小さい声でもあげてみよう

ゲイでドクター。そんな僕の地味ぃな日常。

そして、言ってみた。

2006-03-14 12:18:49 | いまのこと。
夜、布団で先生に意を決して言ってみた。

「来月になって離れても、出来るところまで俺と付き合ってもらえませんか」

と。文字にするとたったこれだけだけど、実際に言うのに
どれだけ苦労したことか・・・。声が少し震えた。

先生は返事をくれなかった。しばらく沈黙して、ただ、

「前の彼氏とはこっちに引っ越すから別れたんだ・・・」

とだけいって

「もう寝よ。」

と寝てしまった。

やっぱ、ムリなのかなあ・・・。

確かに、仮に遠恋しても先は楽じゃない。

休暇を含めた時間面や金銭面でいっても気軽に会える距離じゃない。
ヘタすると1年に1回会えるかどうか。
2年後になれば、僕がある程度ムリをすれば先生のいる所に
転勤することは不可能では無いけど、
先生は自分にあわせて僕が将来を選択するのを嫌がっていたし、
会えないまま2年もいたらお互いの気持ちの保障はどこにも無い。
で、追いかけていったとして、その先は?
またどちらかが転勤になる可能性もとても高い。

と考えると。

先生が別れたい、とまでは思っていなくても、僕の言葉に
軽々しく「付き合い続けよう」とも答えられないんじゃないかな、とも思う。
先生は自分の存在が僕を縛る事も嫌がったいたし。

まあ、初めから先生のほうは3月までの付き合い、って割り切っていて
ただ、言いにくいから言葉を濁しただけかもしれないけど。
もともと、他人に対して(もしかすると自分自身にも)恐ろしく執着の無い人だし。

ここまでぐだぐだ考えてみたけど、結局のところ、なるようにしかならないんだろうね。
続くのなら、どんなキツくても続くだろうし、ダメなら隣にいたってダメだろうし。

とにかく、この話はもう僕から先生にはしない事にしました。
これ以上言っても、たぶん先生も自分も追い詰めるだけだ。

僕と先生の関係性

2006-03-14 11:46:04 | いまのこと。
昨日は飯食いつつ先生とお互いの事をいろいろ評しあった。
先生の発言から見た二人の関係、ってどんなもんだろう。
今までに書いてきた事に重なることもあるけど、もっかい考えてみよう。

「周也君見てると昔の俺が悩んで通ってきた道を今、君が通ってる最中なんだな
、ってわかる。君もいつか、年下の人を見たときに俺と同じように感じると思うよ」

って。そんなものだろうか。
今の俺、いっぱいいっぱいで、何かにおびえてて、先も見えなくて。
そんな自分を懐かしめる日が本当にくるだろうか?
それより、激しく価値観の違う先生が僕と同じ道をたどってきた、
というのが驚きとういか信じられないというか。

「見栄っ張りのくせに、小心者。反動で時に強気」
「気ぃ遣いなのに、わがままで気分屋」
「ちょっと精神、病んでるかも」

もう、言われたい放題。でも、なまじ当たってるから反論の余地も無く。
この半年間で僕は「僕」という人間を出来る限り、先生にはぶつけてきた、つもりだ。
そして今、先生にこんな風に言ってもらえるというのは、とりもなおさず、先生がちゃんと僕の事を見ていてくれた、ということの表れなのかもしれない。

「完全に年下!って感じるから付き合いやすい」

それは、僕も先生を完全に年上!と思って付き合ってるので当たり前かも。
前に書いたような気がするけど、僕は先生に対して「この人には勝てねぇな・・・」と早々に感じたので基本的に完全服従。腹を出して尻尾を振ってる犬みたいなもの。
でも、僕は逆にそれを武器にしている部分もあるというか。
「こんなに慕って尻尾振ってる相手を邪険に出来るか?!出来ないだろう!」
みたいな。相手の良心の呵責に漬け込んでるっつーか。俺ってたち悪いな(苦笑)
ちなみにこの作戦は実際、ある程度は効果あったようで。
「周也君を邪険に扱うとあとでちょっと自己嫌悪気味になる」
ともらしていたのを聞いた事がある(笑)

こうして振り返ってみると、ここまでの半年、長いのか短いのかは
わからないけど、それなりにお互いの時間を重ねてきたんだな、
ということだけは自信を持っていいんじゃないか、という気がしてきたのでした。