逝きし世の面影

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なるほど!そうだった!!核兵器専用のもんじゅ。米軍は日本を守らない。

2016年10月04日 | 軍事、外交
大臣席で答弁に詰まり思わず涙ぐむ稲田朋美防衛大臣の無残。前任者の自衛隊上がりの中谷元も新旧防衛大臣の事務引き継ぎの記者会見中に場違いにも涙ぐみ、右翼マスコミの代表格の産経新聞に『号泣した』と悪意ある報道をされている



『高速増殖炉もんじゅの破たんの怪 』2016/10/3(月) 大槻義彦の叫び、カラ騒ぎ  科学に限らず何でも叫ぶぞ

高速増殖炉もんじゅが破たんした。
1兆円もつぎ込んだ核燃料サイクルの破たんの意味は大きい。何故こんな壮大な無駄遣いをやらかしたのか?
友人の槌田敦は、もんじゅは軍事用プルトニウムを生産する目的で作られた軍事目的の原子炉であるとしている。
槌田の主張によれば、もんじゅは建前ではウランの有効利用を謳っているが、高速増殖炉はプルトニウムを2倍にするのに理論上で90年かかる。
また、使用済みの燃料に残るプルトニウムの90%は炉心にあるが、炉心のプルトニウムを完全に再処理する技術は世界になく、さらには高速増殖炉の
燃焼の激しさから、さまざまな貴金属ができてしまい、それらがプルトニウムと混ざり合って硝酸に溶けないことから再処理は不可能で、90%のプルトニウムは廃棄しなければならないことから意味がないとしている。
もんじゅの真の目的は、高速増殖炉を使うことで純度が高く(98%)再処理が簡単な軍事用のプルトニウムがブランケットにわずかにでもでき、これを軍事利用すること。。。と断じている。

『核兵器の機微技術の確保が目的だった日本の原発の存在意義』

世界に冠たる地震多発地帯の日本列島に54基もの危険な原発をばらまいた歴代自民党政府ですが、原発の意味とは余禄として発電も出来るが本当の目的は核兵器の機微技術の確保が目的だったと、日本では唯一の軍事オタク石破茂が喝破した。
今回の槌田敦が理路整然と『高速増殖炉もんじゅとは、軍事用の高品質のプルトニウムの確保目的だった』との説明と同じで、なるほど。そうだった。
2011年間8月、福島第一原発の原子炉が4基同時の暴走する、未曾有のレベル7の核事故の発生を見た自民党政調会長で元防衛大臣の石破茂は、それでも自民党が『脱原発』に反対する理由として、、原発を持つことは一年以内に核兵器を開発できるという核の機微技術の確保による『抑止力』を意味するとの、長年日本の政権党だった自民党の恐るべき内幕を正直に説明している。
この『機微技術』とは(剣道の寸止めのようなもので)、武器、あるいは、民生品であっても大量破壊兵器などに転用できる国家(国際)安全保障に甚大な影響を与え得る物に関する技術のこと。石破さんは、政治家としては問題だが人間として何とも正直である。
核の機微技術は、原発事業とセットで、ウラン濃縮から使用済核燃料処理など核サイクルシステムの関連技術体系は米英仏ロ中など核保有国以外では世界中で唯一日本国だけが全てを保有する特別な存在。



『日本防衛の義務が無いアメリカ』

元外務省国際情報局長(日本版CIA)や防衛大学校教官などを歴任した孫埼享ですが、日米安保条約に関してアメリカ軍には日本防衛の義務が無いことを度々指摘している。
安保条約の条文を厳しめに読めば、日本防衛の義務は第一義的に日本国自身の自主防衛であり、日本が他国に武力侵攻され危機に陥った緊急事態の場合でもアメリカには何の責任も義務もなく『米議会に相談する』と書いてあるだけなのです。議会が賛成すれば日本を助けることも有るが、賛成しなければ何もしない。当たり前ですがアメリカは自分の国益を優先し、議員は有権者の利益に関心がある。国益に反して何かを期待する方が無理がある。
今回防衛大臣に新しく就任したネットウヨのアイドル稲田朋美ですが、過去に『米軍は日本を守らない』と孫埼享と同じ発言をしていた事実を突き付けられて答弁に窮している。『原発は核兵器の機微技術の確保が目的』と語った石破さんと同じで、『米軍は日本を守らない』真実を語った稲田朋美ですが、保守政治家としては問題だが人間として何とも正直である。
9月30日の衆院予算委員会で辻元清美議員から8月15日の全国戦没者追悼式に肝心の稲田防衛相が欠席したことを追及されて大臣席で思わず涙ぐむ失態を演じている。(8月13日から16日にアフリカのジブチを訪問したためだが、その緊急性は大いに疑問)

『ネオコン系シンクタンクで元気に講演する(体調不良のはずの)稲田朋美の恥ずかしい真っ赤な嘘』

その場その場で適当に発言を変える三百代言と批判される稲田朋美防衛相は9月17日から南スーダンを訪問することになっていたが、直前の15日に体調不良を理由に訪問中止を発表している。(稲田は、抗マラリア薬服用の副作用によるアレルギー症状を発症したという)
ところが防衛省の中止発表当日の15日に羽田からアメリカに出発。その日のうちにCIAとも緊密な関係しているネオコン系のシンクタンクCSISで元気に講演していたのですから、口先三寸の嘘八百にしても酷すぎる。
(体調不良でアフリカ行を断念したはずの稲田防衛相が、即座にアメリカに出発して元気イッパイで嬉しそうに講演している姿はCSIS提供の公式サイトの映像で明らかだが、野党が誰も追及しないのは不思議である)

『アフリカは嫌だがアメリカは大好きな日本のネトウヨ政治家の無残』

アフリカの南スーダンは日本国の防衛相としての公式訪問だったが、対して同じ日付で行われたアメリカでのネオコン系のシンクタンクCSISでの講演は私的な訪問に過ぎない。これは地方議員によるカラ出張以上に問題がある。(発覚すれば即辞任は免れないであろう)
ジャパン・ハンドラーとして有名なマイケル・グリーンが司会するCSISで元気に講演した稲田朋美は日本国の防衛大臣の肩書でアメリカ海軍の航行の自由作戦で日米両国が共同で巡航訓練を南シナ海で実行すると語っているが、丸っきりアメリカのパシリそのもの。
米国のCSIS(米戦略国際問題研究所)は1962年に設立されたネオコン系民間シンクタンクでアーミテージ元国務次官などの、いわゆるジャパン・ハンドラーの牙城で、日本の郵政民営化などを推進した真犯人でもある。

『ネオコン系シンクタンクCSISで2年間もジャパン・ハンドラーの技術を学んだ小泉進次郎』

英語のハンドラーの本当の意味は家畜などの調教や訓練を指しているが、2013年2月日米首脳会談のためにワシントンを訪れた安倍総理ですが真っ先にジャパン・ハンドラーの代表格のCSISで講演しているし、小泉 純一郎元首相の息子の小泉進次郎はCIAエージェントのコロンビア大学ジェラルド・カーティス教授の推薦で2年間在籍していた。
一時ネット空間では民新党代表選挙に関連して台湾生まれの父親を持った蓮舫氏の二重国籍疑惑が大問題とされいたが日本人の二重国籍者の総数は正確な統計が無いので不明だが少なくとも50万人から100万人だと言われている。ノーベル賞の受賞者でも渡米してアメリカ国籍を得た人は何人もいるのですから、一度でも海外に渡航すれば日本国籍を剥奪するとの江戸時代の発想でもない限り二重国籍はたいした問題ではない。
ところが、、もしも小泉進次郎のようなアメリカのパシリが将来日本の首相になる方は日本の国益にとって余程大問題である。
自民党一の人気者というか『客寄せパンダ』で巷では将来の党総裁『首相』候補ナンバーワンの小泉進次郎が、実はCIAに近いネオコン系のシンクタンクCSISに2年も籍を置いていたことをマスコミが積極的に取り上げないのも不思議である。



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