もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

二次創作@オジサマ専科 Vol.2 Memories BLver(22)

2012-07-23 23:54:23 | 腐女子の御伴
オジサマ専科 Vol.2 Memories母の手帳の設定を超改変してあります。なのでネタバレも含まれております。BOYSLOVEテイストにしてお届けなので、実際の商品とは一切何も関係ありません。もぐ菜は古川透CV:中田譲治しゃん推しなのでよろ。それと古川透氏は黒髪サラサラ和装で物静かな優しいアーカード様をイメージしてねんVv




         曇りのち??(22)




藤宮がとうとう古川の住居に引っ越しをして来た。そんなに荷物はないと思って居たが、何だかんだと荷物はあった。

古川の自宅から藤宮が勤めている会社は近く交通機関は使うが30分もあれば着く。

二人での新生活が始まった。




毎日がゆったりとし、穏やかである。都内の一等地であるのに閑静(かんせい)な住宅街で、住居の庭と言うよりも邸宅の庭園なので季節を感じる毎日。



そんなある土曜の昼下がりの事だった。

昼寝をしょうと思い藤宮は古川を探した。屋敷は部屋が多く広いので、藤宮は古川を呼んだ。一階には居なかったので、二階の書斎へ。

書斎の扉をノックした。少し待っても古川からの、返事がないので藤宮は書斎に入室した。書斎は書棚で仕切られ書物特有の紙が湿気た匂いがした。どの書棚にはみっしりと本が納まっており、洋書もあり古川の勤勉さを伺(うかが)える。

書斎は洋室で書斎机の椅子(いす)に座って古川は眠った居た。書斎机には辞書や参考文献書やノートが開かれてあった。

いつもなら気づくはずの、古川が眠って居る。ここ数日は新作の着物の柄を考えており、夜遅くまで調べ物をして居た。

古川の呉服店ではペット用の着物とカスタムドールの着物の販売とレンタルをして居る。大変人気があり毎年新作を発表していた。

呉服店の主要は人間が着る着物であるが、年々の需要は高まり大きい。海外からも大変要望があり、海外でのプレゼンテーションもする程である。

コスプレでは当たり前の着物とドレスが融合した衣裳も人気がある。一人で着やすく通常の着物からすると着付けの道具も必要なく着付崩れない自宅で洗濯しやすくそれでいて可愛い物を。

始めは七五三向け商品だったが、大人も着たいとの要望に応えた。七五三で母と娘でお揃いのドレス着物での記念撮影の反響が良かった。

古川は日々多忙(たぼう)である。



書斎机に宛名書き用の筆が4、5本筆入れにあったので藤宮は筆を1本手に取り…… 古川の鼻先を触れないタッチで擽(くすぐ)ると。


古川はむず痒(かゆ)げに身じろぐと目覚めた。

「悠紀?!」

目覚めたら目の前に真剣な顔して筆を手に持ち屈み込み、鼻先を擽(くすぐ)って居る藤宮に古川は驚いた。

「あっ、」

古川の反応は素早く藤宮の腰をグイッと、両腕で抱き込むと自分の膝下に座らせた。

「君は、イタズラっ子だ。」

古川は特に怒る訳でもなく、穏やかに笑う。

「透さん、さすがに早いです。」

古川は眠いらしく藤宮を抱きしめたまま。

「透さん、眠いなら一緒にお昼寝しょうよ。」

藤宮が手に持って居た筆を、古川が手に取った。そして、その筆で古川は藤宮の鼻先を擽(くすぐ)った。

藤宮は筆を払い除けようとしたが、古川は上手にかわした。

気づくと藤宮はガッチリと背後から古川に両腕で身体を、拘束されて居て身動きがとれない。
脇腹の辺りが一瞬冷やっとしたと思ったら、古川の手の平だった。下着とTシャツをまくし立てられて、藤宮の胸が曝(さら)されてた。

「形勢逆転だな。」

古川はニコリと笑った。





曇りのち??(23)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。