あまくさ人のひとりごち

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第1561回 原発事故は神の仕業だと思えば腹も立たない? 

2011-05-20 21:01:21 | 政治・経済

福島原発事故は「神の仕業」=東電の責任否定―与謝野経財相 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 与謝野馨経済財政担当相は20日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故は「神様の仕業としか説明できない」と述べた。同原発の津波対策に関しても「人間としては最高の知恵を働かせたと思っている」と語り、東電に事故の賠償責任を負わせるのは不当だとの考えを重ねて強調した。
 今回の原発事故をめぐっては、安全対策の不備や人災だとの指摘が国内外から出ている。「最高の人知」や「神による異常な自然現象」という論理で東電を徹底擁護する主張には、「原発は安全」と説明されてきた地元住民らからも批判が出そうだ。
 


「天災」という落語がある。
何かにつけてすぐ怒る男に、ご隠居さんから紹介された学者の先生が知恵を授ける。


「お前さん、野原を歩いているときに、急に雨が降ってきたらどうする」
「大きな木を見つけて雨宿りをするさ」
「ところが行けども行けども木は一本もなかったとしたら、そのときは雨を降らした天に怒鳴りこむかね」
「相手が天じゃしかたがない。あきらめるよ」
「そうだろう。○○さんが何かをしたと思うから腹が立つのだ。天がしたと思えば腹も立たないだろう? 
これを天災というのだ。天災だと思えば腹も立たないですむ」 


・・・原発事故は東電が起こしたと思うから腹が立つのだ。
天が起こしたと思えば腹も立たないだろう?
これを「神の仕業」というのだ。神の仕業だと思えば腹も立たないですむ。


そう言いたいのかな、財務大臣殿は。
みんなにそう思わせて、「だから国民の皆様で痛みを分かち合おうよただし東電は除く」
的な論理で、持論だった
消費税増税
をもくろむつもりだろうか。


ところで、さきの「天災」のオチはこうなっている。


隣人が前の妻とトラブルになったのを聞いた主人公は、隣人に「天災」理論を説いて聞かせる。


「前の女房が乗り込んできたと思うから腹が立つのだ。
天災が乗り込んできたと思えば腹も立たないだろう?」
「いや、俺のところに来たのは『先妻』だ」


財務大臣殿が皆に説く。

東電が原発事故を起こしたと思うから腹が立つのだ。
天災だと思えば腹も立たないだろう?
いや、今遭っているのは「菅災」だ。




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