちに逃げ帰ったっけ。

不思議と涙は出なかった。ただ、魂が抜けたみたいに空っぽになった感じ。

それから、どうしてもそいつと昔みたいに話せなくなった。

「飯食いに行こう」って言えなくなった。二人で遊ぶこともなくなった。

俺は部活に打ち込んでそいつがいなくなった穴を必死に埋めようとした。

そんな状態が1年か2年か続いた。

でも幸か不幸か医学部は狭い。嫌でも顔を合わせる。

そんな環境と時間ってものが俺の気持ちを変えてくれて、

彼女がいようがいまいが、俺はこいつの事が大好きで、

こいつが幸せで笑っていられるならそれでいいじゃないか、

って思えるようになってきた。

そう思えると不思議なもので、またそいつと昔のように話せるようになってきた。

もちろん、そいつは彼女と続いていたから毎日、

って訳には行かなかったけど、事ある毎にまたイロイロ話して飲むようになった。

卒業旅行も一緒に行った。

働き出してからもどちらからともなく電話をして

お互いの仕事の愚痴とか将来の話をしたり。

ある意味「センセイ」以上に彼氏っぽいかもしれない。

俺が仮に誰かにカムアウトするとしたら、こいつが一番初めかもしれない。

まあ、しなくても全然問題ないのかもしれないけど。

そいつが夏休みってことで「遊びにいっていいか?」と。

こいつが自分のために時間を割いてやってきてくれるのが

たまらなくうれしい。

たった一晩、俺の仕事が終わってからの短い時間だけど、

美味い酒が飲めますように!