「寄せ集め軍団」倉吉総合産、0―100で完敗…全国高校ラグビー
2012年12月29日(土)08:10(スポーツ報知)
◆全国高校ラグビー第2日 ▽1回戦 西陵100―0倉吉総合産(28日・花園ラグビー場) 1回戦11試合が行われ、日本航空石川(石川)が、トンガ人NO8フィシプナ・トゥイアキ(2年)の98メートル独走トライなどで貞光工(徳島)に36―12で快勝した。今夏に部員が8人しかおらず、助っ人10人が加入して花園切符をつかんだ倉吉総合産(鳥取)は、西陵(愛知)に0―100と完敗。関東勢では、東京(東京第2)が三島(愛媛)を43―5で初戦突破。創部106年目で今大会唯一の初出場校の太田(群馬)は、光泉(滋賀)に8―36で敗れた。
鳥取の「寄せ集め軍団」が壮絶に散った。倉吉総合産は、試合開始早々の前半1分に先制のトライを奪われると終始、劣勢に立たされた。16トライ、10ゴール、今大会初の100点ゲームで敗戦。それでも、主将のSO山下寛人は開口一番、「楽しかったです」と胸を張った。
部存続の窮地から、たどり着いた聖地だった。夏までの在籍部員は8人だけ。引退を迎えた他部の友達に、主将が助けを求めた。野球部の5人を始め、サッカー部2人、カヌー部、バスケ部、卓球部から1人ずつの計10人が加入した。野球部のエースだったフッカー岡崎直也は、「野球部の夏の大会の2回戦で、自打球で降板して負けた。悔しさがあって、少しでもその悔しさを晴らせたらと思って入った」。急造チームで5校が参加(10度の全国出場を誇るライバル倉吉東は部員不足で不戦敗)した県予選を突破した。
「負けた瞬間は悔しかったけど、やり切った。ここまで来られて良かったです」。サッカー部でFWだったFB寺田祐樹もすがすがしく言った。今後の最大の懸念は、来季の部員数。3年生13人が抜け、残るのは1、2年生5人。岩野竜二監督(39)も「花園よりも、部をつなげていくこと」と頭を悩ませていた。
1998年・青森県大会。
伝説の深浦-東奥義塾戦を思い出す。
高校野球の地方大会がスポーツ紙の一面を飾るという、
おそらく当時としては前代未聞の歴史的試合。
7回コールド・122対0。
このことについては、いろんな人がいろんなところで書いているから
このぐらいにしますが、
それにしても、倉吉総合産。
寄せ集めながらも、よく頑張った。
勝てるとは思わなかったかもしれないが、
それでも、最後までめげずによくやった。
胸張って鳥取に帰れ。
誤解のないように言っておく。
倉吉総合産は弱いから負けたのではない。
部員がいないから負けたのだ。
記事にもあるとおり、10度の花園出場を誇る倉吉東さえ、
部員不足で不戦敗したのだ。
野球やサッカーと比べ、残念ながらラグビーはメジャーなスポーツとは言いがたい。
くまもとでも部員不足のために、連合チームを組んでいるところが目につく。
鳥取でもそうしたかったんだろうね。
だけど、絶対数が少ないものだから、
連合チームを作ると、地区大会で相手がいなくなる恐れが出てくる。
つまり、連合チーム=鳥取県チームになってしまうのだ。
こりゃまずい。
ろくすっぽ実戦経験を積んでいない県代表なんてあるものか。
そう判断して、こんな寄せ集めになったのだと思う。
だから、もう一度言う。
弱いから負けたのではない。
部員がいないから負けたのだ。
日本全国から部員をかき集めて、
その結果部員が有り余って、
何チームも最強チームを作れるほどの名門校には、
この無念さはわからないだろうな。
2012年12月29日(土)08:10(スポーツ報知)
◆全国高校ラグビー第2日 ▽1回戦 西陵100―0倉吉総合産(28日・花園ラグビー場) 1回戦11試合が行われ、日本航空石川(石川)が、トンガ人NO8フィシプナ・トゥイアキ(2年)の98メートル独走トライなどで貞光工(徳島)に36―12で快勝した。今夏に部員が8人しかおらず、助っ人10人が加入して花園切符をつかんだ倉吉総合産(鳥取)は、西陵(愛知)に0―100と完敗。関東勢では、東京(東京第2)が三島(愛媛)を43―5で初戦突破。創部106年目で今大会唯一の初出場校の太田(群馬)は、光泉(滋賀)に8―36で敗れた。
鳥取の「寄せ集め軍団」が壮絶に散った。倉吉総合産は、試合開始早々の前半1分に先制のトライを奪われると終始、劣勢に立たされた。16トライ、10ゴール、今大会初の100点ゲームで敗戦。それでも、主将のSO山下寛人は開口一番、「楽しかったです」と胸を張った。
部存続の窮地から、たどり着いた聖地だった。夏までの在籍部員は8人だけ。引退を迎えた他部の友達に、主将が助けを求めた。野球部の5人を始め、サッカー部2人、カヌー部、バスケ部、卓球部から1人ずつの計10人が加入した。野球部のエースだったフッカー岡崎直也は、「野球部の夏の大会の2回戦で、自打球で降板して負けた。悔しさがあって、少しでもその悔しさを晴らせたらと思って入った」。急造チームで5校が参加(10度の全国出場を誇るライバル倉吉東は部員不足で不戦敗)した県予選を突破した。
「負けた瞬間は悔しかったけど、やり切った。ここまで来られて良かったです」。サッカー部でFWだったFB寺田祐樹もすがすがしく言った。今後の最大の懸念は、来季の部員数。3年生13人が抜け、残るのは1、2年生5人。岩野竜二監督(39)も「花園よりも、部をつなげていくこと」と頭を悩ませていた。
1998年・青森県大会。
伝説の深浦-東奥義塾戦を思い出す。
高校野球の地方大会がスポーツ紙の一面を飾るという、
おそらく当時としては前代未聞の歴史的試合。
7回コールド・122対0。
このことについては、いろんな人がいろんなところで書いているから
このぐらいにしますが、
それにしても、倉吉総合産。
寄せ集めながらも、よく頑張った。
勝てるとは思わなかったかもしれないが、
それでも、最後までめげずによくやった。
胸張って鳥取に帰れ。
誤解のないように言っておく。
倉吉総合産は弱いから負けたのではない。
部員がいないから負けたのだ。
記事にもあるとおり、10度の花園出場を誇る倉吉東さえ、
部員不足で不戦敗したのだ。
野球やサッカーと比べ、残念ながらラグビーはメジャーなスポーツとは言いがたい。
くまもとでも部員不足のために、連合チームを組んでいるところが目につく。
鳥取でもそうしたかったんだろうね。
だけど、絶対数が少ないものだから、
連合チームを作ると、地区大会で相手がいなくなる恐れが出てくる。
つまり、連合チーム=鳥取県チームになってしまうのだ。
こりゃまずい。
ろくすっぽ実戦経験を積んでいない県代表なんてあるものか。
そう判断して、こんな寄せ集めになったのだと思う。
だから、もう一度言う。
弱いから負けたのではない。
部員がいないから負けたのだ。
日本全国から部員をかき集めて、
その結果部員が有り余って、
何チームも最強チームを作れるほどの名門校には、
この無念さはわからないだろうな。
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